毎週土曜日更新!
onanistic pacifism by “maestro”Endo Yusa.
ハイハイハイ! 今年もやってきましたね、『anan』セックス特集!!
妙齢女子の皆さん、もうチェックなさいましたか?
近所の書店に行ったら、やっぱり一番目立つ場所に「さあ、お買いなさい!」って感じで平積みになっていました。この光景、もはや風物詩だなあ。
周囲の目も気にせずひと通り立ち読みしたところ(買えよ!)、今回は正直あんまり食指が動きませんでした。
なんといっても、巻頭ヌードグラビアがジャニーズっていうのがなあ……。若すぎるしキレイすぎないですか。個人的にはジャニーズとコラボするんだったら、おりも政夫クラスでお願いしたいです。
ちなみにマエストロが今一番ヌードを拝見したい芸能人は、オードリー春日。顔がハンサム(遠藤基準)だというのもあるんですが、先日バラエティ番組で「好みのタイプは太った熟女」と言ってるのを聞いて、まんまと好きになってしまいました。こ、これって告白……!?
――オナニー特集はいつやってくれるんでしょうか!?
ついに国民の意見を無視できなくなったのか、今号では「もはや健全なたしなみです。“ひとりH"で感度をアップ!」なんて記事もありましたが、たった数ページで深淵なオナニー世界について何を語れるというのでしょう。
いやほんと、私に電話一本いただければ、別冊で特集組めるくらいのオナニー啓蒙トークをぶちかますんですけどねえ。
『anan』様、どうですか。居酒屋でタダビール飲ませてくれれば、ノーギャラでかまいませんよ。なんなら電マ片手に手弁当でマガジンハウスに伺っても……。え、いらない? な、なんで??
さて、そんな感じで今日もオナニストの人権獲得のためがんばっておりますマエストロ。
『anan』編集部への下心を沸々とたぎらせていたところ、オナニーへの理解が海よりも深いWEBスナイパー編集部からこのような荷物が届きました。
そう、お待ちかねの“アレ"です。
……ほう。
前に編集部I氏から教えてもらったまとめサイトは字が多くて読むのがちょっと億劫だったんですが(すみません、年のせいか最近目がかすむんです……)、こんな本も出てるんですね。なるほど、これならわかりやすい。しかも一見オナニー本には見えません。
ちなみに著者名は“サイニー研究会"だそうです。
催眠オナニー、略してサイニーか……。なんか妙に爽やかな響きだなあ、サイニー。
「今度の日曜、サークルのみんなと近所の公園でサイニーするんだけど来ない?」とか言ってもおかしくない、そんな響きですサイニー。
そういえば、版元のメディアックスさんはこんな本も出版して話題になってる模様。
次から次へといろいろ考えつくなあ……。
これも表紙見ただけじゃオナニー本ってわからない可愛さ。
アナルオナニーなんて10年前だったら完璧に変態扱いだったんですけど、こうやって強引に萌え方向にもってくとすごいメジャーな感じがするから面白いです。
「今性的に一番自由なのって、秋葉原方面なんだな〜」ということをひしひしと感じつつ、早速パラパラと『さあ、やってみよう~催眠オナニー入門~』のページをめくってみます。
成功した人の体験談や、催眠オナニーの注意点、細かいやり方。ふむふむ、確かにこれを隅々まで読めば、素人(?)でも簡単に催眠オナニーの世界を体験できそうですな。よくできてる。
が、しかし。
これを見たが最後、マエストロったら一瞬にしてじっくり読み込む余裕がなくなってしまいました。
左手に当たるカタ〜い感触……ああ、これはまさしく……。
サイニーのキモである催眠音声CDじゃないですか!
えーとですね、まずサイニー初心者の皆さんに簡単に説明しておきますと、催眠オナニーというのは“専用の音声を聞くことによっていわゆる催眠状態に入り、さらなる音声の誘導で今まで体験したことのないようなオーガズムを味わえる方法"なんですね。
まあ一般的な催眠術と同じように、リラックスした状態で人の声を聞きイメージを膨らませるというのが基本。エロ系の催眠というと道具や薬物も脳裏に浮かびますが(AVの見過ぎ?)そういうものは使いません。いたって健全でシンプルな方法なわけです。
ということは。
そう。要は四の五の言わずこのCDを聞けばいいんですよ!
そう思ったら、一気に本の内容とかどうでもよくなってしまいました(ごめんよ、俺っていつもこう……)。
うふふふふ。はやる気持ちでCDデッキに催眠CDを入れ、スイッチオン。
催眠にかかってフラフラとオナニーを始めてもいいように、ちゃんとベッドに入り、手元には電マも完備。さあ、いつでも来いっ!
「こんにちわ。これから私と一緒に、気持ちよくなることをしましょうね。準備はいいですか? それでは、お布団、あるいはベッドなどに横になって、私の言葉に耳を傾けてください……」
声優さんの可愛い声がCDデッキから流れてきます。はいはいはい。言われなくてもしっかりベッドに入ってますよ。
「ほんとうのあなたはとってもエッチで、とってもいやらしくて、とっても気持ちいいことが大好きです。そんなあなたの本当の姿を邪魔している理性とか常識とかは捨ててしまいましょう……」
理性? 常識?
うーむ、そういったものは元々あまりないような。どうやって捨てるのかよくわからないけど、一応捨てたことにしておきましょう。
「鼻から大きく息を吸ってえ〜、ゆっくりと口から吐いてえ〜、お腹をふくらませるようにして……自分のペースでいいですよ〜」
……あの、これ、この調子でずっと続くんでしょうか。
一応言われたとおりに頑張ってはいるんですが、なんかお姉さんの萌え声聴いてたら自分がアニオタになったような気がしてきました。
ちょっと失礼して“擬似セックス編"“セルフ(快感増進)編"“女装Mプレイ編"等の他のチャプターにスキップしてみたものの、どれも同じような感じ。
よく見ると本の帯に「豪華声優による催眠誘導音声CD付き!」って書いてあるところを見ると、声がアニメ調なのは当たり前というかむしろウリなんでしょうが、四十路を前にしたアニメに興味のない中年女には正直あまりピンときません。
うーん、これでもずっと聞いてれば効果が現われてくるのかしら。
……はっ、そういえば。
前回Iさんから送られてきたメールに、なんかそんなようなことが書いてあったような。えーと、どれだっけ。メールメール。
――催眠オナニーの本、送りました。
一応中身を見たんですが、女性向けの音声は入っていない様子です。また内容もガッチリ男の娘向きですが、そういうところは無視して、催眠をするための注意事項とか心構えとか、そういう初心者へのハウツー的な部分を参考にしていただければ幸いです。
女性向けの音声は、前回のリンクを参考にして手に入れてください。
ははは。このCDって男性用なんですね!
なんだぁ、やっぱりそうかあ。
前回教えてもらって読み飛ばしていた「催眠オナニー気持ちよすぎ まとめwiki」を落ち着いて読んでみたら、確かに女性用音声をダウンロードできるサイトにリンクが張ってありました……。ごめんね、Iさん。今度から業務用メールはちゃんと読みます。できるだけ……。
お金を払うのは嫌なので(←ケチ)、無償DLできるところから「女性向き」と書かれている音声を2つほどダウンロード。そして速攻iPodに入れました。
よし、これで今度こそイケるはず! ワンモアトライ!
あ、ついでに『anan』セックス特集に載ってた「GACKTの生声官能小説朗読」もダウンロードしたのは秘密の方向で……。
(続く)
10.05.01更新 |
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