It plans specially during the summer vacation. 夏休み特別企画第2弾! この夏休みに絶対観たい! AVレビュー特集! 『猿轡のこだわり\x87K〜テープギャグ責めボンデージ娘(隷嬢寫眞館)』 文=東雲勇太 ジャパニーズ・レトロ・ボンデージの旗手、水村氏が魅せる猿轡へのこだわり! |
ボンデージのことならこの人に聞け!の達人・水村幻幽監督率いる「隷嬢寫眞館」さん。
本作は映像のキメの感じとメイクの具合から一昔前の撮影と見ましたがなんと言いましょう、それすら「持ち味」として感じられるのはあたしが人一倍ボンデージ好きだからなのでしょうか。いやいや、そんなことはないはず。
かの「太陽がいっぱい」然り、「戦場にかける橋」然り、「ローマの休日」もまた然り。時間の経過したものには新しいものには決して紡ぐことの出来ない風合いというものがあります。
「おいおい東雲! さっきからボンデージボンデージと何のこと言ってるんダヨ!」と、WEBスナイパーを見ながらボンデージというものを知らんというけしからん輩に謹んで申し上げましょう。多少あたしなりの独自の見解にはなりますがそれは「究極の放置プレイ」とでもいいましょうか。
まあ普通SMプレイと呼ばれるものは少なからず責める側たる主が責められる側たる従者に手を加えて成立するもの。そんなSMの中にあって数少ない例外が放置プレイと言えるでしょう。なんせ「何もしない」事を主眼としてますからね。放置プレイは。
水村監督の作品を見ているとカメラの手前側の画を想像せずにはいられないのですよ。あたしは。幾重にも重ねられた猿轡、1mmもずらせぬほどにかけられたきつい腕縄、対照的に高いヒールに収まる足首にわずかに「遊び」スペースを残して施された脚縄。身をよじる貴婦人。額に輝く玉のような汗。身じろぎするたびによじれるカーペット。
水村監督は多分それをじっと見てはいないような気がするのです。ただ何をするでもなく壁の一点をじっと見つめる主。そんな姿を想像してしまうあたしなわけですナ。そこに「SM」の要素を生み出すのは他でもない従者本人なのでは?と。
自ら身をよじり体を崩すことによって新たに生じるボンデージのヴァージョン。曰く、「苦悩を訴える瞳に溢れる無量の被虐美」。今までボンデージを「緊縛」と訳してきたあたしですがやはりここは被虐美。これが正しい日本語なのですね。
文=東雲勇太
『猿轡のこだわり\x87K〜テープギャグ責めボンデージ娘(隷嬢寫眞館)』
発売日:発売中
主演:聖青空
監督:水村幻幽
品番:DAGA-012
収録時間:本編70分
税込価格:3,990円
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東雲勇太 鼻責め系AV監督 時々 鼻孔評論家。現在主にシネマジックにて監督活動中。鼻好きさん・同好の方・調教依頼・お仕事依頼等はお気軽に東雲勇太直通メールまで。現在鼻マゾ奴隷も募集中。どなた様もお待ちしております。
東雲勇太公式サイト=『レイブンフェイス』 |
07.08.16更新 |
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