不定期連載 綿まで愛して!新世紀抱き枕系コラム! すあまにあ倶楽部 第51回 遠藤さん! お願いです!!の巻 文=抱枕すあま |
前回の50回目に引き続き、今回は2周年を迎えるという節目のコラムになります。わたくし、この2周年記念のコラムがアップされるのを、家でゴロゴロしながら楽しみに待っていたのですが、どうやら『WEBスナイパー』って、私がコラムを書かない限り、アップされないシステムみたいなのです。知らなかったよー。
そんな訳で、3年目を迎える「すあクラ」を、どうぞよろしくお願いいたします!!
私の近況ですが、GWは名古屋の実家へ帰省していました。その翌週は、両親が東京の我が家へ遊びに来ました。その時、両親がお土産に持ってきたのがコラムのトップ画像にあるドアラのクッキーです。
ドアラといえば、キモ可愛くて人気がある中日ドラゴンズのマスコットです。キモ可愛くて人気があるのなら、私だって人気者になれるはずなのになぁ……。少なくとも、キモさなら、私のほうがドアラよりも勝っているはずです。そんなジェラシーを感じつつ、袋を破ってクッキーを取り出してみました。
こ、これは、どこのオッサンなんだ!? ナゴヤドームで酔っぱらってヤジを飛ばしているオヤジがクッキーにプリントされているのか? ドアラはどこに描かれているのだ!? 私は、念のためにクッキーの裏側を確認してみましたが、どこにもドアラの姿はありませんでした。
【物知りなオカン】
うちのオカンは、とても物知りなのです。特に、最新の流行スポットなどは、誰よりも早く情報を入手しています。そんなオカンから、先日、こんな電話がありました。
オ「ねぇねぇ、知ってる? 東京のドコかに、ナニかができるらしいよ!! 知らなかったでしょ?」
す「知らねぇよ……」
【ハイキング1】
私が実家に帰省していた時、オトンが「姉の一家を誘って、近くの山までハイキングに行こう!!」と突然言い出しました。本当は家でゴロゴロしていたかったのですが、気付いたらオカンが姉の家の電話番号をダイヤルし、オトンに受話器を渡していました。
父「あっ、もしもし……あれれ? す、すみません! 間違えました!!」
受話器を置くなり、オトンがオカンに怒鳴り散らしました。
父「お前は、どこの電話番号にかけているんだ!? 変な若い女が出たじゃないか! しかも、不機嫌そうな声だったんだぞ! お前は、なんでいつも落ち着きがないんだ!? オレみたいに、常に落ち着いた行動ができないのか!!」
怒り狂うオトンを横目に、私は電話の発信履歴を調べてみました。しかし、オカンがかけた電話番号は、間違いなく姉の一家のものです。ひょっとすると、たまたま電話が混線したのかもしれません。私が試しにリダイヤルしてみると、甥っ子が電話に出ました。
甥「はい、〇〇です」
す「やっぱり、電話番号は合ってるよなぁ……。あっ、東京のスーパーエリートサラリーマンのすあま叔父様だよ」
甥「なぁ〜んだ、去年リストラされたすあま叔父さんか……」
す「可愛くないヤツだなぁ……。そうそう、さっき、おじいさんが電話したんだけど、違う家にかかっちゃったんだよ。なんでかなぁ……」
甥「おじいさんからの電話なら、さっきあったよ」
す「へっ!? なんか、不機嫌そうな声だったみたいなんだけど……」
甥「ああ〜。だって、居間で横になってた時に電話がかかってきたから、ちょっと寝ぼけてたんだ。そしたら、おじいさんが『間違えました』って言って、さっさと電話を切っちゃったんだよ」
す「だけど、おじいさんは『変な若い女が電話に出た』って言ってたよ」
甥「電話に出たのは、間違いなく僕なんだけど……」
その後、オトンは親族一同から『一番落ち着きのない人』に任命されたのでありました。
【ハイキング2】
さてさて、そんな訳で、我々一行は姉の一家とともに、近所の山へとハイキングに出掛けたのでありました。ちょうど季節は春です。山道を歩いていると、爽やかな春風に誘われて、あちらこちらから新緑の香りが漂ってきます。
くんくん。実によい香りですなぁ〜。おやっ! なにやら親近感のある香りがすると思っていたら、これは栗の花の香りではないですか!! 実家に帰省してからすでに数日間もオナニーを我慢していた私は、少々興奮しながら小学二年生の姪っ子に話しかけました。
す「ねぇねぇ! 栗の花の香りがするよ!! 春の山って、よい香りがするよね!!」
姪「新緑の香りは好きだけど、この花のニオイだけはキライなの」
す「……」
さすがに、「オジサンの家はね、一年中ずっと栗の花の香りがするんだよ」だなんて、言えませんでしたよ。ただ、「私、このニオイが大好きなの! 身体中にこのニオイを浴びたいの!! できることなら、ジュースにして飲んでみたいの!!」などと言われるよりは、全然よいのですがね。
【鯉のぼりケーキ】
姉の一家が、こどもの日に鯉のぼりのケーキを持って遊びに来るというので、どんなケーキかと思って、楽しみに待っていました。そしたら、持ってきたのはこんなケーキでした。
う〜む。これは、鯉のぼりのケーキというか、そのまんま鯉では? しかも、表面のぬめり具合まで妙にリアルだし……。でも、横っ腹に菖蒲の花が突き刺さっているので、こどもの日のケーキだということだけは、なんとなく分かります。
しかし、よくこんなにも妙な食べ物を考えつくものですね。まぁ、名古屋周辺には、カレイうどんを出すお店がたくさんありますしね。断わっておきますが、カレーうどんじゃないですよ。お魚のカレイ(鰈)が上にのっているうどんです。食べ物に関する考え方が、ちょっと独特なのかもしれません。
【遠藤さん! その1】
両親が東京の我が家に遊びに来たとき、みんなでTBSの『中居正広の金曜日のスマたちへ』を見ていました。この日は、漫画家の浜田ブリトニーさんの特集をやっていたのですが、そこに『遠藤遊佐のオナニー平和主義!』でもお馴染みの漫画家・花津ハナヨ先生が出演していました。
す「あっ、ハナヨ先生だ! 僕の友人(遠藤遊佐さん)がね、この先生と仲良しでさ、漫画にも登場してるんだよ」
母「それはスゴイねぇ。それは、どんな内容の漫画なの?」
す「うっ!!」
私は答えに詰まりました。だって、遠藤さんが登場しているのは、男性のチンコに嬉々とした表情で蝋燭を垂らすような漫画です。
(c) 花津ハナヨ
私は思わず、こう言ってしまいました。
す「えっと、なんだったっけ。……そうだ、『CAとお呼びっ!』だよ!!」
まさか、この歳になってまで、両親に嘘をつくなんて……。遠藤さん! もうこれ以上、両親に嘘をつくのはイヤなので、来週までにキャビン・アテンダントになってください!! もし、キャビン・アテンダントになれないのなら、せめてイニシャルだけでもCAになってください!! この際、キャプテン・アリゾナでも、クリトリス・アナルでも、なんでもいいですから!!
【遠藤さん! その2】
その場はなんとか誤魔化したと思ったのですが、オトンがドラマの『CAとお呼びっ!』を見ていたようで、この話に食いついてきました。
父「そういえば、そんなタイトルのドラマがあったよなぁ……。確か、スチュワーデスのヤツだろ?」
す「そうそう、のろまな亀のヤツね」
父「堀ちえみじゃないよ。もっと新しいドラマだよ」
す「ちっ! 騙せなかったか……」
父「んっ!? 何か言ったか?」
す「な、なんでもない、なんでもない」
父「そのお友達の役は、誰が演じていたんだい?」
す「(ええい! もうこうなったらヤケだ!!)確かねぇ、私の友人がモデルになったCA役は、観月ありさが演じていたんだよ」
嗚呼、私もいい大人だというのに、両親に対して嘘で嘘を重ねるなんて……。こうなったら、もうあの方法しかない! 遠藤さん! 来週までに、観月ありさになってください!!
『CAとお呼びっ!―逆風客室乗務員』(1) 著者=花津ハナヨ 価格:530円(税込) 出版社: 小学館 ISBN-13: 978-4091800282 発売日: 2005/12/26 |
(続く)
関連リンク
赤裸々自慰行為宣言 遠藤遊佐のオナニー平和主義! 第24回 独身三十路女のオナニー事情
抱枕すあま 『SM探偵団』(ガッツ)で男優兼監督としてデビュー。その後、カメラマン、照明を経てスタッフその3となる。着実に一歩ずつ大物監督へのステップを踏み外している。最近では、『SM魔女狩り審問会』(エピキュリアン)において、金属製拘束具のデザインおよび製作を担当した。抱き枕との生活を綴ったブログ『すあま日記帳』もある。 |
09.06.18更新 |
WEBスナイパー
>
すあまにあ倶楽部
|
|