特選ＡＶレビュー『管野しずかの絶対的瞬間恋愛トランス Make love，not fuck (MotheRs）』

管野しずかが集中力を爆発させて魅せる、「心と心の繋がった愛のあるSEX」。ベテラン男優・佐川銀次を相手にネッチリと絡み合い、やがてケモノと化してぶつかり合い、恋に落ちた瞳で昇り詰めていく。菅野しずかならではの濃密さが醸す、その独特のエロティシズムは天井知らず――。
――セックスはショーじゃない。愛あるセックスが何より気持ちいいのよ。

清楚な美形なのにハードなプレイもガンガンこなす人気女優・菅野しずかが、AVのショー的なセックスじゃない、愛のあるセックスを見せてくれるという1本。
AVのカメラが回っている前で男優とやる「愛あるセックス」ってのもなんだか妙な気がしますが、菅野しずかくらいガチな女優さんになると、その瞬間だけ本気で恋愛してる状態になれちゃうんでしょうね。
まあ、そうでなくてもお仕事と割り切ってするセックスと、お互い心を開き相手の目を見てするセックスとでは全然違うはず。潮を吹いたり電マ責めにされたりしなくていいってだけでも、リラックスして没頭できるんじゃないでしょうか。

内容は、白を基調にしたリビングで白昼からまぐわう前半と、夜のムードがいやらしい後半の2カラミ。130分の作品で2シーンだけというのは少ないように思えますが、実際に観てみるとそんなことはありません。
最初に見つめ合うところから最後イッて発射するまで、ずーっと全力投球ファック。しかも相手の男優は前半も後半もMr.ねっとり巨根・佐川銀次ですからね！　いやー、濃いの濃くないのって！
「瞬間恋愛」って言葉を聞いて、胸毛も尻毛もない若いイケメン男優が出てくるんだろうと思ってたら、まんまとヤラれてしまいました。

まずは前半。じっと見つめ合い、むさぼるようなキスを交わす男と女。
愛あるセックスというとなんとなくほんわかしたイメージがあるんですが、この2人の場合は鬼気迫る感じ。相手を飲みこまんばかりにぐちゅぐちゅと舌をからませます。
長い長いキスの後、膝に乗っかりもどかしそうに服を脱ぐしずか。男にのしかかり、口紅がとれるくらいに乳首を舐めまわす。もちろん毛だらけのアナルも相手の目を見ながらペロペロ。ああ、いやらしい。
自分もクンニされると「全部吸って......全部吸ってぇ！！」と悶えます。
面白かったのは、佐川銀次がイッた後もしつこくしごき続けるシーン。男の潮吹きでも狙ったんでしょうか。
「許してー、お願い！　ほんとダメー！！！！」と身をよじって逃げようとする銀次のチンコをつかんで嬉しそうに笑う菅野さんの、子供みたいな表情がいいんですよねえ。

そして後半は黒い服を着て、薄暗いホテルで2回戦目。
コスプレも道具もない直球セックスなので手順は前半とほぼ同じですが、互いに興奮していく過程を確かめつつ、あえて下着をつけたままアソコをこすり合わせる余裕がみてとれます。
潮を吹くときも男から顔をそむけず、じっと目をみつめる菅野さん。アナルを舐めながらの手コキや奥まで飲み込む濃厚フェラに、男優とは思えないほどあられもない声をあげて感じまくる佐川銀次。挿入したときの満足げな顔や、二村作品ではおなじみのちんぐり騎乗位も要チェックです。
最後、射精してぐったりした男の頭を胸に抱き、やさしく撫でる姿はグッときましたね。恋愛すると、意外にお母さんみたいになっちゃうタイプなのかもしれません。

余談ですが、実は本作で一番良かったのは、マザーズ作品を観るとき毎回気になっていた"パッケージがイマイチ問題"が解消されたこと。
エロさと美しさを両立させたいい内容なのに、写真は本編から切り取っただけのような雑な状態で、もどかしい思いをしてたんですよね。
でも今回はご覧の通り、菅野しずかの美人顔がバーンと写ったオシャレなパッケージで、ちょっと嬉しくなりました。

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