| web sniper's special AV review. ＷＥＢ スナイパーＡＶレビュー 『ビザールオルガズム１１（アートビデオ）』 白衣の天使・美人妻・華麗なバレリーナたちの転落 文＝井上文 ナース・人妻・バレリーナ......支配と被支配の恍惚に堕落した妖艶美女たちのメス犬馴致プレイ特集。 |
まず『犯乳病棟奴隷ナース５』は主演の中条美華の美しいボディにいきなり目を奪われます。このシリーズ特有の妖しげな照明のせいもありますが、もともとのスタイルのよさに加え、肌の質感にゾッとするような艶かしさがあるのです。
ストーリーは（短縮されていますが分かります）、院長の個人奴隷であるナースの中条美華が入院患者と密通していることを院長に知られ、院長＋患者からダブル調教を受けるというもの。責めは院長による四つん這いでの尻スパンキングに始まり、手術台での各種医療器具を使った強制絶頂、後手拘束状態での輪姦へと続きます。
途中、試験管に電飾とローターを入れたバイブなど、好みの分かれる演出もありますが、全体としては背徳感溢れるムード作りに惚れ惚れ。院長の暗くネチッこい嫉妬心が中条の美しさとあいまって、物語に一本のスジを通しています。
続く『牝犬のうた２』は、大きな日本屋敷に住む若い人妻の不貞のお話。旦那から浮気調査を依頼された探偵が、調査資料をネタに人妻を脅し、旦那の留守中に奥様を調教するというストーリーです。
責めは開口器の装着を始めとして、鼻フック、鼻吊り状態での顔舐めなど、金持ち奥様のプライドを突き崩すような、精神的な責めを中心にしつこく行なわれます。鼻フックを引っ張られながらの犬散歩はタイトルの由来でもあるのでしょうが、非常に長く行なわれます。その折々に、顔舐めや、後半には熱蝋責めなどが入っていくのです。
ラストにオチがあり、実は奥様は女王様で、「私を調査させたわね」と旦那を鞭で責め立てるシーンがくっついています。が、演技を見ると、奥様役の矢崎茜はＭですね。
ラストの『猟奇の檻１７』。これは令嬢バレリーナの白鳥るりが、バレエ衣装のまま、どこかの地下室でＳＭ暗黒ショーに出演させられるというもの。彼女はプライベートでもバレエをやっていますので、動きや身体の柔らかさは本物です。
前半は、責められている間ずっとトウで立たされる吊り責めや、片足を高く上げたままでの固縛→強制コマ回しなどで、その美しさを観客に見せつけます。白タイツに包まれた、やや肉感的な脚がイヤラしいですね。
さらに、令嬢らしく筋の通った鼻をフックで吊り上げ、ギャグを噛ませて涎をダラダラ垂らさせる顔面玩弄、観客一人一人によるオナニー→口内発射へと続き、最期は針金で緊縛されたまま、裸（ここで初めてオッパイが出ます）で強制絶頂させられるのです。
３話通して言えるのは、夢流ZOU監督らしい雰囲気作りと、着衣エロスへのこだわりが光っているということ。ダイジャストなのでややストーリーが分かり難いところもありますが、非常にお得感のある１本です。
文＝井上文
『ビザールオルガズム１１（アートビデオ）』
白衣の天使・美人妻・華麗なバレリーナたちの転落
発売日：発売中
出演：中條美華・矢崎茜・白鳥るり
監督：夢流ＺＯＵ
収録時間：100分
販売価格：13,860円（税込）
商品番号：ADV-R0359
メーカー：アートビデオ
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井上文 １９７１年生まれ。ＳＭ雑誌編集部に勤務後、フリー編集・ライターに。猥褻物を専門に、書籍・雑誌の裏方を務める。発明団体『BENRI編集室』顧問。 |
08.07.05更新 |
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