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緊縛の美とエロスを追求し、匂い立つような映像の制作を実現! 永らくアートビデオのマニア性を支えてきた夢流ZOU監督が満を持して立ち上げたメーカー、夢流想倶楽部が放つ衝撃の特別編集作品!!ほとんどの作品が、日本を代表する縄師である奈加あきら氏とコラボレーションしていることからも、今では珍しくなった緊縛にこだわる日本の伝統的なSMを志向していることがわかります。
本作はその奈加あきら氏の緊縛をフィーチャーした編集盤。「因縄(一)桐島千沙」「因縄(二)川上ゆう」「夢縄(二)桃果サキ」の三作を収録しています。
セックスはもちろん、最近のSMでは定番の快楽責めもなく、緊縛が中心。となると、かなりマニア向けのストイックな作品。緊縛された女体の美しさは理解しますし、一流の縄師の縄さばきはそれだけで見惚れてしまいます。でも、それはいわゆる性的な興奮とはかけ離れていて、よほどの緊縛マニアでなければ、ちょっと敷居が高いのでは、などと最初は思ったのです。
しかし、そんな先入観はあっさりと裏切られました。まず、最初に登場する桐島千沙がすごかった。畳の上で和服で縛られるという、いわば伝統的な緊縛なのですが、桐島千沙は縛られているだけで、むせび泣き始めるのです。いわゆる縄酔いと呼ばれる状態なのでしが、これはそんな生やさしいものではありませんね。快感を伴ったトランス状態。今にも絶頂に達してしまいそうです。緊縛された女体が、そんな快楽にのたうっている姿は、たまらなくエロティックです。縛られてバイブや電マで責められて悶絶なんてのは、定番ですが、そういった直接的ではない卑猥さがあるのです。
そして続いては、当代きっての人気M女優である川上ゆう。もう、全裸になるだけで色気が溢れでてくるのは、さすがです。そして彼女には手ぬぐいで猿轡をしてのローソク責め。これまた、エロティックな反応が素晴らしいんですね。ビクンビクンと痙攣する肉体の動きと、うめき声。たまりません。
ラストは、セーラー服に三つ編みというクラシカルな女子高生スタイルで登場する桃果サキ。これまた往年のSM雑誌のグラビアを思い出させてくれて嬉しいところ。ああ、SMとセーラー服って最高の組み合わせだと思いますよ。
彼女は先の2人とは違って、縄の苦痛にも快感にもじっと歯を食いしばって耐えている感じ。でも、どうしても漏れてしまう喘ぎ声。素晴らしいですね。むき出しにされたお尻へのローソク責めもよかった。
緊縛に限らないのですが、やはり女性の反応というものが重要なのだなと改めて思いました。ただ、緊縛されているだけなのに、あの女体の反応は、セックスをしている姿よりも、見るものを興奮させてくれるのです。
緊縛マニアはもちろん、SMはあまり得意ではないという人にも観てもらいたい作品です。
文=安田理央
『「縄牢(二) -AKIRA NAKA’s緊縛[KINBAKU]ダイジェスト(二)-」(夢流想倶楽部)』
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11.06.14更新 |
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