2010.11.15 Mon -11.27 Sat at vanilla gallery
11月15日(月)〜11月27日(土)
東京・銀座「ヴァニラ画廊」にて開催
人間と生き物の輪廻をテーマに作品を撮る、ビジュアルアーティストにしてAVメーカー「幻奇」の監督・天野大吉。世界的な注目を集める独特の造形美そして生々しさは、鮮烈にして且つ魂の暗部を深く抉ってくるかのような力を感じさせる。目の前で、その作品から伸びる触手に撫で回されてみて欲しい。東京・銀座「ヴァニラ画廊」にて開催
Cousteau"(マリリン・マンソン)
天野大吉は、"現代の葛飾北斎"と呼ばれている。
日本で活動しているアーティストの中で、最も重要なビジュアルアーティストであり、彼の作品は日本国外からも注目されている。最近では、欧州、アメリカ、ラテンアメリカそしてオーストラリアなど世界各国で、国際的なカルトファンを獲得している。
驚きなのは、天野作品はこんなに生々しく不気味であるにも拘わらず、その美しさはファンを魅了してやまない。
そしてマリリン・マンソン、ギャスパー・ノエ監督など、天野の作品は世界の著名アーチスト達の目にも触れ、絶賛されている。
天野大吉の写真群は彼の中に存在する、秘められた幻想の世界を描いている。それはアニミズム的、獣性的、そして自然の中で生じる帰先遺伝的(アタビズム)なものに由来するファンタジーであり、それが人間としての本能的な恐怖と欲望を呼び起こす。
作品には世界にとって人間の体とは、その類い稀な美しさが讃えられる崇拝の対象であると共に、その肉体は自然界と融合し、奇形化したものである。木、血、骨、鱗そして羽と融合した肉体は‘エロ・グロ’へと変化し、そして最高に強烈なブラックユーモアが、このとてつもなく恐ろしいジオラマの中にくっきりと織り込まれている。
天野の映像の源流は日本文化の伝統的なアイコノグラフィーと神話にある。彼は一枚の写真の中で、女の子を伝説の生き物に化えてしまう。
天野の作品は、禁じられたものを見たいという、圧倒的な好奇心と欲望の中で、その閉ざされた扉の向こう側にあるものをさらけ出すだけでなく、皮膚の下に潜んでいる何かを私達に見せようとしている。そうすることで人間、自然そして性の間に存在する、妖気漂う恐怖に満ちた関係の深層に存在する何かを、私達に告げようとしているのである。
以上、プレスリリースより
ヴァニラ画廊 天野大吉展『HumanNature』
開催日時=11月15日(月)〜11月27日(土)
平日12時〜19時
土曜12時〜17時(日曜休廊)
※入場無料
会場・問い合わせ先=
東京・銀座 『ヴァニラ画廊』
〒104-0061
中央区銀座6-10-10 第二蒲田ビル4階
電話 03-5568-1233
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ヴァニラ画報
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