毎週土曜日更新!
onanistic pacifism by “maestro”Endo Yusa.
ああ、やっぱりな。
私のことだから、監視してくれる家族がいなくなったら絶対に引きこもりが再発するだろうと思ってはいたんですが、案の定。
びっくりするくらい見事に、学生時代のモラトリアム生活に逆戻りしております。3日間家から一歩も出なかったなんてのは当たり前、昨日は1日窓すら開けてません。
だって、日光に当たると溶けちゃうような気がするんですもの……。
ニトリのネット通販で買った羽毛布団にもぐり、TSUTAYAディスカスで借りたBLマンガを貪り読むのがマイブーム。オナニーマエストロ遠藤です。
渋谷のクラブに行って朝まで踊り明かすとか、合コン的なものに参加するなんてのは敷居が高すぎるにしても、せっかく東京に住むようになったんだからもうちょっとアクティブに外に出るだろうと思ったら大間違い。
ここ数日の私ときたら、人生が半径5メートル以内で完結してますよ。
何を隠そう、引っ越して1カ月たつのに、最寄のコンビニがどこなのかさえよくわかっておりません。実家にいるときよりよっぽど行動範囲狭いじゃないですか。ははははは。・゚・(ノД`)・゚・。
じゃあ、どうやって日々生活しているのかといいますと……はい、そう。インターネットですね。
食料品や酒は西友で週一回程度まとめ買いし、あとはほぼ引きこもり。マンガはTSUYATAディスカスで借りれるし、寂しくなったらツイッターでぶつぶつつぶやけばいいし、ストレスが溜まったらネット通販で散財して解消。いやあ、げに素晴らしきはネット社会!
よく考えたら、ネットスーパー使うようにすれば食料や日用品の買い物にも出なくてすむんだよなあ。
……あれ、ちょっと待てよ。もしかしたら財力さえあれば、ほんとに外に出なくても暮らせちゃうんじゃないの? 私が幼少のころからずっと胸に思い描いてきた夢の生活が今ここに!?
バイブもAVもネット通販で買えるんだから、性生活も問題ないじゃないですか。うわ、超テンションあがってきた! 誰か、家から出ずにできる仕事ください!
(こういうことばっかり言ってるとCSのエロチャンネル代で借金こしらえるようなダメな大人になっちゃうから、良い子はマネしないでね……)
というわけで、へんな感じでテンションが上がったまま前回の続き。“マエストロ実家暮らし卒業記念お風呂オナニー”でございます。イエー!
ずっと閉め切ったままだった部屋のカーテンを開けてみると、外は真っ青な晴天です。うーん、こりゃまさに風呂オナ日和じゃないですか。
全裸で震えながらエログッズの準備をしているうちに、お風呂も沸いた模様です。うふふふふ。
昼から風呂でオナニーなんて、この節電しなきゃならない時期にちょっと贅沢かしらって気がしないでもないんですが、よく考えたら昼風呂ってエコの観点からも有効なんですよね。
ほら、明るいから風呂場の電球つけなくていいし、夜よりはあったかいからお湯が沸くのも若干早い(気がする)。
一番電力使う夜の時間帯に入るより、かえっていいんじゃないかと。日中家にいる人にはオススメです。
えーと、じゃあ早速湯船に“エステゼリー”を投入してみますか。
焦らず、使用法をよく読んで……と。なんせ1個800円もする高級品ですからね!(バスクリンなら2箱買える)失敗は許されません。
で、前回も書いたように追い炊きは不可と。どうしてダメなのかしら。まあ、とりあえず大変なことになったら怖いから追い炊きスイッチは「切」にしておこうっと。
80リットルってどれくらいかわかんないけど、溜めちゃったお湯を捨てるのももったいないし、まあいいか。もしゼリー感が足りなかったらうちにあるゼリーの素を追加投入しとけばいいや……。
勢いよくバサッと入れて、かき混ぜます。うーん、はちみつの甘いかほり……
おー、おー! ぐりんぐりんと力強くかき混ぜてたら、だんだん水のものではない抵抗を感じるようになってきました。いい具合に固まってきた模様。でも、思ってたのとちょっと違うような……。
うーん、なんていうか、思ってたより“つぶつぶ”。
ゼリー風呂って聞くと、みなさんフルフルと揺れるお菓子のゼリーを思い浮かべると思うんですけど、そうじゃない。どっちかっていうと、直径1ミリ以下くらいの小さなゼリーがお湯の中に無数に浮かんでる感じの固まり方なんですよね。
あれ……もしかしてマエストロ失敗した? 悠長に浴槽の写真とか撮ってたから、ゼリーがダマになっちゃったとか? おわー、800円が! 800円があっ!!
しかし、落ち着いてよくパッケージを見てみたら、ちゃんと“つぶつぶゼリー”って書いてありました。あーよかった。
安心したところでいよいよゼリー風呂に入ってみると……。
……うふふ。うふふふふふふ。
ふあぁぁぁ〜、こりゃイイわぁ〜!
全身にまとわりつく“つぶつぶ”の感触。これはもうエロとかエロじゃないとか関係ない、問答無用の快感であります。身体を動かすたびに笑い声が漏れる感じ。
微炭酸風呂に入ってるような刺激とでもいいましょうか。いやあ、面白い!
身体になすりつけたりすると、これまたよい塩梅の刺激が。
お湯の量は適当だったけど十分いい感じ。もうちょっとゼリー濃度が濃かったらさらにイイかも。
正直、“オナニーはイクためにする”というのが基本姿勢のマエストロからすると、この“エステゼリー”はオナニーグッズとは言えません。でも、この微エロな感じがなんともいえず気持ちいいんですよねえ。あったかい人肌に包まれているような気分。心身にゆとりが生まれます(これ以上ゆとり持ってどうすんだって話ですが)。
いやあ、これはこれでアリ! 大いにアリ! 15〜20分の入浴でお肌すべすべ、エステ効果もあるっていうし、オナニーとしての快感はないにしても800円の価値はありでしょう。
(お母さん、私も大人になりました……)
風呂場に貰ったばかりの『性生活報告アーカイブ 防空壕で隣のおばさんと…』を持ちこみ、熟読するマエストロ。お風呂で読書って集中できて思いのほかいいんですよねえ。
どれどれ。なにっ、「東北産・糸コンニャクの味」ですと!(注・糸コンニャクのような名器を持った東北娘との一夜の話)
「細くなっているウエストと大きく張った腰が少しアンバランスに見え、ギターを連想させる裸体です」……ふむふむ、なるほど。なんと素晴らしい描写であることよ。エロ小説を書かせてもらってる身には大変勉強になりますな。
ほほう、「ナスだけが知っている」もなかなか味わい深い話だなあ(注・本作は、愛らしい幼なじみとの甘く切ない異物挿入ストーリーです)。
は〜、極楽極楽。できることならあと2時間くらいこうしていたい……。
とはいえ、そうのんびりともしていられないのが切ないところ。まだまだ寒いこの季節、お湯はどんどん冷めてきちゃうわけです。しかもゼリー風呂は追い炊き不可。あんまりゆっくり楽しんでると逆に風邪をひいてしまう。
というわけで、エステゼリーの感触と『性生活アーカイブ』の続きに後ろ髪をひかれつつも、オナニー業務にとりかかることにしたマエストロ。
まあ、「ナスだけが知っている」でちょっと股間も潤ってきたことだし、ちょうどいいタイミングでしょう。
ゴクリ。いよいよか……。
思えば実家にいたとき、この時間は必ず老母とやきそばとか食いながら『いいとも』を見ていたもんです。でも今はゼリー風呂の中で一人、異物挿入に思いを馳せている。そして風呂の隅には、買ったばかりの防水電マちゃんが。
ああ、自由って素晴らしい。アイム・フリー!!
新生活を始めてよかった。幸せをかみしめつつ、次回に続きます。
(続く)
11.04.09更新 |
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