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onanistic pacifism by “maestro”Endo Yusa.
えー、再三申しておりますようにマエストロが住んでいるのは築数十年のオンボロマンションなんですが、このたび外壁工事をすることになりまして(3月の震災の時、いろんなところにヒビが入って大家がヤバイと思ったらしい)。まあ。間借り人としては単純に「わー、外壁キレイになるんだ。嬉しいなー」なんて思ってたんですけど、ところがどっこい。そんな簡単なもんじゃありませんでした。
な、なんなの……この騒音は……。
超うるさい! まじうるさい!
マエストロが寝てる部屋の壁にドリルで穴をあけてる音が朝8時半から。おかげで耳栓しないと二度寝ができません(いや、耳栓してまで二度寝するのもどうかと思うが)。
しかも工事の人が我が物で一日中ベランダを歩き回るので、落ち着いてAVも観られやしない。カーテン全開+ノーヘッドフォンで、ちょっとドキドキしながらエロビデオ観るのが最高に好きなのに……。
壁なんて崩れてもいいから、あたしの平穏なAVライフを返して!。・゚・(ノД`)・゚・。
このままではビデオボックスに避難することもやむなし。オナニーマエストロ遠藤です。
しかしですね、何がイライラするって作業員の態度!
まあ私だって鬼じゃありません。綺麗にしてもらってる立場なんだから多少うるさいのくらいは我慢します。でも奴らの和気藹々っぷりときたら……。
だいたい4人(おっさん2名、若いの1名、妙齢女子1名)のチームで作業してるんですけど、仕事しながらのトーク内容がもうこれでもかってほどに引きこもり女の神経を逆撫でしまくるわけですよ。
A男「そういやお前、こないだ言ってた彼女どうなったんだよ。ほら19歳のmixiで知り合ったってやつ」
B男「いや、彼女じゃないですよ。たまに家には来ますけど、mixiとか出会い系っしょ」
C男「うわ〜、ほらD子ちゃん(紅一点)、こいつ悪いだろ。ひっかかっちゃだめだよ、可愛いからヤラれちゃうよ!」
B男「もー。Cさん、どうしてそういうこと言うんスか。誘えなくなっちゃうじゃないですかぁ」
D子「うふふ……」
うあぁぁぁ、なんだそりゃ! こっちはキミらのせいでオナニーすらできず悶々としてるってのに。どうせこのあと2人で居酒屋行って酔い潰れてハメちゃうんだろうが!
その後あまりのむなしさにノーフューチャーな気分になったマエストロ。カーテン開けて大音量でAVを観るという“独りチキンレース”を開催してみたのですが、作業員の皆さんは響き渡るアヘ声にもまったく気づかず和気藹々と工事を続けてらっしゃいました。
ま、負けた……!
とまあ、そんな感じでオナニー難民化している今日この頃。昼は作業員による妨害、夜は同居人がそこらへんをうろちょろしてる……となると、例の“トーイDIY”を使ったチンコ作りは一体いつ行なったらいいのやら。
しかし、そんなあるとき。午後からパッタリ工事音がしなくなった日があったんですよね。一体どういう風の吹きまわし? A男とD子が膣痙攣でも起こしたの!?
いずれにしてもこれはチャンス。「今日を逃したら今度はいつチャレンジできるかわからない!」と思ったマエストロは、すべての予定(主に『ミヤネ屋』観るとか)を即刻キャンセルしてチンコDIYに取り組むことにしたのでございます。
まずは酒を飲みつつ、独りで作戦会議。
私は、どっちかというとあんまりクリエイティブな作業は得意じゃないので、ぶっつけじゃなくある程度何を作るか決めておいたほうがいいだろうというわけです。
しかし編集部\x87Tさんから「遠藤さんのイマジネーションに期待しています!」とプレッシャーをかけられたのにもかかわらず、これというアイデアが出てきません。
うーむ、困った。でもよく考えたら、チンコなんてデカいか小さいか、太いか細いかくらいしかバリエーションないよなあ。あとはカリ太とか包茎とか……でもどれもピンとこない。
見たこともないような斬新なチンコを作ることも考えたんですけど、それはちょっとマエストロのポリシーに反するんですよねえ。見た目が面白くても使ってみて気持ち良くなければ意味がありません。
考えた挙げ句、最初はとにかく「どれくらいのものが作れるか」というテストの意味も込めて、自分の理想のチンコを作ってみることにしました。よし、やるぞ。
用意するものは、編集部Iさんが送ってくれた『トーイDIY』1袋約600円×4。鍋とコンロと割り箸。そして私が普段使っているオモチャたち。チンコがうまく作れなかったら、こういったオモチャを『トーイDIY』を使ってカスタマイズすればいいやという考えです。
こうやって並べるとなんだか本格的な感じになってきますな。
『トーイDIY』の使い方は、いたって簡単。
\x87@ まず、鍋にお湯をわかして3分ほど煮ます。するとプラスチック状の板だったものがいい具合に柔らかくなってくるので、それを割り箸で取り出し、タオルでしっかり水分をとる。
\x87A 柔らかいうちに好きな形に整え、常温か水で冷やす。
はい、これだけ。
熱を加えると固まるプラスチック粘土の逆みたいな感じでしょうか。でもそれよりもずっと簡単。そしてなんかヘンなチンコができちゃってももう一度熱を加えれば柔らかくなって何度でも使えるという優秀さ。唯一気をつけなきゃいけないのは火傷くらいか。
これだけシンプルだと気楽に試せていいですね。
というわけで、さっそく鍋に湯をわかし『トーイDIY』を投入してみます。ハリガタ1本作るのにどれくらいの量が必要かわからないので、迷いながらもとりあえず1袋分を投入し、
キッチンタイマーを3分にセット。このへんは適当でいいと思いますが、まあ一応指示通りに。
3分経ったらひきあげて、タオルで拭きます。ネットで見た参考記事によると、水気が残っていると熱くて大変な目にあうとのことなのでこのあたりは丁寧に。
そして、まな板の上でこねこね。
熱いけど持てないってほどじゃないので、果敢に攻めて棒状にしていきます。よいしょ、よいしょ。
マエストロの理想のチンコというのは、いくつかポイントがあるんですよね。まず大きさは「ややデカい」くらい。まあ見た目だけならビール瓶くらいあっても全然かまわないんですが、実際に口に含んだり挿入したりするとなると「やや圧迫感を感じつつも痛くないくらい」の大きさが望ましい。
そして“竿部分はキレイな円筒状”がベスト。先細りも、あんまりいないだろうけどラッパみたいな形もNG。で、カリが矢印みたいにくっきりしてて、上30度くらいに反ってて、できればボディには血管の2〜3本浮いてれば最高!
なんというか、ものすごくありきたりな理想なんですよ。でも、実際に作ってみるとなるとこれがなかなか難しいわけで……。
というのもですね。普段AVでしかチンコを見慣れていないので「ややデカい」っていう大きさがどれくらいなのかわからないんですよ。マンコに入れてみればわかるんでしょうがそういうわけにもいきません。こんなの入れたら火傷しちゃう。
仕方ないので「まあこんなもんでしょ」という適当な太さで竿を作り、亀頭にとりかかります。しかしここでも問題が。
カリの向きがわかんねえ!!。・゚・(ノД‘)・゚・。
あのですね、亀頭って直角三角形みたいな形してるじゃないですか。その長い辺が上に向いてるのか下に向いてるのかわかんないんですよ。え、何言ってるかわかんないですか? そりゃそうだ、私だってわかんねえもん!!
落ち着いて考えればチンコの形くらい思い出せるはずなんですけど、トーイDIYの熱さと「早く成形しないと固まっちゃう」という焦りで頭に浮かんでこないんです。ああ、こんなことなら設計図を書いておけばよかった……。チンコ一つ作れないなんてダメな俺……。
とにかく行きあたりばったりで作るのは、私のチンコスキルでは難しいみたいです。しょうがない、丸見えAVでも見て参考にするか……。
簡単かと思いきや、チンコDIYの意外な難しさにしょんぼりしてきたマエストロ。ちくしょう、インターネットの中の人たちはみんな簡単そうに作ってるのに!
ちゃんと形になるのか、一抹の不安を抱えながら次回へ続きます。
(続く)
11.10.29更新 |
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