特選AVレビュー『ショッキングアングルヘンリー塚本69(やる)』(FAプロ）

イヤラしいカラダを最もイヤラしく賞味する方法とは――。名匠ヘンリー塚本監督が、淫靡女優・長澤あずさを題材に、"ベロと接吻と巨乳と卑猥なオマンコのある光景"を濃厚に調理。これでもかと互いの性器を貪り合う、男と女のドロ濡れ痴態を見よ!!
ああ、なんていやらしい。
「I love you」に「死んでもいい」という名訳を与えたのは二葉亭四迷ですが、69（シックスナイン）を"同時性器接吻"と呼ぶヘンリー塚本監督のセンスはそれに負けずとも劣らないと本気で思います。

パッケージの身体が攣っちゃいそうなポーズからもわかるように、本作は69という世にも卑猥な行為をアングルにこだわって撮った1本。
名のある女優を使っているかとか、接合部がしっかり見えているかとか、そういう今のAVの価値観とは一線を画したところでエロを追求してきたのがFA作品だと思っていたので、人気女優の長澤あずさがエグいポーズをとってるこのパッケージを見たときは正直「日和ったか？」と思ってヒヤッとしたんですが、そんな心配はまったく無用でした。
性欲まるだしの男女の営みとエグいカメラアングルをドッキングさせたことで、FAワールド特有の生々しさが一層アップしております。

内容は、長澤あずさをヒロインにしたストーリーが2つ。
まず1本目は、欲求不満の独身女が不倫相手の中年男を家に呼び、激しく貪りあうという設定。
高級マンションの高層階に住んでいるところをみると仕事のできる女なんでしょうね。忙しい日々の中でようやく一日休みがとれたから、思いっきりヤリまくろうというわけです。
朝目を覚ましてすぐトイレに行き、自分のマンコに向かって「最近忙しくてかまってあげられなくてごめんね。今日は久しぶりに時間ができたから、3人の男のペニスが収まることになるかも......」と語りかける長澤あずさ。
見た目は若いけど、金も仕事もセックスも充実した貪欲な大人の女ですよ。しかも色白でむっちりしたボディの熟れ具合ときたら！　たまりませんねえ。
女に呼び出されて、徹夜明けでやってくる不倫相手は日々野達郎。マンションの下から部屋にいる女に電話して話すんですが、
「これから行くよ。少し濡らしといてくれると嬉しいな。すぐ刺し込みたい」
なんつって、これまたエロい。
男が部屋に着いたら2人とも待ってましたとばかりに玄関先で絡み合い、舐め合い、ハメまくる。
「なんでこんなに気持ちいいの......？　あーん、おまんこ！　おまんこ！　女に生まれて良かった......！」
なんてセリフも、この男好きするボディで言われると説得力ありまくりです。

肝心のカメラアングルのほうも、接合部をしっかり押さえていてなかなか攻撃的。
特にトイレでの放尿シーンはグッときましたね。なんと洋式便所での放尿を下から撮るというこだわり具合。便器にカメラ入れたんでしょうか？？

そして2本目は、長澤あずさと中年男（小沢とおる）のカップルが野外セックスする設定。
ベンチで青姦しようとするも見つかってしまい、結局ホームレスにお金（2万！）を払ってブルーシートのテントの中で事に及ぼうとします。
しかしホームレスも一筋縄でいく相手じゃなく、「貸してやってもいいけどセックスしてるところを覗かせてくれ」と言うんですね。
臭ってきそうなホームレスの住処で、汗と涎をだらだら垂らしながらまぐわう男女。覗かれているのをわかっていてわざと接合部を見せつける人間の性欲と業の深さ......。
ドラマと局部にこだわるアングルが相まって、圧巻のエロさです。

人気女優を使い、カメラアングルやシチュエーションにもこだわった作品。新しいステージに一歩を踏み出したと言っていいんじゃないでしょうか。
あ、そうそう。ラストのヘンリーダンスもマイナーチェンジして、かなりイカした感じになっているので、こちらのほうもお見逃しなきよう。

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長澤あずさの卑猥なボディを最もイヤラしく味わうシックスナインという淫戯!!




『ショッキングアングルヘンリー塚本69(やる)』(FAプロ）


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