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フランス人ジャーナリストのエロティック比較文化論
『L'e'rotisme ou le mensonge de Freud : Refondation de la psychologie sexuelle 』

著者:Philippe Laporte
発売日:2009年4月16日
ISBN-13:978-2753901476
出版社:Connaissances et Savoirs

気鋭の女性フランス人カウンターカルチャー専門ジャーナリスト、アニエス・ジアールが、「奇妙で豊穣な性文化」について日本の様々な文化的側面から掘り下げていくユニークな比較文化論。私たちが性的な興奮を覚える時、それは何に由来しているのか、またその意味は? 今回は「逸脱」をキーワードにセックスの根本を見つめなおします。
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「性欲は常に逸脱する、さもなくばつまらない」。フィリップ・ラポルテは、セックスは人が怖れや嫌悪感を克服する際に助けとなる巨大なマシーンだと説明する本を書いた。この機械のエンジンは逸脱である。しかしそれはどのような逸脱であろうか? 良質でポジティブな逸脱と、無駄で、馬鹿げた逸脱とは分けて考えなければならないだろう。

例をあげてみよう。

フランスでは多くの人々(精神分析医や古い考えの持ち主など)が、セックスの“神聖視”と彼らが呼ぶところについて嘆いている。彼らにすれば、「全てをさらけだしてしまえば、謎はなくなってしまう。夢や想像の余地は必要」である。そして、このような人々にとって、ポルノはタブーを破る、よろしくないものであり、人のセックスをドキュメンタリーや動物の繁殖のように、仔細にわたり見せてしまう、害悪以外のなにものでもない。彼らは「タブーや影がなくては、逸脱の可能性もない」と言い、セックスは“神聖”な(つまりは“禁じられた”、“隠ぺいされた”)ものであるべきだというのだ。というのも彼らの考えうる逸脱とは、一神教の逸脱にすぎないからで、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教的教義(全て歴史的に同じ起源をもつ)に支配されている我が国では、裸を見たり、性的快楽を示したりすることは禁じられているのだ。

けれど、ポルノ映画を観たり、生殖器の拡大写真を見ているからといって、人が興奮しなくなってしまうなんてことはあるだろうか?……ないよね。

もちろん、私のようにポルノ映画を観て育ったような人間にとって、ほとんどのポルノは退屈きわまりない。だっておもしろくもない他人のセックスを観て興奮なんてできるだろうか。みんな笑顔で、裸で、特にいやらしいことも言わず(あるいはそのように見せているけど、たいていは全くの嘘)、ペニスを挿入するだけなんだからつまらない。いろんな穴に入れたり出したりしているだけで、まるでフィットネスクラブで運動しているみたいなものだ。ヨーロッパのポルノは性的倒錯が足りないと思う。私なら本物のポルノ、酷いやり方で、シナリオも酷くて、みんなキンキーな服とか、制服とかメガネをかけているようなもののほうがよっぽど興奮する。

ええっと、とりあえず、フィリップ・ラポルテにもどろう。彼の書籍『L'e'rotisme ou le mensonge de Freud(エロティシズムとフロイトの嘘)』によると、全人類がとりくむべき真の普遍的逸脱とは“身体の逸脱”である。なぜならどのような社会においても、身体は浄化されるべき、“汚れ”て、“邪悪”なものだからだ。ではなぜ身体は邪悪なのだろうか? それは身体からは有毒物質が排出されるからだ。排泄物や死体は、社会の存続には危険なものだ。墓地や野外トイレ近くの水は飲めないだろう。「どんな文化においても、たとえそれが裸族の文化であっても、人は体を怖れ、多くのタブーは体の有毒性や不潔な特質に関係している。けれど人は自分の体を愛せなければならない。だからこそ性欲はとても大事なのだ。セックスは自らの身体を受け入れる唯一の方法である。性欲とは逸脱である、なぜならそれは尿や糞や出産の穢れに親密に関わる、禁じられた穴を慈しむものだからだ。ヴァギナやペニス、口、肛門は危険ゾーンだ、けれど性欲によって、我々はこれらの穴に対して持っている怖れから自由になれるのだ」。

だからこそ多くの性行動ではしばしば汚いものや、恥や、冒涜と戯れるのだ。そしてだからこそエロティシズムにはサド・マゾ関係が重要だし、だからこそセックスは“小さな死”(フランス語ではオーガズムのことを“petite mort”(小さな死という)になぞらえられるのだ。そう、それは究極の逸脱だ! 我々は最悪の怖れと戦わなければならない。危険とはエキサイティングなものなのだ。

花を見たり、素敵なはがきを見たり、夕陽をみて、性的に興奮するなんてことがあるだろうか? ないよね。Youtubeにジョルジュ・バタイユの素晴らしいインタビューが載っている(フランス語のみ。ごめんね)。この1958年のインタビューでバタイユは「悪を語らない文学なんてつまらない」と言っている。セックスに関しても同じことだ。またバタイユは「文学とセックスなんて同じようなものだ。けれどエロティシズムが子供の遊びに似ていることは理解しておいたほうがいい。エロスとは何か? それは子供のように禁じられた遊びに魅了されることだ。かつて父親や母親に罰せられることを恐れたように行動する者のことだ。恐れていても、禁じられた遊びをしてしまう、さらにもっと怖がるためにやってしまうのだ。怖がることは興奮を誘うものだ」。





最初の性科学者アルフレッド・キンゼイがエロティシズムについて研究しはじめたとき、若い男女が興奮する事物のリストをつくったそうだ。「こわがること、追突を見ること、大勢の人に見られること(学校などで、クラスの前で話さなければならないとき)」などがあげられた。そのほとんどが恥や怖れを含むシチュエーションだった。どうしてだろう? このようなシチュエーションでは、人はちゃんとした大人のようにふるまわなければならず、怖れを殺して、強くなければならない。興奮するものは、人を強くする。人は成長し、自尊心をもたなくてはならない。セックスとは自分を愛する手段であり、その逸脱行為によって自分の限界と戦うものなのだ。人は危険や暴力、苦痛、恐怖に直面して初めて、本当の男(そして女)になれる。だからセックスは人の限界を押し広げるものなのだ。セックスは我々のそして人類の内側にあるあらゆる邪悪なものを凝視させる。それはどうやって悪に対処し、解決するか学ばせるためなのだ。

文=アニエス・ジアール
翻訳=前田マナ

Sex is dirty, otherwise it's boring

"Sexuality is always transgressive, otherwise, it's boring". Philippe Laporte is the author of a book explaining that sex is a huge machine that helps us to cure, from our fears and to fight against our disgusts. This machine's engine is transgression. But what kind of transgression? It is always very important to separate "good, positive" transgression from "useless, stupid" transgressions.

Here is one example.

In France, many people (sometimes psychanalists or old-style thinkers) cry over what they call the "sacralisation of sex". They say: "When we show everything, there is no more mystery. There is no more space for dreaming or imagination". These people think that pornography is very bad, because it kills taboo, because it shows human sexuality with as much details as possible, as if it was a documentary on animal reproduction. They say: "Without taboo and shadow, there is no more possibility for transgression". For them, sex must be "sacred" (that is "forbidden", "hidden"), because the only transgressions they can think about are the monotheist transgressions: in our countries, dominated by the Christian-Jewish and Islamic religion (historically, the same religion), it is forbidden to look at nude bodies and to express sexual pleasure.

Is it possible to lose our excitation because we can now look at pornographic movies and close-up pictures of reproductive organs? No.

Of course, for people like me who grew up looking at porn movies, most of them are quite boring. It's not so exciting to watch people fucking, because very often the way they do is not interesting. They smile. They are nude. The men just insert their dick, without saying anything dirty (or they pretend, but it's completely fake). They just go "in-out", "in-out", through different holes, as if exercising in a fitness club. European porn movies lack perversion. I am much more excited by REAL SEX Pornography: bad behaviors, bad scenarios and people wearing kinky clothes, uniforms and glasses.

Anyway, let's go back to Philippe Lapoprte. In his book "L'e'rotisme ou le mensonge de Freud" (Eroticism or Freud's lie), Laporte says that there is one big, real, universal transgression, that all human beings must cope with: it's "body transgression", because in all human societies body is something "dirty", "evil" that has to be purified. Why is it evil? Because body produces toxic things. Excrements and corpses are dangerous for the survival of communities. You cannot drink water near cemeteries or open-air toilets. "In all cultures, even the ones where people are nude, we learn to be afraid of this body and many taboo are related to it's poisonous and impure nature. But we need to love ourselves. And here is why sexuality is so important: it's the only way we can accept our body. Sexuality is transgression because it's a way to love these forbidden holes which are so intimately linked with urine, feces and dirtiness of birth. Vagina, penis, mouth and anus are dangerous zones. But sexuality is a way to get free from the fears we have of these holes. "

This is why sexuality is so often a play with dirt, shame and defilement. This is why sado-masochism is so important in eroticism. This is also why sexuality is often compared to "little death" (orgasm: la "petite mort", in French) : it's the ultimate transgression ! We must fight against the worst fears. Danger is exciting.

Could you get aroused looking at flowers? A nice postcard ? A sunset ? No. There is a great interview of Georges Bataille on youtube (sorry, it's in French only). In this interview from 1958, Bataille says: "If literature does not talk about evil, it's boring". It's the same with sexuality. Georges Bataille also says: "I don't know if there is a difference between literature and sexuality, but it's very important to understand that eroticism looks like a child's play. What is erotic? It's someone who gets attracted, like a child, by a forbidden game. It's someone who acts as if he was afraid of being punished by his mother and father. He is afraid, but he plays the forbidden game, in order to be more and more afraid. It's exciting to be afraid. "

When the first sexologist Alfred Kinsey started working on erotciism, he made a list of all the things that could arouse young men and women. "Te be afraid, to watch a crash, to be looked at by many people (at school, when you must talk in front of class, for example) ". It was mainly situations involving shame and fear. Why? Because in these kinds of situations, you have to behave as adult, you have to kill your fears and become strong. What is exciting is always what makes you stronger. You must improve. You must get proud of yourself. Sexuality is a way to love yourself, through transgressive fight against your own limits. You cannot become a real man (or a real woman) if you don't face danger, violence, suffering and horror. Sexuality is what pushes away our limits. Sexuality allows us to watch all the worst things inside us and in human beings, in order to learn how to deal with it, how to overcome.

text=AGNES GIARD

アニエス・ジアール最新刊『エロティック・ジャポン』(河出書房新社)発売!!


『エロティック・ジャポン』

著者: アニエス・ジアール
翻訳: にむらじゅんこ
発売: 2010年12月22日
定価: 3,990円(本体3,800円)
ISBN: 978-4-309-24534-8
出版社:河出書房新社

内容:あまりに奇妙で、あまりに豊饒な日本のエロス的イメージ! 気鋭のフランス人女性ジャーナリストが論じる大胆な日本のエロティック・カルチャー……ロリコン、人形、制服フェチ、コスプレ、メイドカフェ、援助交際、風俗産業……現代アートや浮世絵、風俗雑誌など、約300点にのぼる豊富な図版を収録!


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アニエス・ジアール - AGNES GIARD - 1969年生まれ。仏リベラシオン紙のジャーナリストであり、主にカウンターカルチャーや性に関する記事の専門家。日本のエロティシズムについて言及した著作 『エロティック・ジャポン』(仮)、『図解 ビザール・セックス全書』(仮)がそれぞれ河出書房新社と作品社より近日刊行予定。現在は京都の関西日仏交流会館ヴィラ九条山に滞在しており、日本における様々な恋愛物語についての本を準備中。

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前田マナ 英国ランカスター大学演劇学部修士修了。専門は現代演劇やコンテンポラリーダンス。 ライターとしてウェブや雑誌等に雑文なども寄稿。
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