WEB SNIPER's special AV review.
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三者三様のスケベボディが肉棒抽送にヨガり泣く、濃厚SEX三昧の破廉恥な旅路。そして――カンパニー松尾監督の人生を垣間見させるドキュメント。思いっきりイヤラしく、しかし同時にエロ業界に身を置く者の因果を滲ませる、ちょっと特別な作品です。
最初に画面に現われるテロップは、
「逝ってしまったあの人に捧ぐ、親不孝なムスコのひとりごと」
実は昨年、カンパニー松尾の父親は末期癌で余命わずかと宣告されており、本作が撮られた昨年夏から秋の間は、ちょうと最後の介護から臨終のとき。したがってこの作品の中にも、そのときの状況やカン松監督の心情が色濃く反映されているというわけです。いや、反映というよりはむしろ“エロ業界に身を置く男が父親を看取るドキュメント”というべきか。
オナニーするためのAVで、私的な、しかもちょっと萎えてしまうようなダークな事柄なんて見たくないって人ももちろんいるでしょう。どちらかというえば私もそのタイプ。
でも、ハメ撮りという仕事をしながら父親の介護をするカン松監督の日常がそれ以上でもそれ以下でもなく淡々と描かれている様子は、同じ40代のエロ仕事をする人間として身につまされるものがあります。
今回のハメ撮り旅行の舞台は、駒込、春日井、尾道。
まず1人目のAV志願兵は“都内在住のドM英会話講師・やせぎす子さん”。
バクシーシ山下監督に「やせぎすだけどエロそうですよ」と紹介された彼女は、スレンダーでやたら足が長くて留学経験ありの才媛。でも、趣味を兼ねてSMクラブでバイトしてたこともあるというだけあって、見るからにスケベそう。
Tバック&ミニスカのプチ露出前戯の後、ホテルに連れ込みチンポを出すと「大きい!」とうっとりした目でむしゃぶりついてくる。「まだゴムつけてないんだけど」と言うと、「生のオチンチンがいい〜!」と壁に手をつき、痩せた尻をふるわせます。
「すごいよかった〜」と明るく喜ぶナチュラルボーンスケベな彼女と気持ちいいセックスを決めた松尾隊長。しかしこの3日後、これから始まる憂鬱な夏を暗示するかのようにヘルニア発症。
2人目のお相手は“大阪在住の従順哀願マゾ娘・むちむち子さん”。松尾監督の故郷である愛知県春日井市に彼女を呼び出し、その白い美巨乳を味わいます。
なぜ春日井なのかというと、この撮影のあった週、父親はかなりあぶない状態。実家に機材を持ち込んで介護しながら仕事をしていた松尾監督は、携帯の着信を気にしながらも素人同然のウブな巨乳ちゃんを優しくリラックスさせ、しっかり発射します。
なんて因果な商売なんだろうと思うけど、仕事は仕事。そしてどんなときでもムチムチな美巨乳はいやらしい。
撮影が終わった後、「ただいま〜」と何食わぬ明るい声で実家に戻るシーンが泣かせます。
そして3人目は、広島在住の美白妄想スレンダー・ジュンナさん。春日井での撮影の後で父親を見送り、キツかった2010年を終えた松尾隊長は、「綺麗なところに行きたい」と冬の尾道を訪れる。
キャンギャル風のイイ女との気持ちいいセックス。パンストを破り、尻をペチペチ叩きながら人生は続いていく。
メインはもちろん2人目のむちむち子さんのくだりなのだけれど、前後のカラミがあることで、父親を看取ったカンパニー松尾の心情がリアルに迫ってきます。
セックス、飯、仕事、家族、死。どれも欠かすことのできない自分の人生――。
カン松監督が、家族の写真や死を間近にしたお父さんの顔まで、ありのまますべてをさらけ出していたのにはびっくりしました。
文=遠藤遊佐
都内在住のドM英会話講師、大阪在住の従順哀願マゾ娘、
そして広島在住の美白妄想スレンダー娘とハメながら……
FLV形式 32.2MB 2分46秒
『私を女優にして下さい AGAIN 11 駒込・春日井・尾道 ヤセムチ純白極楽往生編(HMJM)』
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11.05.26更新 |
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