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2010.08.02 Mon at porepore higashinakano
8月2日 ポレポレ東中野 「エロバリ」先行上映会!!
“障害のある人たちが、エロティックな映画を映画館で楽しめ、体感できる環境を作る”というスローガンの下、女性による副音声と日本語字幕を付けたバリアフリー仕様の映画を製作し、上映するプロジェクト、「エロティック・バリアフリー・ムービー」略して「エロバリ」。そのお楽しみポイントを探るべく、先日行なわれた先行上映会の模様をターHELL穴トミアさんにレポートしてもらいます!!
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耳が聞こえない人の為に字幕が、そして目が見えない人の為に音声解説が付いたピンク映画。「エロティック・バリアフリー・ムービー」と銘打った、字幕・副音声付きのピンク映画がこの夏公開される。監督は70年代から日活ロマンポルノ、ATG(アートシアターギルド)で活躍し、裸の緑魔子に魅かれて観てみたら観念的な内容でかなり煙に巻かれた「やさしいにっぽん人」も印象深かった東ヨーイチ監督(東洋一)。この秋には漫画家西原理恵子と、その元夫との生活を描いた映画「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」の公開も控えているベテラン監督だ。
3Dを超えた、3WAY上映で「画面が飛び出すんじゃなくて障害者のチンポが飛び出せ!(女性なら乳首が飛び出せ!)」というようなものを想像しつつ、8月2日ポレポレ東中野で行なわれた先行上映に行ってきた。

東ヨーイチ監督作品『ナース夏子の熱い夏』フライヤー

東ヨーイチ監督作品『私の調教日記』フライヤー

公開されるのは『ナース夏子の熱い夏』と『私の調教日記』の2本。その内今回は『ナース夏子の熱い夏』を、女優の速水今日子さんによる副音声「生朗読」上映で観ることができた。生! 生はいい! スクリーン横の小さな机の前に座り、「シグロ」「レジェンドピクチャーズ」など最初のクレジットを朗読する部分から期待感が高まる。声のトーンが落ち着き、まるでNHKのラジオドラマを聞いてるような錯覚に陥るが、これはピンク映画なのだ! これから起きるはずの展開、それを生で解説……、と考えるとその落ち着いた声音を聞けば聞くほどドキドキしてくる。

映画のストーリーは、出版社勤務の主人公が、妻が事故で入院したのを機に、入院先の看護婦と不倫関係に陥ってしまうというもの。セックス自体はオーソドックスかつ生活感溢れるもので、特に変態的ではなかった。妻が帰ってくれば、普通の映画ではついそのまま次の日になるところ、ここではちゃんとセックス。浮気しそうでしない?というところでばっちり浮気してそのままセックス。セックスしなければポルノは始まらないのだが、それにしてもセックスばっかしている主人公一樹には、観ている内にだんだんむかついてきてしまった。
大体、ナース夏子こと愛奏は、不倫する一樹にとってかなり都合のいい女に見えるし、一樹はこれ以外にも不倫の前歴があるようだし、ペラペラ夏子を解説してみせる一樹を前にして、「こいつがもっとヒドい目に会えばいいのに!」と観ていてひがみを超えて怒りがうずまいてくるのだが、まあいいだろう(彼のおかげでセックスシーンが観れるんだし……)。妻役の里見瑤子の不倫に気づいてるんだか、気づいてないんだかという不穏な演技が凄く怖くてよかったので、この後、妻の陰惨な復讐が始まると想像しておこう。
ただ監督の思いとしてはむしろ、主人公は一樹ではなく、題名にもなっている都合のいい女、夏子なのかもしれない。そう考えると、妻と夏子の間で一樹をボールのようにやり取りする映画と言えるのかもしれず、最後の意味深なシーンもどう利いてくるのか? その辺は実際観に行って判断して欲しい。


↑『ナース夏子の熱い夏』より


さて、バリアフリーの字幕、副音声だが、字幕はほぼ意識に上ってこないのに比べ、副音声はもう映画の一部となって頭に飛び込んでくる。監督自らが書いたという副音声の原稿は、ただ役者の動きや場面をなぞるだけでなく、その奥にある演出意図まで踏み込んでいた。
例えば、主人公の妻が夜遅く帰って来て、台所で水を飲むシーン。「帰って来て、水を飲む和代。酔っぱらっているのでしょうか」と副音声が入るのだが、それで、「ああ、水を飲んだのは、酔っぱらって喉が渇いてたからか」と気づかされる、という具合だ。
ぼーっと観ていると、所々で解説のようなものがさらっと入って来るので、その度にハッとして、かなりアシストされて映画を観ている気分になってくる。ここら辺は、解答をあらかじめ全て示されるような、窮屈な感じを受けるか、それとも分かりやすくていいと感じるか、感じ方が別れるところかもしれない。視覚障害の人にとってはそこで物語世界の奥行きが決まる訳で、「どこまで解説するのか」バリアフリーの難しさを感じる。


↑『私の調教日記』より


エロに関しては、これは全く難しさはなかった。(聴覚!)衣擦れの音。(聴覚!)漏れる声。(視覚!)愛奏ちゃんのぼよよんおっぱい。(解説!)「前戯が長いのがいいよね」というような副音声から、東監督のセックス観も透けて見える。館内には、緊張した空気が張りつめ、健常者も障害者も勃起していたに違いない。この瞬間新しい3D映画=「3タイプの視聴覚方法を持つ人がDOKI!DOKI!映画」が誕生していたのは間違いないだろう。

8月21日からの上映期間中にも何度か「生朗読付き上映」が行なわれる予定だそうだ(それ以外の時は通常の副音声付上映)。皆さんも「朝からポルノで3タイプのDOKI!DOKI!」という新世紀の3D体験に身を投じに行ってみてはいかがだろうか。

文=ターHELL穴トミア

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「エロバリ」公式サイト

ポレポレ東中野

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ターHELL 穴トミヤ  ライター。マイノリティー・リポーター。ヒーマニスト。PARTYでPARTY中に新聞を出してしまう「フロアー新聞」編集部を主催(1人)。他にミニコミ「気刊 ソーサー」を制作しつつヒーマニティー溢れる毎日を送っている。 http://sites.google.com/site/tahellanatomiya/
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10.08.13更新 | WEBスナイパー  >  イベント情報
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