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スナイパーAVレビュー!
とある板金工場で武器商人とグルになり違法に武器を製造している情報を掴んだ女捜査官は、工場に乗り込んだもののスタンガンで気絶させられ、工員の一人から拷問を受けることに。凌辱されながらも脱出の機会を伺う女捜査官は、ついに究極の兵器を入手して怪人サイボーグと命をかけた戦いに挑む――。Z級映画のノリが満載の超絶エロティックワールド!!タイトルどおりにスプラッター映画のテイストを再現した作品です。いや、つっこみどころは満載すぎますよ。だいたい何でただの板金工場で、サイボーグだの重火器だのを開発できるのかとか、玲奈がいきなり下っ端の工員に銃を渡して味方にしちゃうのは唐突すぎるとか、突然現われた忍者は何なんだとか、敵の前でいきなり着替え始める玲奈は露出狂なのかとか……。
でも、そういうところ込みで、楽しめちゃうZ級映画のノリなんですね。今や大監督のサム・ライミのデビュー作である「死霊のはらわた」とか、最近では井口昇監督の「片腕マシンガール」とか、ああいう悪趣味なスプラッター映画のテイストがみっちり詰まってるんですよ。予算も技術も足りないが、とりあえず作ってしまえ!という情熱がヒシヒシと感じられます。こういう情熱、近頃のAVからはすっかり感じられなくなりましたね。
というか、いちおう本作はAVなんですが、エロ部分はかなり少ないです。GIGA~ZEUSの特撮AVでのキモであるヒロイン拷問シーンも、殴打と電撃だけだし、その後のセックスシーンもあっさりとしたもの。
でもね、本作、それでも結構エロいのですよ。忍者の刀で切られて服がボロボロになり、さらに返り血を浴びて血まみれになった玲奈の姿とか、捕えた男たちの前での着替えシーンとか、乳首スケスケ、お尻丸出しの格好でガトリング砲をぶっぱなす姿とか、スプラッター映画などで、チラリチラリとこぼれる定番のエロシーンをきっちりと押さえている感じ。直接的ではないエロの要素はちゃんと詰め込まれてるんです。
あどけない顔立ちだけれど、太ももがむっちりとしてエロい体つきの秋月玲奈がなかなかのハマリ役。アクションシーンの動きもキレがよくて安心してみていられます。そして他の男優陣の怪演ぶりも光ってます。特にチビスケという人、面白いなぁ。
文=安田理央
『スプラッターヒロイン 女捜査官VS怪人サイボーグ(GIGA)』
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10.03.11更新 |
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