WEB SNIPER's special AV review.
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感染する異形の欲望――。入院中の連続婦女暴行魔とナースの間で繰り広げられる、現実と妄想の混濁した変態行為。精神と肉体が徐々に蝕まれ、献身的なナースが「白い隷獣」へと変化していく不気味な過程が、独特のエロティシズムを滲ませる佳作!!しかし、少数派ではありますが、白い世界を打ち出したSMモノもあるんですね。個人的に印象深いのは1989年にゴールドマン監督が撮った「着せかえ生肉人形 早見瞳」。真っ白な部屋で、ビザールなコスチュームに身を包んだ早見瞳をねちっこいカメラワークで撮影した作品でした。後にゴールドマン本人に聞いたところ、あれは「時計仕掛けのオレンジ」を意識したと言っていましたが、なるほどそんな世界観を感じましたね。
そう、真っ白な明るい世界だからといって、健康的な印象になるわけではなく、むしろ不健全なムードが漂ってくるのが不思議なんですよね。その理由のひとつが、極端に白い世界は病院を連想させるからでしょうか? そう、医療をテーマにしたメディカルアートなんてジャンルがあるくらい、病院は不気味な魅力を持っているのです。
ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、本作も病院を舞台にしたSMモノです。連続婦女暴行事件の犯人でありながら、心神喪失で無罪判決を受け、閉鎖病棟に入院している顔を包帯で巻いた男。そして彼を担当するナース。真っ白な病室の中で、妄想と現実が入り乱れ、その中でナースは凌辱されていくという内容です。
病室も、ベッドのシーツも、ナースの白衣も、そしてご丁寧に男の顔も白い包帯で覆われているという真っ白な世界。清潔で明るいはずなのに、不安感をかきたてて、この妄想世界のムードを高めています。
責めの内容としては、拘束してローターやバイブで感じさせるというのが基本で、あとはローソクやムチを使うくらいで、それほどハードではないのですが、その徹底した白い世界のムードとナース役の篠宮香穂の反応のよさが素晴らしく、なかなかの好作にしあがっています。
ところで、篠宮香穂さん、お世辞にも美人という顔立ちではないですし、寸胴でスタイルもあまりよくないのですが(失礼!)、妙な色気を感じさせてくれるのですね。責められた時の反応のよさはもちろんなのですが、その地味なルックスが、逆にエロティシズムを感じさせるような……。これが洗練された美女だったりすると、こんな生々しいエロスは生まれない気がするんですよね。
いやぁ、エロって微妙で、複雑なものですよねぇ。
文=安田理央
白衣の下で痴肉を疼かせるナースと連続婦女暴行魔!!
アブノーマルな欲求のぶつかり合いが濃厚な変態世界を作りだす……
FLV形式 4.69MB 1分47秒
『白い隷獣(アートビデオ)』
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10.10.23更新 |
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