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onanistic pacifism by "maestro"Endo Yusa. |
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このあいだ「あれ、久々に局部がかゆいけどカンジダかしら。やだわ〜」とか思いながらテレビを観ていたら、19歳のロシア国籍の女性が殺害されるといういたましいニュースをやっていたんですが、容疑者であるペルー人の名前を聞いて思わず「わかりづれえよ......」と突っ込んでしまいました。
いや、不謹慎なのはわかってますよ。でもそれにしたって"ピネドトグチ・マックスエンリケ容疑者"(35歳・ペルー人)ってのはちょっと長すぎやしませんか。名前がピネドトグチときたら、苗字はマックスかエンリケがどっちかでいいような......(ちなみに被害者女性はフィリモノワ・アンナさんとこれまた覚えづらい)。
こんな早口言葉のような名前を寸分の間違いもなく連呼するアナウンサーってやっぱりプロだよなあ......とマンコを掻きながら感心することしきり。オナニーマエストロ遠藤です。
若い頃はもうちょっとなんとかなってたけど、最近は頭の容量が足りなくなってきたのかとんとダメ。海外スターやアスリートの名前がわからないのはもちろんですが、何が困るって海外の小説が読めないのが一番困る!
このあいだ一念発起して読んだ『ミレニアム』なんて、スウェーデン人の名前ばっかりで混乱することしきり。
えーと、主人公がカール・ミカエル・ブルムクヴィストで、ヒロインがリスベット・サランデルで、主人公の元嫁がモニカ・アブラハムソンで、主人公の敵がハンス=エリック・ヴェンネルストレムで......うああぁぁぁぁぁ!!(あっという間に容量オーバー)
ていうか、こんなの絶対理解するの無理だろ。
一応本の頭に「登場人物の紹介」ってのは付いてるものの、こうなるともう記号の羅列にしか見えないっつーの。
いっそのこと、翻訳するときに登場人物の名前も「山田」とか「佐藤」に翻訳しちゃったらどうですかね。ロシア文学を読む日本人が少ないのは、内容が難しいせいじゃなくてきっと名前が難しいせいですよ。どうですか、ポプラ社さんあたり! 売れたらアイデア料5%でいい!
と騒いでたら、同居人に「AV女優の似たような名前はちゃんと覚えられるのに、不思議だよね〜」と言われました。いや、まあそうだけどさ......と鼻っ柱をへし折られたところで本題です。
前回、オナニーの時間を夜から早朝に移す「朝活オナニー」を提唱したマエストロ。実際にやってみたら、これがまあすこぶる具合がいいわけですよ。
●まず、オナニーというエサをぶらさげることで朝が弱い私でも寝起きはスッキリ。
●そして、アパートの一階に住んでいても早朝なら通行人はいないので窓の外を気にしなくてすむ。
●さらに同居人がいたりアパートの壁が薄かったりする場合は、「早く寝てくれないとオナニーできん!」とイライラするよりも絶対に寝てる朝のほうが絶対気楽。
ほうら、すごいでしょう!
以上3つの観点から、世のオナニスト達には「朝活オナニー」を強くおすすめしたい次第なんですが、実をいうともう一つ素晴らしいことに気がついてしまったのです。それは、
――オナニーは、夜するよりも朝のほうが気持ちいいのではないか。
ということ。
学生さんや会社勤めをしてる人って、オナニーは夜にするもんだっていう思い込みがあると思うんですよ。朝は一分一秒でも長く寝ていたいだろうし、基本的にエロってのは夜に行なう活動ですからね。
でも、こうやって朝やってみると、どうも夜するのとは感覚が違う気がするんです。うーん、なんて言えばいいんだろう。えーと、ほら、一晩眠った後の起きぬけの水は美味しいし、起きぬけのオシッコは気持ちいいじゃないですか。そんな感じ。
体は寝ている間ずっと休んでるわけだから、起きて急に刺激を与えられるとドーンと感じちゃうのかも......。
「もしかしたら同じようなことを感じている人がいるのでは」と思い、すかさずネットで調べてみたところ、某所で"朝オナニーの気持ちよさは異常"(仮)というスレを発見。読み込んでいたら、ヤリたい盛りの男子たちがムンムンムラムラに語り合っていて、つい興奮してしまいました。いかんいかん。
でも「冬の朝立ちしてるときは女がやっぱり恋しくなる」とか「あまりにパツンパツンで小便でなくて仕方なくオナッたけどそれでも静まらなくて大変だった」とか書いてあるんですもの〜。ああん。
とりあえず「朝オナは気持ちいい」と思ってる人は私以外にもいる模様で一安心であります。
また、オナニーじゃないけど朝セックスに関して触れたサイトもあって、それを見ていたら「朝セックスは愛情が長続きする」とか「朝セックスは免疫力が上がる」なんてことがまことしやかに書いてあってテンションあがることしきり。
なんでも、快眠後にセックスをすると愛情ホルモン(?)なるものが分泌されてその後24時間は多幸感に包まれて過ごせるんだとか。まあ、オナニーで愛情ホルモンが湧くかどうかは疑問ですけど、朝にセックスすると体温が上がって免疫力がアップするという話はオナニーでも使えそう。
よし、『朝活オナニーで健康に』って新書を出してひと儲けするときには、この論理で一章いけるな。ひひひひひ(注・根なし草のまま四十路を迎えると、こういうことばっかり考えるようになります)。
まあ、いずれにしても「夜オナと朝オナ、どっちが気持ちがいいか」というのは、非常に重要な研究テーマでしょう。これで朝オナに軍配が上がれば、オナニーは朝するものだというのが新常識になるはず。そしてこのわたくしが朝オナニーの開祖に!
というわけで、朝と昼と夜のいつするのが一番気持ちいいのか調べてみることにしました。
とはいえ、こういう実験てなかなか大変なんですよね。なんといっても「気持ちいい・よくない」というのは主観でしかないし、実験材料にできるのは自分だけ(今のところ、その他の賛同者は"朝オナニーの気持ちよさは異常"(仮)にカキコミしている青少年たちとクリス松村のみ!)。
その中でできるだけ説得力を持たせるためには、ちゃんと条件を揃えて公平にオナニーしなくてはなりません。
当たり前ですけど、例えば朝オナニーするときは電マを使い、昼はローター、夜はバイブとかいうことになると公平じゃありませんわね(電マが圧勝なのは言わずもがなです)。まず、道具は統一しないとダメ。
あと、1日に朝・昼・晩と3回やってしまうのもダメですよね。マエストロは女なので「今日2回目だから勃ちがイマイチ」とかいうことはなさそうですけど、そりゃ3回目よりも2回目、2回目よりも1回目のほうがテンションは高まるはず。また、私は「生理前になるとムラムラしちゃう〜」ってことはあまりないんですけど、女子はバイオリズムによって性欲が上下することもあるようなので、そこらへんもできれば考慮したいところ。
そして、意外に重要なのが"場所とポーズ"。
オナニーというのは非常にデリケートなものでして、普段と違う場所でやったり、いつもうつ伏せでやってる人が仰向けになったりするとイキにくくなるんですよ。
実をいうとマエストロもそのクチ。実家から東京のアパートに引っ越してきた当初は、なかなかいつも通りのオナニーペースがつかめずに苦労したもんです。家ではベッドに横たわってやるのが黄金パターンだったのが、引っ越して昼間に座ってするようになったらそれだけでオナニー迷子に(メンタル弱すぎ......)。
そんなことも考えて、立てた実験の概要がこちら。
■一つ。道具は指と中イキバイブのみ、オカズは妄想のみとする(電マを使うと1分2分の勝負になってしまって正確な結果が出ないような気がするため)。
■一つ。オナニーする時刻は、朝6時半(起きぬけ)、昼1時(昼食前)、深夜2時で、1日ごとのローテーションとする。
■一つ。実施日は生理の前後を避けた6日間。
■一つ。布団の中に寝て行なうこととする。
■一つ。実験の間は、うなぎ、とろろ、焼肉、ニンニクのホイル焼きなどの精力アップ食材は摂らないこととする。
おお、素晴らしい! なんというストイックな計画! うなぎやとろろにまで心を配る繊細さが泣かせます。これならかなり公平な条件と言っていいんじゃないでしょうか。
ちなみに「気持ちよさ」は主観とイクまでの時間を総合して計測することに。
よし、これで準備万端。さっそく明日から実験開始です。早起きできるかしら、ドキドキ。
せんべい布団の下に中イキバイブをそっと忍ばせて床につくマエストロなのでした。以下次号。
(続く)
12.05.19更新 |
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