web sniper's special AV review. WEB スナイパーAVレビュー 『SM性獣ムチ奴隷 愛咬(アートビデオ)』 文=安田理央 アートビデオ初期人気作品を再編集、未公開シーンを入れ新しく作り直した凄絶SM絵巻。限りなく美し、く限りなく優しく、そして限りなく激しく燃え上がる痴情の愛。真の秘蔵品ここに! サンプルムービー公開! |
アートビデオ名作復刻シリーズに一部のマニアの間で高い評価を得ている「SM性獣ムチ奴隷 愛咬」がついに登場です。1985年の作品で、当時はまだ珍しかった逆さ吊りでのムチ打ちというハードなプレイが話題を呼んだんですね。
藁葺き屋根の古い家屋に住む義父と娘。セーラー服のよく似合う少女を演じるのは、樋口幸子。伊藤清美の名前で120本ものピンク映画にも出演している人気女優さんです。熟女の印象も強いですが、この頃は正に可憐な少女で、彼女の痛々しい裸身と反応がこの作品を素晴らしいものにしています。
「私たちは父と子、同時に夫婦なんだ」
義父は、亡くなった妻の面影を連れ子である幸子に見いだし、変態的な愛情を注ぎます。
風呂に入るという幸子に、自分の目の前で裸になるように命じる義父。恥じらいながらも脱いでいく幸子。まるでズロースのような大きくて白いパンツにグッときます。露になった華奢な裸身を愛おしそうに撫で回す義父。
そして深夜。義父は幸子を縛り、天井から吊すとハリガタや蝋燭、バイブで責め立てます。
前述の通り、圧巻は逆さ吊りでのムチです。「父さんを許してくれ」と言いながら、逆さになった幸子の体をグルグル回しながら、ムチで打っていきます。激しい音と、幸子の悲鳴。どうやら、この逆さ吊りは、幸子の母はできなかったことのようです。マゾとして、娘は母を超えたのです。
この作品は、終始画面が暗いんですね。薄暗い中に幸子の白い裸身がボンヤリと浮かび上がるという昭和のSMならではのライティング。また最後のセックスシーンは蚊帳の中で行なわれ、網越しに撮影されているために、ソフトフォーカスがかかったような映像になっています。
見たいところをはっきりと見せることを第一に考えた今のAVとは、全く異なるアプローチの撮影なのです。
しかし、これがなんとも言えないエロティシズムを生んでいるのです。見えすぎないことで、想像力がかき立てられ、さらに幸子の荒い息づかい、縄擦れの音などが、はっきりと聞こえてくるのです。
普通のセックスを撮影する時には、見えることを優先させるのは正しいアプローチだと思うのですが、ことSMに限っては、見えすぎることで、ムードを壊してしまう部分もあるのではないか、この作品を見てそう考えました。
それにしても、樋口幸子、そして義父役の黒田透の演技が素晴らしいんですよね。この二人の組み合わせは絶品と言うに相応しいものです。名作の誉れ高い作品だというのも、納得でした。
文=安田理央
美少女逆さ吊りムチプレイ・熱ロウ・バイブ……
激しさと愛を織り混ぜて妖美に花咲くSM恋獄絵図
FLV形式 3.23MB 1分11秒
『SM性獣ムチ奴隷 愛咬(アートビデオ)』
女優:樋口幸子
監督:峰一也
収録時間:70分
発売日:2009/06/26
販売価格:13,860円(税込)
商品番号:ADV-R0446
メーカー:アートビデオ
メーカーサイトで作品詳細を確認・購入する>>>こちら
関連記事
【AVレビュー】『人妻堕淫縄嬲り(アートビデオ)』
安田理央 エロ系ライター、アダルトメディア研究家、パンク歌手、ほか色々。この夏、ついに四十代に突入ですよ。もう人生の折り返し地点かと思うと感慨深い。主な著作に「エロの敵」「日本縦断フーゾクの旅」「デジハメ娘。」など。趣味は物産展めぐり。でも旅行は苦手。 |
09.07.13更新 |
WEBスナイパー
>
AV情報
|
|