web sniper's special AV review. WEBスナイパーAVレビュー 『ナマハメ倶楽部 元証券会社OL しほ(HMJM)』 文=安田理央 よいカラミのAVはよいオナニーができるけど、よいセックスを見せられるとオナニーでは解消できないようなモヤモヤが残ってしまうのだ――。Eカップ、元・OL。カンパニー松尾ならではの、地味かもしれないけど濃厚極まるセックスが始まる! サンプルムービー掲載! |
カンパニー松尾と待ち合わせていたのはボディラインをモロに浮き立たせるボディコンワンピース姿のしほ。その姿からは想像つかないが半年前までは、証券会社のやり手OLだったのだ。それがあのリーマンショックの影響をモロに受けて退社に追い込まれ、そして風俗で働くようになったのだという。スーツを着ていた時とは別人のようになった彼女。
その経歴にはグッと来るけれど、正直行ってルックスは地味。お世辞にも美人とは言えないし、29歳という年齢も若くもないし、熟女でもない。え、こんな女をわざわざ天下のカンパニー松尾が撮らなくても、といったレベルだと思う、今のAV業界においては。
でも、彼女をカン松が撮りたいと思ったのはよくわかるのだ。だって、エロいんだもん。演技とか仕事じゃないエロさが、彼女からは匂い立っている。そういえばデリヘルの仕事でもよく我慢できなくて本番やっちゃうって言ってたし。
やたらと狭いホテルの一室と、レトロなラブホテルでの二回戦。下着は全部脱がさずに、Tバックをズラしてハメるという松尾スタイル。前戯もそこそこに、ひたすらハメる。ナマでハメる。ハメては、時々抜いて、しゃぶらせて、またハメる。
生々しく、リアルなセックス。カン松は自分が気持ちいいと思うセックススタイルを崩さないし、しほも本気で気持ちよくなっている。セックスを楽しんでいる。
これはカラミじゃなくて、あくまでもセックスなのだ。こういうセックスを撮りたいから、カン松はルックス的には地味でも、彼女を起用したのだろう。カン松にとっては単体女優よりも、こういう本気でセックスを楽しめる女のほうがずっといいのだろう。
車の中の羞恥プレイや公衆トイレでのフェラなんてシーンもあるけれど、基本はベッドの上でのストレートなセックス。体液でぐちゃぐちゃになりながらのセックス。
カンパニー松尾の凄いところは、見る者を圧倒するような力作も撮れるけれど、こういうシンプルな作品もきっちりと魅せてくれる基礎体力だろう。だからこそ、今なお失速せずにAV界を牽引することが出来るのだ。
前にも書いたことがあるけれど、カンパニー松尾のAVを見ていて困るのは、オナニーじゃなくてセックスがしたくなることなのだ。ドロドロになるようなセックスがしたくなる。よいカラミのAVはよいオナニーが出来るけど、よいセックスを見せられるとオナニーでは解消できないようなモヤモヤが残ってしまうのだ。きっとそれは風俗なんかでも解消できない。発散できる相手がいない人間には、酷だよ……。
あー、セックスしてぇ!
文=安田理央
一見清楚。しかしその肉体はダイナミックなまでに女……
働く女が秘めた欲望をカンパニー松尾監督が引きずり出す!
FLV形式 11.8MB 2分22秒
『ナマハメ倶楽部 元証券会社OL しほ(HMJM)』
発売日:2009/08/01
出演:しほ
監督:カンパニー松尾
収録時間:120分
品番:HMGE-004
価格:2980円(税込)
メーカー:HMJM
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安田理央 1967年埼玉県生まれ。美学校考現学教室卒。エロ系ライター、アダルトメディア研究家、パンク歌手、ほか色々。メディアとエロの関係を考察することがライフワーク。主な著作に『エロの敵』(雨宮まみとの共著 翔泳社)、『日本縦断フーゾクの旅』(二見書房)『デジハメ娘。』(マドンナ社)など。趣味は物産展めぐり。でも旅行は苦手。 |
09.08.30更新 |
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