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onanistic pacifism by “maestro”Endo Yusa.
こう見えて、実はファミリーをこよなく愛しているわたくし。
東京に出てきてからもなんだかんだと理由をつけてはちょくちょく帰省しているのですが、こないだ2週間ぶりに実家に帰ったら、いきなり叔父さんが自己破産してたのでびっくりしました。あと、97歳の祖母が、かまとばあちゃんのように2日寝て2日起きる人になってた……。え、年とるとみんなああなるの!?
私が六畳間にひきこもって「ヒルナンデス」を観ている間に、世の中はどんどん変化している模様。ショックをかくせないオナニーマエストロ遠藤です。
そんなマエストロの最近のトップニュースはというと、なんといってもドリフですね!
カトちゃんが45歳年下ギャルと結婚したと思ったら、今度は仲本工事(70歳)が30代演歌歌手と真剣交際ですってよ、奥様! やだもう、ドリフターズって意外と肉食! 演歌歌手とチョメチョメとかエロすぎる! キャー!!(←可哀想な子)
しかもワイドショーから仕入れた情報によると、カトちゃんったら「今は(セックスが)週に1回程度なので、2〜3回はがんばりたい」なんて言ってるらしいです。まじか。死ぬぞ。
しかし、ここまで来たら真打ちである志村けんには是非10代のギャルでキメてほしいですね。子役あがりとかすごいエロそうじゃないですか? さもなければパンくんと結婚してほしい、マイケル・ジャクソンばりに(やばい、何言ってんだかわからなくなってきた……)。
まあとにかく、このように脳みそが溶けていても、お仕事だけはしなくちゃいけないのが社会人。
カトちゃんの勃起力や仲本工事の腹上死の確率などを気にしつつ、コラムを書くためには自分のオナニーにも想いを馳せなくてはなりません。
前回、ドグマの3DAV上映会でだいぶショックを受けたので、今度はなにかこう、あまりパワーを使わなくてすむようなものを試したいんだけど……うーん、あの飛び出すゲロの後だとそうそう興味のわくようなものも出てこないのよねえ。
「これ!」ってものがないのに無理して買うのもなんかヤダしなー。
むー、家になんかエロいものなかったっけか……。ガサゴソ(もはや、冷蔵庫の残り物で夕飯作ろうとしてる主婦のようになってます)。
うがー、なんにもないのかこの家はっ!
そうだ、そういえば確か同居人が未使用のテンガエッグを持っていたはず……。あれで何かできないかしら。例えば電マの上にアタッチメントみたいにかぶせるとか。
――ねえ、オナニーしなくちゃならないからテンガエッグ貸してよ(ああ、なんという下品な会話!)。
同居人「え、でも遠藤さん、ちょっと前にオナニーに使うもの誰かに貰ってなかったっけ。カンピョウみたいなやつ」
――カンピョウ……? あ、そうだ、あったあった。なんだっけ、肥後もっこすじゃなくて……。
同居人「まりもっこり?」
――違う。
同居人「マリメッコ?」
――違うっ、ちょっと黙ってて! ……えーと……そうだ、肥後ずいき!!
思い出した。確かに貰いましたよ肥後ずいき。マンコの調子がいいときに試してみようと思ってとっておいたはず。あれってどこにしまったんだっけ(と、またもや机やら押し入れやらをガサゴソするマエストロ)。
お、あった! これだこれだ。
みなさん御存じでしょうか。肥後ずいきといえば、遠く江戸時代から伝わる熊本名産の性具。感度アップに効果があると言われているものであります。一説によると、大奥のお姉様方も使っていたとか。
基本的に、こういう媚薬系のエログッズは眉唾だと思っているマエストロですが、大奥と熊本県民の強烈な後押しがあるとなれば話は別。何百年もの間歴史に支えられ継承されてきたものなら、それなりの効果があるに違いありません。それにほら、江戸時代の媚薬なんて、ちょっと霊験あらたかな感じもしてイイじゃあないですか。
ああ、なんか春画のワンシーンが脳裏に浮かんできちゃった……ジュン……。
よし、今回はこれを試してみるとしますか! ありがとう、同居人。
しかし冷静になってみると、これって一体どうやって使うんだろう。
貰ったものなので説明書なんかはついていません。えーと、食べるんじゃないよね……。
ということで、困ったときのインターネット。早速“肥後ずいき 使い方”で検索してみました。
すると、熊本の肥後ずいき専門店(!)のHPと、みんなの味方Wikipediaがヒット。
実は“肥後ずいき”という言葉は聞いたことがあったものの、実際にはどんなものなのかよくわかっていなかった私。2つのページをじっくり読みこんだところ、以下のようなことが判明しました。
■“肥後ずいき”とはハスイモの葉柄の皮を剥いて乾燥させたものである。
■ハスイモに含まれるサポニンが男女の生殖器に刺激をもたらし性的快感を与える。また、チンコに流入する血流も増加し、陰茎も一時的に増大する。
■水かお湯に4〜5分浸し、柔らかくして使う。
■“肥後ずいき”には紐状のもの(うちにあるやつですね)とキャップ状に編み上げられたものがある。紐はチンコに巻きつけ、キャップ状のものはチンコ被せてセックスすると気持ちいい。
■使った後はぬるま湯で洗って陰干しすれば、もう何回か使える。
■一番ポピュラーな紐状の“長もの”を始め、指に装着して使う“リング”、棒状の“こけし”などがある。チンコ型に編んだ「こけし」はまさに江戸時代のディルド。参勤交代の際、女性たちへのお土産として絶大な人気だったらしい。
ふむふむ、なるほど。肥後ずいきの原料はハスイモなのか。小学生の頃盗み読みした父親の『エロトピア』に、肉体労働者に捕まった女学生がマンコに山芋塗られてヒイヒイ言う話があったけど、あれは故あることだったんですね。あ、そういえばとろろいも食べると精が付くなんてことも聞くな。
そして紐状の肥後ずいきを使ってオナニーに勤しみたい私は、バイブにこいつを巻きつけて出し入れするというのが正しい使い方のようです。
「肥後ずいき専門店」のHPによると、巻き方には普通にぐるぐる巻きつける方法のほか、途中で紐を交差させる、結び目をつくりながら巻く(バイブでいうところのパールのような効果を狙っているらしい)などがあるみたいですが、まあそれは実際に使う段になってから考えましょう。マエストロは不器用なので、あんまり難しいことはできないような気もするし。
よし、そうとわかれば早速どのバイブを使うか物色であります。
現在、マエストロ宅にあるバイブは引っ越し時にセレクトして持ってきた“中イキ用”となめらかフォルムが自慢のドイツ製“セミリアリスティック”、そしてこないだバイブの使用感レビューの仕事で使ったパール入りの一般的なやつが3本(世の中にはいろんな仕事があるんですよ!)。
やっぱり大きさとか使い勝手を考えるとセミリアリスティックかなあ。でも、一抹の不安も残るんですよね。
というのは、肥後ずいきの触感。乾いた状態なんでなんともいえないんだけど、けっこう痛そうなんですよね……。貰ったときにすぐ試さなかったのも、それが理由の一つ。
ほら、女子の膣内ってヤワでございましょ。こんな麻ひもみたいなもの巻いてズボズボやったら中が切れて血まみれになったりしないかしら……とか。あ、しまった、想像しちゃった。痛い痛い痛い!!
うーん、そうなると本体はできるだけ小さいほうが安心かも。ここは安全策をとって中イキ用バイブにしとくか。まあ、それで痛くなかったら大きいほうに変えればいいわけですしね。
というわけで、本体は一番右の小さいGスポットバイブに決定。あ、ローションも用意しとかなきゃ。
ようやく日の目をみることになった肥後ずいき、果たして効果のほどは……以下次号!
(続く)
11.09.24更新 |
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