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若くして枕営業をしていた過去を持つ母親思いの娘・未帆が、過去のしがらみから逃れられずに淫らな道へと引きずり込まれていくエロドラマ。三島六三郎監督の流儀が光るしっかりとした構成や、ヒロインが着る和服のエロスが光る一本。店は軌道に乗りなんとか母娘二人でやっていけるようになった頃、忌まわしい過去を知る木島が再び彼女の前に現われる。彼は久しぶりに会う未帆にある頼みごとをするのだが、未帆は昔のことを忘れてはいなかった――。
AVのドラマというとだいたいストーリーは単純で、最後はヤリまくってアヘアヘって決まっているもんですが、これはあまりないパターン。
ドラマ物に定評がある三島六三郎監督の作品だけあって、かなり練りこんだ脚本だなあという印象です。意に染まないセックスで女として開花していかざるをえなかったJK時代と現在を行き来する中で、白だけでも黒だけでもないグレーゾーンの女心をしっかり描きだしています。
物語のベースになるのは現在。
会社員として面白くもない仕事をこなし、帰宅後は和服に着替えて店を手伝うという毎日を送っている未帆。不満がないわけじゃないけれど、落ち着いた日々。そんなある日、自分の過去を知る男が訪ねてくる。
普通だったら昔のことをタテに男に脅されて肉奴隷に......って展開が思い浮かびそうだけれど、意外にも久しぶりに見た男はすっかりカタギになった様子で、彼女に「息子の嫁になってくれ」と頼むんですね。
このへんのくだりは詳しく書くとネタバレになるので控えておきますが(あと、複雑で説明が難しい!)、自分の女としての魅力が力になると知った未帆は木島の申し出を受け、彼の息子を騙して金を奪い取ろうとします。
枕営業で一度は持ち直した小料理屋も、不況で閉店を余儀なくされている。店と母親のためにもう一度女を使って何が悪いの?というわけですよ。
回想シーンでは木島に力づくで犯され夜ごと店の片隅で調教されていた未帆ですが、後半になると、これでもかとばかりにイキイキと女を発揮し始めます。
幼馴染と肉体関係を持って金を奪う手伝いをさせたり、自分に気のある木島の息子に体を開いたり......。
いたいけな女子校生が、年月を経て女になることで立場を逆転させる。
世の中ではよくある現象だけど、こういうのって女の目から見るとちょっと痛快だったりするんですよね。
複雑なストーリーなのにもかかわらず、「誘惑する立場」「ヤラれる立場」両方のカラミが適度に入っているのも、さすがって感じ。
ちなみに、私が個人的にグッときたのは、木島がJK時代の未帆をねちねち犯すシーン。
「お前も母ちゃんと一緒にお偉いさんに夜の接待をするんだッ」
「なんだ、処女なのか。ははは......これからこのマンコにいっぱいチンコ挿れてもらおうなあ」
なんて、立て板に水の女衒っぷりがたまりません。
また、ちょっとしょぼくれた現在の様子も悲哀があってイイんです。
ただ一つ注文をつけるとすれば、ヒロイン役の通野未帆ちゃんの演技がもう少しこなれてると完璧だったかな。でも、泣きぼくろのあるエロカワな顔立ちやプリッとした美ボディで十分元はとれてるんじゃないでしょうか。
果たしてヒロインの復讐劇は成功したのか。気になる方は是非どうぞ。
和服ファック盛りだくさんなので、そっちが好きな人にもおすすめですよ。
文=遠藤遊佐
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