鬼才TOHJIRO率いるAVメーカー『ドグマ』がこの4月で6周年を迎える。「青い性欲」シリーズの衝撃的なスタートから始まり、業界が騒然とした『D-1クライマックス』や、2005年12月にはTOHJIRO渾身のSMレーベル「CORE」がスタート。そして今年迎える6周年は、記念イベントはもちろんのこと、4月8日には公式サイトのリニューアルを行なうという。また同日『ドグマSM研究所』なるデジタル写真集サイトもオープン。新たな動きを見せるAVメーカー「ドグマ」に迫る! |
思えば、筆者がTOHJIRO(以下TJ)監督を意識したのは、ビデ倫メーカー「MAX A」から2001年7月に発売された「Peach Street」という神田もも主演の作品からだ。ドラマものと思いきやドラマが終わった後、加藤鷹とのガチンコファック。そこには現在「ドグマ」が誇る人気シリーズ「拘束椅子」の原型があったように思う。もちろん、それ以前にも彼がそうしたギミックを使って作品を作っていたことはあったのだろう。だが私が観たものはそれが最初だった。
分娩椅子のようなものにM字開脚で座り、目隠しをされている神田もも(足は縛られていない)。そこにローションでの全身愛撫、電マ、ローターと矢継ぎ早の責めを繰り出す加藤鷹。彼女が全身を震わせて潮を吹きながら絶頂に達したとき、こぼれ落ちる涙。その後も幾度か絶頂に達するのだが、挿入中にみずから腰を振る姿がおそろしくエロティックだったことを今でも鮮明に覚えている。
行為の後、まだ呼吸も整わない彼女にTJ監督は問う。「もも、お前にとってAVは何だ?」彼女は答える。「自分の全部を表現できる場所」だと。
その作品を見てからというものの、TJ監督は一貫して女優の本質を暴き出すことに専念していると思えた。また2005年の12月にスタートしたSMレーベル「CORE」では拘束椅子を使わずに、SMという関係性の中での新たな挑戦が感じられる。
そんなTJ監督率いる「ドグマ」が、デジタルSM写真集のサイトを始めるという。しかもTJ監督が撮影も行なうというのだから驚きである。だが実は、今までも彼は自分の作品のパッケージ等をすでに撮影しているのだという。『ドグマSM研究所』のプレオープンページでは、彼の写真に対する想いが綴られている。
「(前略)はっきり言って俺はカメラは素人だ!! だけどエロチィズムを見る目と、M女を見抜く目は、どんな一流写真家にも負けるつもりはない!!(中略)19年間エロスの世界でつちかってきた変態の眼差しで、日本の情念の女達のM性を縄の世界で定着したいと思っている(後略)」
またTJ監督のほかには、すでに参加が決定しているのは公華写。一般ユーザーにはおそらく馴染みのない方だがAV業界ではクオリティの高い写真を撮ることで知られる作家だ。そんな二人の写真作家を軸にして、新たな作家の参加も予定しているという。
緊縛写真の大家といえば、荒木経惟であり、また杉浦則夫であり、田中欣一である。そうした明らかに高い壁をはたして彼らは乗り越えることができるだろうか。ともあれ、「ドグマ」の新しい挑戦を、私はいち緊縛写真ファンとしても、そしてTOHJIRO作品のファンととしても非常に楽しみにしているのだ。
文=編集部
続きを読む>>>
関連リンク
ドグマ公式サイト・DogmaxWebへようこそ!=http://www.dogma.co.jp/
ドグマSM研究所・Dogma SM Laboratory=http://www.sm-labo.com/
07.03.23更新 |
WEBスナイパー
>
AV情報