web sniper's special AV review. WEBスナイパーAVレビュー 『十一人の女責め師 蛇鬼(アタッカーズ)』 文=井上文 花宮あみ、心の叫び! そして、自我崩壊……。飛室イヴ・山咲美花・辰神麗子・青山夏樹・狩野千秋・月花・AN・徳井唯・藤咲夕・桐谷律・ACO・と総勢11人から責められるというノンストップSM! 花宮あみは耐えられるのか? |
ただの祭りじゃござんせん。人気女優・花宮あみに対して、泣く子も黙る精鋭11人の女王が次から次と責めを加えるSMマラソン。あるいはSM100人組み手。
正直、度肝を抜かれました。タイトルに恥じない濃厚なプレイ内容に加え、230分の長丁場ながら、最後までまったくダレることなく完走するクオリティ。感動すら覚えます。
見る直前までは、有名人を集めて乱痴気騒ぎをするという体の垂れ流し的な作品ではないかと邪推をしていました。が、まったく違います。各女王のプレイが一人一人、どれもおざなりではないのです。乱交的に、あるいは輪姦的に大勢で一人の女優を一斉に責めるのではなくて、順番に一人ずつ、持ち時間きっちり、自分なりの責めを存分に展開するのです。ゆえに全員のキャラが立ちまくり。
何が面白いと言って、たとえば残酷天使・月花女王が全身総毛立つような酷薄プレイをした直後に、痴女系のスカトロ好きお姉様・徳井唯女王が「あはぁ〜ん、イヤラしい子ねぇ」と甘ったるい声で指マン攻撃を仕掛ける(笑えるほどのギャップです)。さらにその直後には、ギャル風にキメたAN女王がいきなり冷水をぶちまけて花宮の裸体を洗い、自分の世界を確立していく。この有り得ないほどのメリハリは、各女王のポテンシャルの高さに加えて、本作品だからこそ味わえるオリジナルなものなんですね。
全体に、各人の責めは決してヌルくないです。とくに印象に残るものでは月花女王の鈍器殴り&スライム窒息責め、辰神麗子女王のペニバン・アナルレイプ、山咲美花女王の陰毛毟りなどがありますが、重要なのは個々の責めそのものよりも、マラソン的に11人の責めを休むことなく受けきるという状況そのものでしょうか。
ちなみに出演の順序は、藤咲夕女王→桐谷律女王→ACO女王→月花女王→徳井唯女王→AN女王→狩野千秋女王→青山夏樹女王→辰神麗子女王→山咲美花女王→飛室イヴ女王となっていて、全員のキャラをご存じの方はお分かりでしょうが、上げて落して捻って投げて……というジェットコースター的な構成になっています。そのせいもあって観ている側の興奮も衰えることなく持続するわけです。
もちろん、観る人によっては女王よりも責められている美少女・花宮あみにこそ注目するでしょう。刻一刻と、また、相手によっても変化する反応、表情、声の質。そして身体。何度も観直して様々なレベルで楽しめる、スペシャル企画と呼ぶに相応しい一本になっています。
文=井上文
『十一人の女責め師 蛇鬼(アタッカーズ)』
発売日:2008年08月07日
出演:花宮あみ
監督:TAIZO
販売価格:4,410円(税込)
商品番号:SSPD-055
収録時間:230分
メーカー:アタッカーズ
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井上文 1971年生まれ。SM雑誌編集部に勤務後、フリー編集・ライターに。猥褻物を専門に、書籍・雑誌の裏方を務める。発明団体『BENRI編集室』顧問。 |
08.08.02更新 |
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