Sweat which spreads to the face of the beautiful prisoner
緊縛拷問に苦悶する美囚の顔に滲む汗
駆け出しAV監督・変態仮面デビュー!
『縄汗 美囚責め縛り(Dirty Factory)』
取材・文=安田理央
女性が脂汗をかくシーンにこだわりぬいた「素人」AV 監督・変態仮面さん。 当サイトで小説を連載しながらAV作品を制作している小林電人さんに影響されて自主制作を始めたのだとか。マニアたちが自分の理想を追い求めて自ら作品を手がける、その内実に安田理央さんが迫ります。
緊縛拷問に苦悶する美囚の顔に滲む汗
駆け出しAV監督・変態仮面デビュー!
『縄汗 美囚責め縛り(Dirty Factory)』
取材・文=安田理央
女性が脂汗をかくシーンにこだわりぬいた「素人」AV 監督・変態仮面さん。 当サイトで小説を連載しながらAV作品を制作している小林電人さんに影響されて自主制作を始めたのだとか。マニアたちが自分の理想を追い求めて自ら作品を手がける、その内実に安田理央さんが迫ります。
昨年11月に「縄汗・美囚責め縛り」(ダーティファクトリー)で監督デビューを果たした変態仮面さん。なんとこの作品は、WEBスナイパーでも小説「羞恥の教室」を連載中の「素人」AV監督・小林電人に影響されて、変態仮面さんが自主制作したものだということです。
「昨年、会社をリストラされたのをきっかけに、自分が本当に見たいSMビデオを作るという夢を実現したんです。そんなことを考えたのも、同じように自分の理想のSMビデオを自主制作してしまった小林電人監督に触発されたからなんです」
変態仮面さんの「見たかったSMビデオ」とは、「汗にこだわった作品」。責められて、女性が脂汗をかくシーンに強く惹きつけられるというのです。
「SM小説でも、映画などでの拷問シーンでも、女性が責められて脂汗をかく描写は必ずあります。それなのにSMビデオでは、滅多にお目にかかれないんです。苛酷な責めに悲痛な喘ぎ声を上げる女体の全身から噴き出す苦悶の脂汗。そんな映像を見たいというのが今回の自主制作の動機だったんです」
しかし、変態仮面さんは全くの素人。どうすればSMビデオを撮ることができるのか、全くわからない状態でした。ビデオカメラも持っておらず、そしてプライベートでのSMプレイの経験もなく、もちろん緊縛の心得もない。
そこで変態仮面さんの取った方法は、素人のインディーズAVの制作をサポートしてくれる会社を使うことでした。
さらに緊縛師として「出前緊縛いたします」と自らのメーカーである「ダーティファクトリー」のサイトに掲示していたダーティ工藤氏にコンタクトを取りました。
工藤氏は、「汗にこだわりたい」という変態仮面さんの示したテーマに興味を持ち、全面的な協力を約束。しかもダーティ・ファクトリー内の独立レーベルとして、変態仮面さんの作品を取り扱ってくれることになりました。
肝心の出演女優も、しっとりした色気を持ち、厳しい縛りにも耐えられそうということで生田沙織さんに決定。
かくして、撮影準備が整ったのでした。
「でも、初めての撮影ということで緊張もしましたし、大変でしたね。実は現場で、仕事を忘れて興奮してしまったらどうしようなんて考えていたんですが、もうそれどころじゃありませんでした(笑)。一番あせったのは、なかなか生田さんが汗をかいてくれなかったこと。スタジオって、意外に寒いですからね。工藤さんは夏に撮影すればよかったなんて言ってましたが、もう後の祭りでした。それでもなんとか最後の逆海老縛りでは、しっかり汗をかいてくれて、助かりました。でも、縛られている時の生田さんの表情は素晴らしく、そういう点ではいい画が撮れたと思います」
その後はスタッフと共に編集を済ませて、変態仮面さんの処女作「縄汗・美囚責め縛り」は、めでたくダーティファクトリーから発売されました。
思い詰めた表情で地下室へやってくる女。黒い仮面をつけた男たちの前に立たされます。
「何をされるかはわかっているな。お前がこれから味わうのは一種の拷問だ。しかしお前は何も白状する必要はない。おれが満足するまで拷問は続くんだ」
仮面の男はそう通告し、拷問がはじまります。まずは男たちの前で全裸にさせられます。躊躇しながらも一枚一枚服を脱いでいく女。スレンダーな生田沙織の身体が美しいですね。うーん、貧乳熟女って意外にいいなぁ。
そしてその後は、縛りのオンパレード。両手上げ縛りに胡座縛り、逆海老縛り。きつい縛りに呻く女体を、カメラは舐めるように撮っていきます。息が荒くなり、猿轡を噛まされた口から、喘ぎ声が漏れます。
そして、やがて肌に脂汗がにじんで行きます……。
縛って何かで責めるのではなく、縛り自体が責めとなっているわけです。意外にこういうSMビデオは少ないですからね。なるほど、これが変態仮面さんの見たかったものなのか、と感心しながら見ました。
何から何まで自分一人でこなして、いかにもハンドメイド感覚で作った小林電人さんと違って、プロのスタッフを使ってメジャーの作品にも負けないような完成度の高い作品を作った変態仮面さん。方法は違っても、自分が見たい作品を自分の資本で撮ったという点では同じです。
全国のマニアたちが、二人のように自分が本当に見たいAVを、どんどん作るようになれば面白いことになるのではないかと思います。お仕事感覚で大量生産を余儀なくされるプロの制作者にはマネの出来ない作品が生まれることを期待したいのです。
文=安田理央
サンプル動画を公開中!
FLV形式 2.60MB 1分2秒
『縄汗 美囚責め縛り(Dirty Factory)』
発売日:2008年11月25日
出演:生田沙織
監督:変態仮面
収録時間:80分
価格:\5,000
商品番号:DJ-01
メーカー:Dirty Factory
メーカーサイトで作品詳細を確認・購入する>>>こちら
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駆け出しAV監督 変態仮面のブログ
Dirty Factory 〜全タイトル100%緊縛マニア向けメーカー〜
安田理央 1967年生まれ。エロ系ライター、アダルトメディア研究家、パンク歌手、ほか色々。主な著作に「エロの敵」「日本縦断フーゾクの旅」「デジハメ娘。」など。趣味は物産展めぐり。でも旅行は苦手。 |
09.02.04更新 |
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