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onanistic pacifism by “maestro”Endo Yusa.
普段私の元に届く郵便物と言えば、まあダイレクトメールかエロ雑誌の献本くらいなのですが、なんと先日フランスからずっしり重い国際便がいきなり送られてきました。
ほへー、なんだろう……と思いつつ開けてみると、中身は重厚な写真集。よく見れば表紙にはイカれた電マアタッチメントの写真が載っているじゃないですか。
ちょ、ちょっと待って。おばちゃんこんなもの注文してないですよ。
はっ、もしかしたらフランスのエログッズ業者がマエストロの噂を聞きつけてカタログでも送りつけてきたのでは?!
そう思いながらパラパラページをめくっていると……あれ? 見覚えのある顔。
……俺じゃん!
ああ、そういえばフランスの女性ジャーナリストの人から、去年“かなまら祭り"(別名・チンポ祭り)に行った時の写真を使わせてくれってメールが来てたような。
知らない間にこんな形でフランスデビューを飾っていたとは……うふふ。ちょっぴり照れくさいオナニーマエストロ遠藤です☆
うーん、しかしすごいなあ、この本。
名器オナホールとか、マンコ付き枕とか、おっぱいマウスパッドとか、パソコン制御の手コキマシーンとか、ラブドールとか、リアル膝枕クッションとか……。
日本人のエロとオナニーにかける情熱は、やっぱりハンパないですなあ。いやあ、俄然テンション上ってきた! トレビアン日本。トレビアン秋葉原!
やる気がムンムンとわいてきたところで、肉食系女子・ドルショック竹下嬢に聞くオナニー話。最終回でございます。
ドル先生と話してたら、ヤリマンというか肉食系女子って、わりと男性的な「やったれ!」感があるような気がしてきました……。
ドルショック「いやあ、やっぱり男女問わず、誰でも男性的な部分と女性的な部分の両方を持ってるんじゃないですかね。その濃淡やバランスで性癖とかオナニー観とかが決まってくるんじゃないかと思うんですけど」
――うーん、でもオナニストって男性とか女性とかじゃなく、むしろ“子供"なんじゃない? まだ男や女になってない感じがする。パンツどうしようとか、そういうところまで行ってない(笑)。
ドルショック「ははは。私は逆に“大人"にも見えるなあ。自分で自分の面倒を見れる、自己完結できるって意味では“大人"。あー、でも自分の夢の世界にいるって意味では“子供"なのかな」
――もう、いろいろ通り越しちゃって“老人"とかね。ああ、そうか。おじいちゃんか子供なんじゃないですかね、オナニストって。
ドルショック「なるほど! 人生の始まりと終わりはオナニーであると。で、その間にあるのがサカリの季節、繁殖期(笑)」
――そうですそうです。だからね、世の中はオナニストをバカにしちゃいけないんですよ。老人と子供なんですから!
ドルショック「『子供を笑うな、来た道じゃ。年寄り笑うな、行く道じゃ』って言いますもんね。そうかあ、親によく言われましたよ」
――ね、始まりと終わりを握ってるのはオナニーなんですよ。セックスなんてのは人生の一つの季節に過ぎないの! ああ、なんかここにきてようやくキレイな結論が出た……。
なんとかオナニーマエストロとしての面目が保てて一安心のマエストロ。
いやあ、ドルショック先生はセックス派なのにオナニーにも好意的で嬉しいなあ。器が広いっ! なんならもっと褒めたたえてくれてもいいですよ。
ドルショック「でも、女の子ってなかなかオナニーしてるって言わないですよね。ほんとにしてないのか、ヤッてても隠してるだけなのかわからないけど、女同志で話しててもなかなか認めない。やっぱり恥だって思ってるんでしょうね」
――私はこんなだからわりと言いますけど、でもエロ業界じゃないところにいる友達にはわざわざ吹聴したりはしないなあ。逆に男子だったら、エロ業界の人じゃなくても聞けるんだよね。AVの話もできるし。
ドルショック「ああ、私も普通のOLさんに『オナニーしてる?』とは聞けないかも。でも、セックスの話ならみんなわりとするんですよ」
――……やっぱり自慢? ムキー!!
Iさん「遠藤さんも、自分のオナニーを自慢すればいいんですよ。得意気に」
――わかりました、じゃあ今度からセックス自慢をされたらオナニー自慢で応酬しますよ!
でも「アナルセックスしちゃった~☆」とか言うくせに、オナニーしてないっていう人とかいるんですよ。「嘘だろそれ!」って思いません? 電マ使ったことがないのにアナルセックスて。そっちのほうが断然ハズカシイでしょ。
ドルショック「嘘に決まってますよ。だって風俗業界で言ったら電マなんてのは全然ソフトサービスですもん。でもアナルセックスは立派なオプション。料金だってグンと跳ね上がりますからね、重みが違う」
――「あたし、こんなにすごいことしてるのよ。進んでんのよ!」っていう自慢なんですかね。「あんたまだAどまり? あたしなんてもうCまで済ませちゃったわ~」みたいな。
ドルショック「中学生ですか!(笑) まあ、結局のところ『私は彼氏に女としてこんなに深く求められてるのよ、ラブラブなのよ』ってことでしょう。うーん、そうなるとオナニーは分が悪いですねえ。自慢しようにもどうにもできないですもんね」
――納得できん! 私はもっと周りから羨ましがられてもいいと思ってるんですけどね……。
ドルショック「男いらずっていうか、男がいなくても寂しくない・独立できるっていうのはある種羨ましいですよ。自分独りの時間がちゃんと楽しめるっていうのは、自立感があってセックス・アンド・ザ・シティみたいじゃないですか。むしろオナニー・アンド・ザ・シティ!」
Iさん「おお、肉食系女子とのオナニー話はどうなることかと思ってましたけど、今までで一番味方っぽいですね、遠藤さん!」
――いや、あの、別に私男いらずじゃないですからね。貰えるもんならいただきますからね……。
Iさん「ちなみに、ドルショックさんの目には遠藤さんみたいなオナニストはどう映ってるんですか」
ドルショック「いやいや、尊敬の対象ですよ。すごいと思います。だって自分で“マエストロ"とか言ってる人なんて、どう考えたっておかしいでしょ!(笑)」
というわけで、最後にはたいへん美しく(?)まとまった肉食系女子とのオナニー談議。
ヤリマンとオナニスト、正反対なのかと思ってたんですが案外共通言語があるもんですねえ。
むしろこれからオナニー平和主義を広めていくべきなのは、オナニー話のできない中間層女子なのではと思った次第です(でも、そういう人ってたぶんWEBスナイパーは見ていないというジレンマ……)。
あとはドルショック先生提唱の“うつぶせ中イキオナニー"を体得すべく鍛錬を重ねるだけだな。実は今も毎晩トレーニングしてます。ふふふふふ。
(続く)
10.02.27更新 |
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