web sniper's special AV review. WEB スナイパーAVレビュー 『巨乳少女ふたなりレズビアン(ドグマ)』 文=安田理央 「ねえ、大人になってもずっと連れションしようね!」幼なじみのふたなり少女の甘ずっぱいラブストーリー。浜崎りおは都会に転校し、ヤリマンの変態に成長した。辻さきは田舎でひとり、強烈なふたなり性欲を持て余していた。 |
エロの求道者・二村ヒトシが、痴女やレズを経てたどり着いたのが「ふたなり」である。「エロマンガとかエロゲーでふたなり流行ってるみたいだから、やってみようぜ」という安易な気持ちや、ウケ狙い的な悪ふざけで、ふたなりAVを撮り続けているわけではない。
田舎の村で育ったりおとさき。近所にはおちんちんの生えている女の子は他にいなかったので、二人は仲がよかった。いつも一緒に遊んでいた。時には山で連れションもした。
しかし、中学に入る頃、りおは東京へと引っ越すことになり二人は離ればなれになってしまった。
そして5年ぶりに、りおの家を訪ねるさき。りおはグッと女の子らしくなり、巨乳になり、そして彼氏どころかセフレまでいた。
さきは、まだ処女で童貞。しかし、そのおちんちんは、りおもびっくりするほどの巨根になっていた。
ふたなりは少ないけれど、それほど珍しくはない世界という設定。そして、コミカルな少女漫画チックにデフォルメされたムード。二村ワールドとしか言いようのない独自の世界観が全開になっている。
ほとんどのシーンが、りおの部屋の中だけ。登場人物も二人だけ。閉ざされた世界の中で、二人のふたなり少女が、子犬のようにじゃれ合う。
りおがセックスを経験していると聞いて、思わず「セックスの時におちんこはどうするの?」と興味津々で聞くさき。先輩気取りで、ふたなりのオナニーの仕方をさきに教えてあげるりお。
こそばゆいくらいに、甘酸っぱい百合の世界。制服姿の愛らしい二人の少女。でも、その股間には立派な肉棒が屹立している。
ふたなりがAVにおいて有効なのは、見ている男性に同一感を持たせることが出来る点だ。男と女は体のつくりが違い、感じ方も違う。画面の中でどんなに女の子が気持ちよさそうに喘いでいても、その快感は男である自分はピンと来ない。女のイクって、どんな感覚なんだ? 射精とどう違うんだ?
かといって、男優が気持ちよさそうにしている顔が見たいわけじゃない。そんなものを見ても気持ち悪いだけだ。
しかし、ふたなりであれば、そのペニスに同化することができる。しごかれているペニスの気持ちよさは、男にはよくわかる。画面の中で、りおにしごかれて気持ち良さそうにしているさきに、完全に同化することができるのだ。見ながら自分で自分のペニスをしごけば、さきの快感を体感することができるのだ。
本人もあちこちで語っていることだが、二村ヒトシのAVに出てくる女性は、二村の分身である。そして男優もまた二村の分身。つまり自分で自分とセックスしているのが二村ワールドなのだ。おれが女なら、おれを一番気持ちよくさせるセックスをおれにしてあげられるのに……。
二村作品に感じられる密室的な濃密さは、そこに原因がある。全ては二村の脳内世界なのだ。
このふたりの少女、りおとさきも当然、二村自身である。二人のペニスは、二村自身のペニスとして撮っているのだろう。
しかし、見る者にとっても、りおとさきのペニスは自分のペニスである。二人が互いに相手のペニスを愛撫する時、見ている者の股間にも、それは刺激として伝わってくる。そのペニスを通して、見る者は二人の美少女に同化することが出来るのだ。
えー、ふたなり? そんなの変態だよ、だなんて食わず嫌いはもったいない。見ていると自分の股間がムズムズしてくる感覚を、ぜひ一度経験して欲しい。
巨乳の浜崎りおと、ロリロリな辻さきの二人のコンビネーションもよく、反応も可愛らしい。ふたなり入門編としては最適だと言える一本だ。
文=安田理央
『巨乳少女ふたなりレズビアン(ドグマ)』
発売日:発売中
監督名:二村ヒトシ
出演女優:浜崎りお
収録時間:127分
商品番号:DDN-179
定価:3990円(税込)
メーカー:ドグマ
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安田理央 エロ系ライター、アダルトメディア研究家、パンク歌手、ほか色々。この夏、ついに四十代に突入ですよ。もう人生の折り返し地点かと思うと感慨深い。主な著作に「エロの敵」「日本縦断フーゾクの旅」「デジハメ娘。」など。趣味は物産展めぐり。でも旅行は苦手。 |
08.10.05更新 |
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