web sniper's special AV review. WEBスナイパーAVレビュー 『狂った肉体関係(アタッカーズ)』 文=井上文 婚約者との結婚式も決まり、平穏だが幸せな生活を送るルイ。結婚式について両親と些細な喧嘩は今までにもあったが、その日は違った……。 |
結婚間近のヒロイン・早乙女ルイが、子離れできない父親に家庭内で凌辱され続けるというタイトル通りの狂った近親相姦ものです。その陰湿なこと……。
ストーリーはこんな感じ。娘に婚前交渉さえ許さない古風(?)な家庭に育ったルイは、理想的な婚約者との挙式を控えて幸せの絶頂にあった。すでにウェディングドレスも購入し、あとは式の準備を進めるだけ……。そんな折、婚前交渉を許されない婚約者の不満が爆発、ルイの帰宅が遅れてしまう。激怒した父親はルイをなじるが、娘の反抗的な態度に逆上し、「お前(ルイ)の淫らな性欲がいけない。私が満たしてあげれば家族の幸せな生活は守られる」と、狂った論理で娘に襲いかかる。
早乙女ルイの肌が本当に綺麗ですね。服を引き裂かれて露になる少し高価そうな下着がよく似合っています。縄も似合いそうな丸みのあるボディですが、家庭内での話なので拘束は父親のベルトや、剥ぎ取った下着など身近なもので行なわれます。同じ家の中にいる母親にバレないよう、抵抗しつつも声を押し殺さなければならないという精神的な縛りがポイントです。
最初の凌辱では拘束した上での指マン、肛門舐め、イラマチオ、生挿入がルイのベッドの上で行なわれます。フィニッシュは顔射。父親の白濁液まみれになった美貌はただでさえ無惨ですが、背後に飾ってあるウェディングドレスが尚も悲愴感を高めています。
翌朝、父親は出勤するルイの胸元に盗聴器をつけさせた上、「いつでもお父さんを感じていられるように」とパンティの中にリモコンローターを仕込ませます。これでルイは家の中でも外でも常にバレる危険性と同居し続けることに。婚約者が家に来て家族と食事をしている時にもローターが作動するなど、意地悪な状況の波状攻撃を受けます。
さらに、酔い潰れた恋人のすぐわきでのイラマチオや、夜ごとの電マ責め、廊下での口内発射など、精神的にキツい凌辱の中で何度も何度もイカされてしまうルリ。身体が精神を裏切るというAV的なファンタジーが繰り返し展開され、堕ちていく娘の哀れな姿がしつこく描かれていきます。
クライマックスは母親が出掛けた家の中での中出しレイプ。ここでは立ちバックで犯しながらピアノを弾かせるという演出がなかなかです。子供の頃にピアノを習っていたという過去も明かされ、ルイのお嬢様らしい浮世離れした言動に一本の筋が通ります。ただ、エンディングに至るまで救いみたいなものは一切ありません。
全体に、母親も住んでいる家の中でやる行為としては余りに大胆なシーンが多すぎる気も。過激になればなるほど現実味が失われ、スリルが減ってしまうというジレンマを感じます。作り手のサービスがユーザーにどう届くのか……特に近親相姦ものとしては好みが分かれるところかも知れませんね。
文=井上文
『狂った肉体関係(アタッカーズ)』
発売日:2009年01月07日
出演:早乙女ルイ
監督:倉田大明
品番:DVD/SHKD-352
収録時間:DVD/110分
価格:DVD/2940円(税込)
メーカー:アタッカーズ
メーカーサイトで作品詳細を確認・購入する>>>こちら
関連記事
【AVレビュー】『卑猥なマドンナ 涼子(HMJM)』
井上文 1971年生まれ。SM雑誌編集部に勤務後、フリー編集・ライターに。猥褻物を専門に、書籍・雑誌の裏方を務める。発明団体『BENRI編集室』顧問。 |
09.02.02更新 |
WEBスナイパー
>
AV情報