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咲きほころぶ踊り子たちの肖像 舞姫爛漫
番外編 元ストリップ興行師・ジョウジ川上
写真・文・インタビュー=インベカヲリ★ 取材協力=ジョウジ川上

ストリップ劇場でのストリップショー。黄金時代は過ぎたといえ、根強いファンはいまも劇場に通っています。そして踊り子たちもまた踊り続けているのです。そんな彼女たちの姿を追う「舞姫爛漫」番外編、80年代に“ストリップ界のつかこうへい”と呼ばれた元ストリップ興行師、ジョウジ川上さんにお話を伺いました。
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踊ってる子はオーダーが来るまで踊り続けたほうがいいと思う
受け止めてくれるお客さんがいる限り、やったほうがいいんじゃないかと思うよ
マイノリティで生きる


インタビューを終えた数日後、川上氏から何本ものDVDが送られてきた。それは取材中に、「当時のストリップが想像できない」と言った私への応えでもあった。再生すると、そこには彼がもっとも活躍した時代の記録が映し出されていた。

全裸にニシキヘビを這わせるダンサー、髪を振り乱してのアクロバティックな白黒ショー。男が脇役で出てくる演劇仕立てのストリップもある。「おもしろ企画シリーズ」と題されたステージでは、女性器に特殊カメラを突っ込み膣内をモニターで観察したり、サンタフェの扉を用意し、客にヌード写真を撮らせたりもしている。果ては、湯船を置いて客と踊り子が一緒にステージでお風呂に入ってしまうなんてバカバカしい展開も。ステージの勢いもすごいが、観客の熱気も相当なものだ。「池袋スカイ劇場閉館公演」では、客も一緒になってステージに上がり、踊り狂う姿が映っている。こんなに華やかなショーが、違法行為で取締りされてしまうのだろうか。技術ある出演者たちのショーを観て、私は信じられない気持ちになった。

昭和50年代より、業界で名を馳せたストリップ興行師・ジョウジ川上。彼は今、約30年身を置いたストリップ業界を離れ、生まれ故郷の島根県で介護タクシーの仕事をしている。車から降りてくる後姿を見たとき、そのあまりの若々しさに驚いた。



↑ジョウジ川上氏。自宅の暗室にて。


「ストリップの世界から身を引いたというよりね、何しに東京へ来たのかなってことですよ。考えてみたら今58歳だから、10年経ったらやっぱり70歳近くなるよね。で、10年って本当に短いからね。島根に帰ってきてからでももう1年経っちゃったしね。これで東京で60とか65になって、じゃあ今度は自分のことやりましょうって思ったときには身体動かないよ。本当、そこまでボロボロだったし、酒飲まなきゃ寝れなかったし。毎朝、痙攣で目が覚めてたからね」

ストリップが盛り上がった時代はとうに過ぎていたが、2006年に活動を休止するまで、彼は常に全力で突っ走っていた。SMにスカトロ、新しい客を取り込むために、さまざまなチャレンジをした。しかし時代の壁は高かった。

「ストリップそのものがいくら考えても斜陽っていうか、プラスマイナスゼロに持っていけなかったもん。いろんな興行考えて歯車回していくことはできるよね。でも延々とこれをやらなきゃいけないっていう、その怖さだよね。客が増えていくわけでもなかったし」

現にストリップ劇場は次々に閉館している。新しい踊り子が入ってきた、という話も滅多に聞かない。昔のように盛り上がりが復活するなどとは、誰も思わなくなっていた。

川上氏がストリップ業界に入ったのは、1976年「新宿モダンアート」に照明係として入社したのがきっかけだった。ストリップなんて観たこともなかったが、求人の張り紙を見てふらりと入ったのだという。とてもストリップの黄金時代を築いた人物とは思えぬ適当っぷりだ。

「当時はスポーツ新聞見て、行くとこないから来るって人が多かったからね。給料は6万5千円ですよ。免許があるから5千円プラスするっていうんでね、何かと思ったらビラ貼りですよ。ビラ貼りってわかる?糊とバケツ持ってさ、夜中に車で行って電柱に一生懸命貼るのよ。そうするとチャリンコでお巡りが来るじゃない。『何やってんだお前たち!』『逃げろー』って。さんざん説教されてさ。でもそれが仕事だったからね。2千枚くらい軒並み電柱に貼って、最後には自販機とか信号機に貼るバカもいたしね。僕が入ったのはそういう時代だったね」

今やどこの劇場でも主流になったポラロイドショーは、実は川上氏が始めたものだ。彼の提案する新しい試みは次々と当たり、客の数を何倍にも増やした。

「そりゃ考えられることはなんでもやったよ。プリクラが流行れば、プリクラを持ってきて逆立ちでVサインさせたりね(笑)。泥フェスが流行ればお客さんと勝負させて、パンスト取ったほうが勝ちだとか。そりゃもう劇場は泥だらけよ。はっはっは!! だからいろんな遊びができる空間だったよね。いろんな出し物があったほうが面白いと思ってたし。まあ、それが今は崩れてるよね」

川上氏がいなくなり、バラエティ豊かだったはずのストリップ劇場はガラリと変わった。今ではほとんどの劇場が、ストリップとポラロイドショーのワンパターンだ。客は激減し、生活のためのアルバイトをする踊り子まで現れはじめた。しかしそれでも川上氏は言う。

「踊ってる子はやっぱり、オーダーが来るまで踊り続けたほうがいいと思うね。先がないから辞めますっていうより、とことん付き合ったほうがいいと思う。だっていつだって辞めれるもんね。牧瀬茜も言ってたけど、劇場という場がある。自分が表現できる場があって、しかもお金がもらえる。ある意味では、観た人に何かを上げたいって気持ちは持ってるでしょうしね。幸せになってもらいたいとか、癒したいとか、そういう舞台からのメッセージはお客さんに通じてるんじゃないの? それを受け止めてくれるお客さんがいる限り、やっぱりやったほうがいいんじゃないかと思うよ」

踊り子が持つ思い入れの強さは、今までのインタビューで何度も感じてきたことだ。そして川上氏もまた、興行の魅力に取りつかれていた人間だった。

「やっぱりお客さんがボンと入って、おおっ!って身震いすることあったもんね。あるいは何でお客さんが来ないのかなあって悩んだこともあったし。ある意味じゃなんで30年も居れたかなって思うんですよ。僕ずっといたわけじゃなくて、2〜3年離れてた時期もあったからね。でもやってる期間はがむしゃらにやってたから。正面括って商売やらなければ、たぶん駄目なんだろうなって思ったの。だから金は残さなかったよ。仲間は家建てたり、劇場を買い取ったりしてたけど、僕は2千万持ってた金を『見せないヤラせないストリップ』をやったときにつぎ込んで、全部つかっちゃったからね」

『見せないヤラせないストリップ』とは、川上氏が公然わいせつ罪で勾留されたことをきっかけに始めた合法的なストリップだ。莫大な広告費や制作費をかけたものの、ストリップの客には不評で、大金はあっけなく消えていった。しかし後悔はない。次に進むために持っているものを使いきるのが川上流だ。彼の言葉には、精一杯生きてきたことへの自信があふれ出ていた。そしてその自信ある口調で、ふと現在の話が飛び出てきた。

「悲しさがあるとすれば、劇場をやったことによって、やっぱり得るものより失うもののほうが多かったってことだね。おふくろは、僕が帰ることに『お前なんで恥さらしに田舎へ帰ってくるんだ』ってはっきり言うからね。だけど僕は隠して生きていこうなんて思わないし、ストリップ屋ジョウジ川上って部分は隠したことはない。でもおふくろは、自分の面子の世界で生きてるわけですよ。親父が死んだときにおふくろが言ってきたことは、『わたしの面倒はみなくていい。そのかわり財産は放棄してくれ』って。それならそれでいいですよと。だから僕は実家に戻っても自分の居場所はない」

世間の厳しさを実感するエピソードに、正直私は驚いた。

「長男からも言われたよ。『マイナスになることはしたくない』って。それはね、カミさんが事業所を開いて、福祉とか県とかそういうレベルで仕事をしていて、子供たちもみんなそれを手伝ってるのよ。僕がこういう仕事をしていることに対して、世間で自分たちの身の負担になることは避けたいと。だから子供たちの連名で内容証明書が送られてきましたよ。『母一人を家族だと思って生活していきます』と。僕は自分のやってきたことを残そうと思って2冊の本を出したんだけど。まあ子供たちにもいつか読んでもらおうと思ったんだけど、なんか出す意味なかったなって。はははは」

多大な功績を残し、大勢の客に夢と喜びを与えても、ストリップというだけで身内は眉をひそめる。劇場を愛した川上氏だからこそ、その悲しみはひしひしと伝わってきた。

「僕は自分のやってきたことに対しては、これは無駄だったとか、間違ってたとか否定はしないよ。だって否定しちゃったら自分が全部なくなっちゃうんだもん。僕は確かに踊り子回してマージン跳ねてたけど、良心的なマージン跳ねてたよ。僕が扱った女の子からはクレームも言われたことないし。納得づくで、その上でやれることはきちんとやったし。法に触れてるか触れてないかの違いだけだよ。でもカミさんは自分のやってきたことを間違いだって言うんだよ。だってお前だって踊り子だったじゃないって。彼女はそれが汚点と思っているんだよね。たぶんこだわりだけの話なんですよ。やっぱり達成できずに不燃焼に終わった自分の過去と、今生きていこうとしている世界をきちんと分けたいんでしょうね。僕は逆に過去にやってきたことがひとつのバネになってるし、それがなぜできないのかなって。なんで消そう消そうっていうのにエネルギーを使っちゃうのかなって。でも、間違ってたっていうなら、何にも言えないよね。

それによく考えてみるとね、東京で残った友人よりも、去っていった友人たちのほうが多い。もう連絡取れない人もたくさんいるしね。踊り子もそうだよ。結局は自分の下半身しか見てもらえないっていって辞めていった子もいるよ。それに踊ってたことを二度と言わないって辞めていく子もいるし。だからあえてそういう子たちにしげしげと話しかけるわけにはいかないよね。だから僕にしてみたら接点は劇場なんですよ。でも接点の劇場を否定する子たちのほうが圧倒的に多かったと思うわけよ。寂しいけどしょうがないとは思うよね。ただ、もう見たくもないってどうしてそう思うのかなって。僕にしてみたらなんで『俺たちのストリップ物語』って本を出したかというと、やっぱり忘れられたくないという気持ちですよ」

過去の楽しかったことも、現在の悲しみも、彼は堂々と語った。その姿には、人間としての強さがあった。


川上氏は今、ストリップとは180度違う世界で生きている。島根の歴史に刻まれなかった徴用漁船と漁師達の姿を知ってもらおうと、個人で活動を行なっているのだ。もちろんその活動でも、ストリップ屋である過去を隠したりはしない。

「徴用漁船の話っていうのは、浜田市史っていう行政の本に載ってないんですよ。実際に戦争に行った人たちの想い、家族を亡くした人たちの想いがあるわけで、歴史に残らないなんて、そんなバカな話があるかという想いを叶えてあげたいんですよ。そのためには行政を動かしてやるぞと。絶対動かしてやるぞと。そのためにはどうやって仕掛けたらいいかというのはストリップ屋の発想でやってるから。思い出すもん、劇場を一生懸命やってる頃を(笑)。ポスター作ってさ、ポスティングしてさ。行政とか教育委員会とか県立大学なんかと関わるときでも、『何をしてたんですか』って聞かれたら、『ホームページを見ていただければわかりますよ』って言ってますよ」

ホームページを開くと、ストリップ時代の仕事から、介護タクシー、徴用漁船の活動まで、すべてが一緒になってプロフィールに上がっている。名前も変えない。どこにいても、川上譲治は川上譲治なのだ。

島根の自宅には、暗室やパソコンなど現在の仕事の道具が綺麗に整頓されていた。その中にポツンと置かれた「新宿モダンアート」の表札を見つけ、私はなんだか朗らかな気分になった。

文=インベカヲリ★





徴用漁船パネル展

場所:サンマリン浜田
日時:平成21年2月14日(土)・15日(日)午前10時〜午後5時

場所:長浜公民館
日時:平成21年2月21日(土)・22日(日)午前10時〜午後5時

料金:無料


主催:浜田港徴用底曳漁船船団と漁師達を追うプロジェクト
協力:戦没船を記録する会
後援:浜田市教育委員会
写真提供:漁業共同組合JFしまね浜田支所



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■東京
2008年12月9日(火)〜12月15日(月)
10:00-19:00(最終日は16:00まで)
会場:ニコンサロンbis  地図
(東京都新宿区西新宿1-6-1新宿エルタワー28階 ニコンプラザ新宿内)

■大阪
2009年1月22日(木)〜1月28日(水)
11:00〜19:00(最終日は15:00まで)
会場:ニコンサロンbis大阪  地図
(大阪市北区梅田2-2-2ヒルトンプラザ ウエスト・オフィスタワー13階 ニコンプラザ大阪内)

※受賞作品展につき、
以前開催の同名作品展と同内容になります

インベカヲリ★ インベカヲリ★ 東京生まれ。編集プロダクション、映像制作会社勤務を経てフリー。写真、文筆、映像など多方面で活動中。著書に「取り扱い注意な女たち」。趣味は裁判傍聴。ホームページでは写真作品を随時アップ中。

インベカヲリ★ http://www.inbekawori.com/

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09.01.17更新 | WEBスナイパー  >  咲きほころぶ踊り子たちの肖像 舞姫爛漫