web sniper's special AV review. WEB スナイパーAVレビュー 浣腸プレイダイジェスト『SM浣射祭(アートビデオ)』 文=安田理央 10タイトル10人愛奴たちの浣腸プレイハイライトシーンだけをオムニバスダイジェストした作品です。 |
ここ1〜2年ほどのAV業界は、空前の浣腸ブームといってもいいでしょう。それまでSMやマニア系だけのプレイだった浣腸が、一般的な(?)凌辱作品でもメインで使われるようになり、「浣腸」の文字をタイトルに入れた作品が続々とリリースされています。
浣腸プレイの魅力は何かと言えば、まずは究極の羞恥であるということ。これは昭和30年代くらいのSM小説ブームから脈々と続いている日本のSMの王道的なとらえ方です。筆者自身もこの一点で浣腸プレイを好んでおります。
そして純粋なスカトロ志向としての浣腸。これは浣腸プレイよりも、その後に出てくる排泄物自体に興奮するというとらえ方ですね。そのため純粋なスカトロファンは、SMで多い凌辱的な強制浣腸よりも、女の子も合意の上でニコニコ笑いながらの浣腸の方を好む人が多いようです。
最後に、派手なビジュアルとしての浣腸。お尻からぴゅーぴゅーと液が噴出する様は、やはりインパクトがあります。最近の浣腸ブームで出てきた作品は、ここに力を置いている作品が多いんですね。だから、羞恥や排泄物はあまり関係ない。むしろ排泄物は邪魔とばかりに、事前に予備浣腸をして、液体だけが出るようにすることも多いようです。
さて、我らが「アートビデオ」における浣腸は、もちろん「究極の羞恥」としての浣腸であります。本作は既発の作品から浣腸シーンを中心に編集したオムニバス。「恥獄聖女」「コスプレ恥縛M調教」「拘束聖女」「Mの被虐」「恥辱の女教師」「悦辱天使」「ぬめり妻\x87U」「巨乳令嬢縄嬲り」「監禁淫悦2」「美聖女恥態」の10タイトルが収録されています。ほとんどがセーラー服少女が責められるという設定なのは、個人的にツボで嬉しかったですね。
羞恥として浣腸プレイを描く場合、重要なのは女の子の反応なのです。最近のインパクトとして浣腸をとらえた作品は、その辺を意識してないから、女の子が黙ったまま浣腸されて黙ったままでぴゅーぴゅー噴出するだけ。筆者も「浣腸って、そういうもんじゃないだろ!」と見ながら叫んだことが何回あったことか……。
その辺り、「アートビデオ」はわかってますね。例えば「悦辱天使」の小倉あかねが、兄によって浣腸され、うつぶせでお尻を突き出した姿勢でドボドボと大量の軟便を排泄しながら「お兄ちゃん恥ずかしい」とうわごとのように何度も繰り返すシーン、「拘束聖女」の川野優が台の上にしゃがまされて涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら「出したいです」と言わされたあげく、シャワーのように噴出させるシーン。
「巨乳令嬢縄嬲り」では父親にリストラされたことを恨んだ三人の男が浣腸されて便意に苦しむ月門ゆかを電マなどで責めながらネチネチ言葉責めし、排泄する様を嘲笑うのですね。これぞ、まさに恥辱!
いや、ま、中には女の子の演技力不足か演出不足か、反応が乏しくなってしまっている作品もあることはありますが(「監禁淫悦2」で児玉しのが色々と叫んでいるのにギャグを噛まされていて何を言ってるのかわからないってのは、本当にもったいないと思う)、それでもネチっこいカメラワークなどで、単なるインパクトとしての浣腸とは一線を画しているのがわかります。
浣腸マニア、羞恥マニアには自信を持っておすすめできる作品です。
文=安田理央
浣腸プレイダイジェスト『SM浣射祭(アートビデオ)』
発売日:発売中
出演:稲森さやか、小倉あかね、かなほ、川野優、児玉しの、琴野まゆか、小峰幸、高田ありさ、月門ゆか、藤本麻美
監督:東園賢
収録時間:120分
販売価格:13,860円(税込)
商品番号:DV-R0357
メーカー:アートビデオ
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安田理央 エロ系ライター、アダルトメディア研究家、パンク歌手、ほか色々。この夏、ついに四十代に突入ですよ。もう人生の折り返し地点かと思うと感慨深い。主な著作に「エロの敵」「日本縦断フーゾクの旅」「デジハメ娘。」など。趣味は物産展めぐり。でも旅行は苦手。 |
08.06.28更新 |
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