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老舗が誇る「シネマジック」クオリティの秘密に迫る!

トップブランド「シネマジック」の社長兼
名匠・吉村彰一氏ロングインタビュー!!

「シネマジック」のビデオがSMとの出会いだったと語るマニアは少なくない。特に80年代終わりから90年代前半にかけて、従来の暗く陰湿だったSMのイメージを払拭して登場した「シネマジック」の美麗なパッケージの数々。レンタルビデオの店頭で思わず手を伸ばした読者の方も多いのではないだろうか。SMビデオの王道とも言えるスタイルを貫き通し、マニアの人気を「アートビデオ」と二分する業界トップブランドの秘密に迫る!
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監督を俺がやるというとダメになっちゃうんだよね。
300本撮っててもダメなんだよな。


映画監督になりたかったという吉村彰一だけあって、映画界とのつながりも深く、「シネマジック」は映画畑のスタッフが多い。

吉:「『シネマジック』も最初は俺一人で全部撮っていたんだけど、リリース本数が増えてくると、とても一人じゃ無理だってことで監督を引っ張ってきた。雄プロの廣木隆一が知り合いだったから相談したら、石川欣(均)や高原秀和、望月六郎を紹介してくれたんだ」


(C)2002およう製作委員会


『不貞の季節』


厳密には「シネマジック」ではないのだが、吉村氏の製作によって生まれた映画作品が『不貞の季節』、そして『およう』。『不貞の季節』に大杉漣、そして『およう』に熊川哲也を起用。どちらも脇を固めるキャスティングが充実しており、SMの世界を描いた一般映画としては『花と蛇』に比べて知名度は低いものの、小気味良い佳作として評価されている。


「シネマジック」の看板監督とも言える川村慎一監督もピンク映画出身だったし、現在は一般映画で活躍している監督が変名で「シネマジック」で撮影していたという例も多い。

そして2000年に、「シネマジック」は一般映画制作に乗り出す。廣木隆一監督による『不貞の季節』である。SM小説の巨匠・団鬼六の私小説的な短編を、個性派俳優・大杉漣主演で撮影されたこの作品は、高い評価を得て、今でも数多くの海外の映画祭で上映されているという。

そして吉村氏も、また映画監督になる夢は捨てていない。

吉:「映画は金がかかるから、メジャーなところに話を持って行くんだけど、監督を俺がやるというとダメになっちゃうんだよね。実績がないって。AVを300本撮っててもダメなんだよな。まぁ伊丹十三が51歳で監督デビューしてるから、それまでになれればいいやって思ってた。今は津川雅彦が65歳でデビューしてるから、それまでにって(笑)」

吉村氏自身は現在は映画方面に力を入れているため、監督として撮るのは年に1〜2本となっている。SMファンとしては少し寂しいところではある。



※次回はアートビデオの峰一也監督が登場です!

※この記事はS&Mスナイパー2006年12月号に掲載された記事の再掲です。
また記事中の画像の著作権は、全て株式会社シネマジックに帰属します。



関連リンク

シネマジック公式サイト=http://www.cinemagic.co.jp/

yasuda_face.jpg

安田理央の恥ずかしいblog
http://d.hatena.ne.jp/rioysd/

新刊「エロの敵 今、アダルトメディアに起こりつつあること」(翔泳社)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4798111082

安田理央 気がつけば、今年で40代を迎えるエロ系ライター。今年はボーッとしてると大変ヤバイことになってしまいそうなので、色々と新しい行動を起こすぞと考えたり考えなかったりしております。「エロの敵」に続くアダルトメディアルポも構想中。  

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07.04.19更新 | WEBスナイパー  >  インタビュー