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スナイパーAVレビュー!
近未来、未成年犯罪者を収容する矯正施設は民営化され、収容された罪人たちは施設独自のルールによって統制されていた。囚人×囚人、女囚人×男看守、男囚人×女看守など、繰り返される過激なSEXシーンを軸にして、大スケールの凌辱劇が展開される!!家庭裁判所から送られた犯罪者だけでなく家庭で手に負えなくなった不良まで収容し競争にさらされた施設は、企業として生き残るため再犯率の低下を競い始めることに――。
時代設定は近未来。矯正施設に収容された不良達が、なんとかここを逃げ出そうと奮闘するドラマ物……というとなんだかVシネにでもなりそうないい話みたいに聞こえるけど、そう一筋縄じゃあいきません。
なんといっても監督はあのV&R総帥・安達かおる。
美人園長の小川あさ美やマッチョ職員・ミートボール吉野らに支配され、日々辱めを受ける不良達。暴力とセックスが横行する世界観は、安達監督の人気シリーズ『服従学園』を彷彿とさせます。
本作のキモとなるのは、矯正施設なのにあえてヤリたい盛りの男女を一つ屋根の下に置くという園長・あさ美の方針。
「どうして男女を別々にしないのか」と尋ねる職員に、あさ美はこう答えます。
「性欲って面白いのよ。ゼロにしてしまうと、生きる気力もゼロになってしまう。考え方によっては争いのない平和な世界ってことになるかもしれないけど、向上心も競争意欲もない人間ばかりじゃ困るでしょう。性欲のはけ口を労働に向かわせるのよ」
うっわー、なんたるサディスト! でも、妙に説得力があるんですよねえ。
収容されているのは4名。女子は根っからのアバズレ・愛と、理論的で賢い瑞穂、男子はレイプ罪で途中から入ってきたイケメン・ユウジと強面でヤリたがりの高嶋。
作業をしているとき以外、不良達は犬のようにケージに入れられています。チンコを出してエアセックスを始める愛と高嶋。目の前に発情した異性がいるのに、ヤレずに身悶える姿はちょっとコミカル。
で、そんなとき職員たちはどうするか。そう、矯正の名のもとにガンガンセックス体罰を与えるわけですね。
ヤリたいと騒いだせいで、園長室に連れていかれてレズプレイ、最後はマッチョ教官に中出しされてしまう愛。喧嘩の罰として、アナルにデカチンをぶち込まれてしまう瑞穂。ぽっかり開いたアナルから、ウンコまじりの茶色いザーメンがドロリと出てくる様子はかなりエグい。
ヤラれるのは女子だけじゃなく、男子生徒もフェロモンむんむんの巨乳職員に咥えこまれ、反抗する体力を奪われていきます。
もちろん、みんなここから逃げ出したいとチャンスをうかがっているのだけれど、職員たちの管理は徹底していてなかなかうまくはいきません。
新入りのユウジが途中で園長を捕えて失禁に追い込む場面なんかもあるものの、結局はうまくいかず、だんだん生気を失っていくことに――。
学園ドラマとホームドラマと青春ドラマとハードコアエロスが一緒になったような、不思議な1本。
びっくりしたのは、救いのないまま終わるのかと思いきや唐突なハッピーエンドが待っていること。ネタバレになるので黙ってますが、ついついニンマリしてしまいました。
出演者が多く、メインである小川あさ美のカラミはあまり多くないので、シンプルでわかりやすいアタッカーズの凌辱ドラマに慣れている人には正直ちょっと物足りないかも。
でも、ドラマとしての面白さや強烈な世界観には、それを補ってあまりあるものがあると思います。混沌としたパワーを感じるべし!
文=遠藤遊佐
『矯正院株式会社(アタッカーズ)』
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11.08.02更新 |
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