毎週土曜日更新!
onanistic pacifism by “maestro”Endo Yusa.
よいこの皆さん、お元気ですか。
私はあまり元気ではありません。いや、かなりマズイ感じと言うべきか。オナニーマエストロ遠藤です。
うーん、なぜだろう……はっ、もしかして四十肩? まだ三十代(ギリギリ39歳)なのに? えぇ〜?!
とにかく集中力がガタ落ちで内職が一向に進みません。いや、仕事だけならまだいいの。それよりも、肩が凝りすぎてオナニーする気も起きないのが一番の打撃。
愛するマルちゃん(電マの名前です)を股間ではなく肩に当ててる始末です。ごめんねマルちゃん……。
そして困ったことに、オナニーのモチベーションが下がると必然的にこのコラムに書くこともなくなってくるわけですよ。早いとこ何かネタを考えないと締め切りに間に合わない! 編集部のIさんに怒られる!
うーん、どうしよう。
何か、一気にオナニー欲が蘇ってくるような魅力的なオナグッズはないものか。うーん、うーん。
………
…………はっ。そうだっ!
自分がオナニーする気にならないなら、誰か他の人にやってもらえばいいじゃあないの!
あのですね、実を言うとマエストロが今一番気になっているオナグッズはコレなんです。
月並みですけど、オナニストとしては無視できません。
このオシャレなフォルム。科学的に計算され尽くした機能性。そしてオナニーを少しでも気持ちいいものにしようという貪欲なまでの情熱。もう、どれをとっても素晴らしいじゃないですか!
たぶん女子オナニー界における電マのようなものなのではないかと思ってるんですが、どうやったって自分では試せない。そこらへんがまた憧れに拍車をかけるわけです。
思えば私、これまでに何度かTENGAを手にする機会がありました。
趣味がオナニーだって言うとくれる人がたまにいるんですよ。でも哀しいかな、チンコのないマエストロには使えないので、そういう時は泣く泣くオナニー好きの知り合いにあげたりしてたんですよね。
今こそ、その恩を返してもらう時じゃないでしょうか。私のかわりにオナニーしたんだから、私のかわりに使い心地を語ってもらうのは至極当然のこと。
ここはひとつ、彼へのインタビューで今回のコラムをでっちあげ……いや、執筆しちゃったらどうかしら。ああ、私ったらなんて頭がいいの。
そんなわけで、友人M君に連絡をとってみたところ、快く了承。
「でも試したのが結構前だから細かいことは忘れちゃった」と言うので、経費で新しいTENGAを一個買ってもいいよ、ということで話がまとまりました。
いやあ、もつべきものはオナニー好きの友達ですな!
ちなみにM君は、数年前にネットを通じて知り合ったおきやはぎ小木似の28歳、元・汁男優。現在は惜しまれつつ汁男優を引退し、IT系の会社でサラリーマンをしてらっしゃいます。
肩凝りがひどくて外に出る気もしないので、インタビューは電話ですることに。善は急げとばかりに、早速その日の夜に決行いたしました。
M君には以前、TENGAオナカップ(花津ハナヨ先生に貰った)とTENGAエッグ(ワンフェス帰りの男性に貰った。景品で配ってたらしいけど、なぜ男性が「使わないから」と私にくれたのかは謎……)をあげたことがあるので、その辺の使用感の差なんかもみっちりと聞いてみたいところです。
――もしもし、Mくーん? 悪いねぇ、妙なこと頼んじゃって。でもタダより高いものはないのよ。ふふふ。
M君「ああ、全然大丈夫ですよ。遠藤さんがお金出してくれるっていうんで、早速TENGA買ってきました!」
――こういう時はやること早いなあ……。いくらだった?
M君「990円」
――へえ、1000円しないんだ。安い。
M君「まあ、基本的に使い捨てのものですからね。使った後に洗えば何回かは大丈夫そうだけど、筒状じゃなくてオナカップだからなかなか(ザーメンが)とれなかったりするんで……。中出しされたばかりの女性とセックスするみたいでなんとなくイヤじゃないですか」
――センシティブだなあ。コンドームつければ再利用できるんじゃない?
M君「でも、一応『ナマで使える』っていうのがTENGAの醍醐味らしいですよ」
――へえ、そうなんだ。えーと、そもそも私はTENGAを使ったことがないんでよくわからないんだけど、あれって電動なの??
M君「そんなわけないじゃないですか。手動です(笑)。でも内部がものすごい複雑な構造になってるんで、動かし方によって亀頭がよかったり竿部分がシコシコできたり、自由自在に刺激できるんですよ。……って言っても、そもそもTENGAってものすごいたくさん種類があるんで、それぞれ効能が違うんですけど」
――前に私があげたのは、どんなやつだったっけ。
M君「えーと、どれだっけ……(アダルトショップで貰ってきたパンフレットを見て確認している模様)。
あ、たぶんこれだ。“スタンダードのローリングヘッドカップ"。あのね、そもそもTENGAって、U.S.TENGA、ソフト、スタンダード、ハードの4種類があるんですよ。以前遠藤さんに貰ったのはその中のスタンダード。あと、自分でハードを買って試したこともあるな」
――それってどう違うの。
M君「単純に言えば、キツさというかサイズですね。大きいほうから、U.S.TENGA、ソフト、スタンダード、ハード。実はスタンダードがちょっとキツかったんで今日はUSテンガを買おうと思ってたんだけど、店に置いてなかったの。だから妥協してソフトを買いました」
――お、デカチンきどり(笑)。
M君「まあね(笑)! いやそれは冗談だけど、キツい締め付けよりもガバガバ感が好きっていう男は案外多いんじゃないかなあ。ハードなんて中が固めにできてるから、最初に使った時なんてチンコが折れちゃって中に入れづらいくらいだったもん。そういえば芸能人のTENGAフリークにもU.S.TENGA派が多いんですよ。ケンドーコバヤシとか、アンタッチャブル山崎とか、カンニング竹山とか……」
――ああ、みんなデカそうだ!!
M君「このパンフレットって各々の特徴が六角形のグラフで表示してあるんだけど、それを見ると“ハード"は刺激とか締め付けの項目が高くて、“USテンガ"はサイズ・バキューム・柔らかさの項目が高いの。だから、獣のようなセックスをしたい人はハードを、癒しのラブラブセックスをしたい人はUSテンガを選べばいいんじゃないのかな」
――なるほど。いろいろ考えてるんだねえ。ただシコシコしてるだけじゃないんだ。
M君「もちろんです! 遠藤さんだってそうでしょう? そんな具合でとにかく完成度が高いんで、困ったことに最近はセックスしてる時みたいに腰を動かしたくなっちゃうんですよね。この間なんて、なんとかTENGAを固定してピストンできないかと布団をこう四つ折りにして、その間に枕とTENGAを挟んで……」
――ダッチワイフの股間にTENGAくっつければいいじゃん。
M君「いやいや、ダメですよ、そんなベタなやり方じゃ。『オナニーの未来が、やってきた。』っていうのがTENGAのローライズなんだから!」(←スローガンと言いたいらしい)
(注・M君はこの他にもよく“プレーン"と“プルーン"を間違えたり、“ユニバーサル"と“アニバーサリー"を混同したりします。頑張れ、M君!)
いやあ、「TENGA超気持ちイイっす!」とか言うだけだと思ったら、意外にも熱弁を奮ってくれて、正直びっくりのマエストロ。これもTENGAの実力なんでしょうね。くそう、私も使いたい……。
そんなこんなでまだまだ話し足りないようなので、このまま次回に続きます。
(続く)
10.03.06更新 |
WEBスナイパー
>
オナニー平和主義
|
|