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第11章 学級奴隷・真弓【4】

「うわぁ、それにしてもモジャモジャねぇ。すっごーい」

美雪さんが私の股間を覗き込んで、呆れたように言いました。男子が冷やかします。

「本当はお前もこれくらい生えてるんじゃないのか?」
「失礼ね。いくらなんでも、こんなジャングルみたいじゃないわよ。大人の女の人でも、

こんなにモジャモジャなのは、珍しいんじゃないの? だって、お尻のほうまで……」

美雪さんたちは、そう言いながらケタケタと笑いました。私は男子にそこを見られている時以上に、恥ずかしくて顔から火が出そうになりました。しかし、美雪さんたちは、さらに残酷に私を追い詰めます。

「しかも、そのモジャモジャな毛がビショビショになるほど、濡れちゃってるでしょ。いやぁ、ねぇ。女子がみんな真弓ちゃんみたいな変態なんだって誤解されちゃうじゃない」
「こんなところ、見られて興奮しちゃうなんて、真弓ちゃん、すごいのねぇ」
「本当。あんな真面目そうな顔してたのに、人は見かけによらないものよねぇ」

そして美雪さんは、私の耳に顔を近づけて、そっと囁きました。

「あなたが体を使って山岸君を誘惑したのかと思ったら、セックスはまだだったみたいね。でも、それ以外のことは色々させたんでしょ、いやらしい女ね」
「ち、ちがうわ!」
「ちがいます、ご主人様でしょ」

美雪さんは、思い切り私のお尻をひっぱたきました。バシっとすごい音がして、お尻に鋭い痛みが走ります。

「ああっ!」

取り囲んでいた男子が驚いたような顔で美雪さんを見ます。しかし、美雪さんは平然とした顔で言いました。

「奴隷はしつけが大事なんでしょ? ね、先生」
「あ、ああ、そうだ。それが奴隷にとっても、被奉仕者にとっても大事なことだからな」

石川先生も、少し気圧されているようでした。
その時、ホームルーム終了を知らせるチャイムが鳴りました。


一時間目の授業は英語です。でも、私はこれから一カ月、勉強はしなくていいのです。というか、したくてもさせてもらえないのです。私の机は教室から運びだされました。私の席は、教室の一番前です。首輪から伸びた鎖は壁につながれてしまい、自分では自由に動くことは出来ません。

英語の橘恵子先生が教室に入ってきて、全裸で正座している私を見つけると、ギョッと驚いたようでした。

「あ、そうか。今日から高梨さんが、学級奉仕者なのね」

恵子先生は、同じ女として同情してくれていたようでした。何事もなく、英語の授業は終わりました。

恵子先生が教室を出ていって休み時間になると、男子生徒が私を取り囲みました。私は怖くて俯きます。

「おい、お前やってみろよ」
「いやだよ、お前こそ」

男子たちはこそこそと何か言いながら、お互いを小突き合っています。

「でも、みんなの前でチンコ出すのは、さすがになぁ……」

榎本君の言葉で、私は彼らが何をしようとしているのか、理解できました。さっき石川先生がセックスはダメだけれど、フェラチオはいいと言っていたため、さっそく試してみようと思ったようです。それでも、やはり教室で、みんなの前でとなると、抵抗があるようです。

私が思わず彼らを見上げると、みんなのズボンの前が膨らんでいるのがわかりました。それが勃起なのだとわかると、私は慌てて目を伏せました。男子たちの、あんなものを口に入れなくてはいけないなんて……。私はつい、想像してしまい、ゾッとしました。

男子たちがそうやって、小突き合っているうちに、休み時間の終わりのチャイムが鳴りました。とりあえず、男子にフェラさせられることはまぬがれたようです。私は、ホッとしました。

「真弓、黒板が消えてないぞ」

席についた学級委員の宇佐美君が言いました。そうです、黒板を消すのも奴隷の仕事なのです。私は慌てて立ち上がりましたが、首輪の鎖の長さが足りなくて、黒板のところまで行けません。

「すいません、どなたか鎖を外していただけませんか?」
「しょうがないなぁ。手のかかる奴隷だ」

一番前の席の榎本君が私の鎖を外してくれました。

「すいません。ありがとうございます」

私が頭を下げてお礼を言うと、榎本君はお尻を触ってきました。

「きゃっ」
「ほら、早く黒板消さないと、丸越が来ちゃうぜ」

二時間目は丸越先生の数学の授業です。丸越先生は、生活指導の担当でもあり、すぐに手が出る乱暴な先生として、生徒から怖がられています。その上、いやらしい目で見たり、卑猥な冗談を言ったりするので、女子生徒からも一番嫌われている先生です。

あの丸越先生に、この全裸の姿を見られてしまうのか……。そう思うと、私は憂鬱になります。しかし、前の授業の黒板を消していなかったりしたら、怒られてしまうのは確実です。私は急いで、黒板拭きを走らせました。左手でお尻を隠しながらなので、拭きにくかったのですが、クラスメート全身の視線が私の裸の背中とお尻に集中しているのがわかり、隠さずにはいられませんでした。もう、何もかもみんなに見られているのですが、やっぱり恥ずかしいのです。

全部消し終えて、私の定位置に戻ろうとした時、ドアが開いて丸越先生が教室に入ってきました。

「おっ、高梨がこのクラスの奴隷か。ふふふ」

丸越先生は岩のように無骨な顔をだらしなく緩めて、いやらしい笑みを浮かべて私を見ました。私は胸と股間を手で隠しながら、少しでも丸越先生の視線から自分の肌を隠そうとしていました。

「おっと、奴隷だから苗字はなしか。えーと、高梨は真弓だったな。よし真弓」

丸越先生は、強引に私の手首をつかみました。

「あ、いやっ」

隠していた腕をつかまれて私の胸は丸見えになってしまいました。

「大人しそうな顔をしてるが、なかなか大きいな美味しそうなおっぱいをしてるじゃないか、真弓」

丸越先生のいやらしい視線が私の胸に突き刺さります。私は耐えかねて顔を背けます。

「おれの授業の時は、お前の席はここだ」

私は教卓の中へと押し込まれました。

「あっ……」

意味もわからないままに、私は教卓の中で正座させられました。丸越先生はどっかと教卓に向いた椅子に座ります。私の目の前に、座った丸越先生の下半身が現われました。

「よし、今日は三角形の相似条件についてだ」

丸越先生は、何事もないかのように授業を始めました。最初は先生の行動を不思議がっていた生徒たちも、怒られるのが怖くて、授業に没頭し始めます。

生徒に教科書を読み上げさせている時、丸越先生は、下半身に手をやって、なにやらモゾモゾと動かしました。どうやらチャックを下ろしているようです。

「ひっ」

私は思わず声を上げました。すると丸越先生の拳が私の頭を小突きました。

私の目の前には、丸越先生のペニスが突き出されていたのです。それはグロテスクな形をしていました。子供の頃に男の子のおちんちんを見たことはありましたが、それとは全く違うものでした。何か気持ちの悪い生物のようです。

怯えている私の頭を丸越先生の手がつかみ、ぐいっとそれに押し付けられました。

「咥えるんだ」

丸越先生が小声で言いました。

「で、でも……」
「奴隷が口答えするのか? おとなしく従わないと、とんでもないことになるぞ」

丸越先生の言葉に私は震えあがります。そうです。私は奴隷なのです。ご主人様の命令には従わなければならないのです。

でも、この異臭を放つ気持ちの悪いものを自分の口の中に入れることは、なかなかできませんでした。

私が躊躇していると、丸越先生は足先で私の胸をグリグリと踏みました。私は覚悟を決めて、口を開けました。恐る恐る、その先端を口の中に入れました。

不快な感触と、嫌な味と匂いが口の中に広がりました。吐き気がします。しかし、丸越先生は腰を突き出して、口の奥へとペニスを突っ込んできます。

「もっと舌を遣え。アイスキャンディを舐めるようにな」

丸越先生が小声で言います。私は吐き気を堪えながら、言われた通りに、それを舐めました。

みじめでした。教室では、何事もないかのように数学の授業が進んでいます。それなのに、私はひとりだけ、教卓の中で丸裸になって、丸越先生のペニスに舌を這わせているのです。その姿をクラスメートのみんなに見られていないということだけが救いです。

私がみじめさに涙ぐみながら、ペニスを咥えていると、それは口の中でどんどん大きさを増していきます。

「んぐっ、んん……」

息ができなくなり、それを口から吐き出そうとすると、丸越先生の手が私の頭をつかんで、許しませんでした。それどころか、手で私の頭を無理やり動かすのです。丸越先生のペニスが私の口から出たり入ったりします。

苦しい、息ができない。私は呻きますが、丸越先生は容赦しません。

そして、やがてペニスがさらに大きく膨れ上がりました。先端から生臭く、熱い液体が噴出するのと、授業終了のチャイムがなるのは、ほぼ同時でした。

その液体は、終わりがないのかと思うほど大量に出てきます。口の中がその生臭い味と匂いでいっぱいになります。吐き出そうとした時、丸越先生が言いました。

「全部飲み込むんだ。こぼしたらおしおきだぞ」

私はその言葉の恐ろしさに、賢明に液体を飲み込みました。何度も吐きそうになりながらも、私は頑張って飲み込みました。喉が焼けるように熱くなります。全部飲み込んだのに、口の中には生臭い匂いが充満していて取れません。

「しゃぶって綺麗にするんだ」

言われるままに、私はペニスの先端の舌で舐めて、汚れを取りました。みじめです。

先生はペニスをしまって、チャックを閉めると立ち上がり、何事もなかったように教室を出ていきました。

私は、全身の力が抜けてしまいました。早く水道でうがいをしたいと思いました。でも、この姿のままで、廊下に出なければならないのです。どうしよう……。

そんなふうに悩んでいた時でした。

「なんだよ、お口の処女は丸越に奪われちゃったのかよ」
「ちくしょう、それならさっきさっさとやっておけばよかった」

私は腕を引っ張られて、教卓から引き摺り出されました。

周りを男子たちが取り囲んでいました。さっきとは違って、みんな目が血走っていました。

「いま、丸越が真弓に咥えさせてるのかと思ったら、たまらなかったよ」
「おう、想像してたら、勃起がとまらなかったぜ」
「もう、恥ずかしいなんて言ってられねぇよ」

男子たちは一斉にチャックを下ろして、中からすでに大きくなっていたそれを取り出しました。丸越先生のものほどグロテスクではないけれど、十分に大きいものが並んでいました。

男子たちの後ろで、女子の悲鳴があがっていました。しかし、男子たちは構わずに、私にそれを向けます。

「真弓、しゃぶるんだ」

(続く)

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11.06.20更新 | WEBスナイパー  >  赤い首輪
文=小林電人 |