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第3章 アイドル・さやか【10】


古い日本家屋の縁側に、セーラー服を着た少女が座っていた。白い夏服の半袖から覗く細い腕には、うっすらと汗がにじんでいる。

少女ははにかんだ表情を見せながら、立ち上がると、大きく背伸びをした。服がまくれあがり、可愛らしいお腹が見えた。小さなおへそまで顔を覗かせている。それに気づいた少女は慌てて両手でお腹を隠して、恥ずかしそうな笑顔でこっちを見た。

「このシーンで、ずいぶんオナニーしたもんだよ。ちょっとおへそが見えただけなのに、すごく興奮したよ。そりゃあ、ネットを漁れば無修正のモロ出しがいくらでも見られるけどさ、こんなに清純で可愛らしい女の子のおへその方が、よっぽど嬉しいもんだと思ったんだよな」

信雄は、その頃の気持ちを思い出す。わずか2年ほどしか経っていないのに、遠い昔のことのようだ。

テレビ画面の中では、そのセーラー服の少女が畳の上で横たわっている。スカートが少しだけめくれて、膝のあたりまで見えている。腕同様にかなり細く、すべすべとした肌は透き通るように白い。

少女は憂いを帯びた顔で遠くを見ている。三つ編みにしているせいもあり、まるで昭和の女学生といった感じだ。映像にあふれるノスタルジックな演出に、この少女はぴったりとハマっていた。今はもうどこにもいなくなってしまった純朴で清楚な田舎の女学生。

「アイドルファンの間では、このDVD、けっこう評価高かったんだぜ。こういうレトロなムードにぴったりな子は貴重だってね」

「あ、あ……」
「ホント、こんな天使みたいな清楚な女の子がいるのかって、思ったよ」
「あ、ありがとう、ご、ございます……」

そう言いながらも、さやかはもう画面を見ていなかった。頭の中が真っ白になり、それどころではないのだ。

「それが、まさかこんないやらしい女だったなんてなぁ」

信雄は自分の膝の上に座っているさやかの乳首とクリトリスを後ろから刺激し続けていた。さやかは全裸で、両脚を大きく広げて信雄の足の上にまたがっている状態だ。当然の如く、恥ずかしい部分は丸見えになっている。

「ご、ごめんな、さい……」

信雄の左手の指は、さやかの乳首を摘まんでいる。ほとんど平らに近い胸の中心で恥ずかしげに突起している乳首は、小さいながらもちゃんと固くなっていた。それを信雄は執拗に指で転がし続ける。

信雄の右手は、さやかの無毛の股間に伸び、その敏感な蕾をいじくり回している。肉裂からは蜜がとめどもなく溢れているため、ヌルヌルと滑ってしまう。

「ああん……」

さやかは悩ましげな声をあげ、腰をくねらせる。胸も尻も小さい華奢な肉体ではあるが、2年前に信雄の元を訪れた時に比べると、ぐっと女らしい丸みが感じられる。

そして何よりも、濃密な牝のフェロモンがムンムンとその全身から放たれているのだ。かつてのさやかからは想像できないほどの。

「ご主人様……。も、もう、さやか、我慢出きなくなってしまいました」

さやかは、濡れた瞳で背後の信雄を振り返り、訴えかけた。恐ろしく色気のある表情なのだが、顔立ち自体は幼さを残した少女のままなので、そのアンバランスさが、エロティックさをさらに倍増させている。

「ん、どうかしたか?」

信雄は知らん顔で言う。さやかはくねくねと身をよじる。

「ああん……、いじわるしないで……。早く、お願いします」
「ん? 何をして欲しいのか、言わないとわからないぞ」
「さ、さわって……」
「おっぱいも、クリトリスも、ちゃんとさわってあげてるじゃないか」

さやかは信雄の膝の上で、切なげに腰を揺する。ガウンの下でガチガチに固くなっているペニスに尻を擦りつけるように。

「あっちも、さわって欲しいんです」

顔を真赤にしながら、さやかが言う。しかし信雄はすっとぼける。

「あっちじゃわからないな。耳の穴か? 膝の裏か?」
「ご主人様のいじわる……。ご存知なくせに……」
「お前に言わせたいんだよ。言ってご覧」

さやかは、少し躊躇したものの、小さい声でその言葉を口に出す。

「お尻、も、さわって下さい」
「そうか、お尻か」

信雄はさやかの尻肉を撫で回した。汗でじっとりと濡れていて、肌が手のひらに吸い付くようだ。

「ああ……、そこじゃ、なくて…」
「はっきり言わないとわからないぞ」

信雄はさやかの尻肉をぴしゃぴしゃと叩く。その刺激もさやかの官能をさらに高めていった。

「お尻の穴も、いじめて、下さい……」

つぶやくような声だった。当然、信雄は言い直しを求める。

「もっと大きな声で言わないとわからないぞ。誰のどこをどうして欲しいんだ?」
「さやかのお尻の穴を、いっぱいいじめて欲しいんですっ」

半ば叫ぶように、さやかは言った。その恥ずかしい言葉を口にすることで、さらにたかぶってしまう。

「お尻の穴だって? そんなところをいじめて欲しいなんて、変態じゃないのか?」
「ああ……、そうです。さやかはお尻の穴で感じる変態なんです」

この2年間、何度となく繰り返されてきたやり取りだった。さやかは、この恥ずかしい宣言をしない限り、自分の望む快感を手に入れることは出来ない。

「お尻の穴をいじめてもらいたい子は、どうしたらいいと思う?」

言われて、さやかは信雄の膝から降りる。その前の床に四つんばいになった。肩を落として床につけると、尻を高く掲げる。両腕を後ろに回して、自ら尻肉を左右に大きく割り開いた。初々しい桃のような双丘の狭間の菊花が露になる。

さやかは信雄に命じられてそんな恥ずかしいポーズを取ったわけではないし、拘束されているわけでもない。首に赤い首輪があるだけだ。

さやかは自らの意思で女として最も屈辱的な格好で、信雄に責めを乞うたのである。その可憐な窄まりを晒して、いじめてくださいとお願いしたのである。

2年前のさやかからは想像もつかない変身だった。いまだ羞恥心は忘れていないものの、信雄から与えられる快楽の欲望には我慢できなくなる。

「どこをいじめて欲しいのか、それじゃよく見えないよ」

すでにさやかの菊花は十分に見えているのに、信雄はわざと意地悪をする。

「は、はい。ごめんなさい、ご主人様。これで、見えますか?」

さやかは、これ以上は無理というほど、思い切り尻肉を左右へと押し開いた。皺が伸び切ってしまうほどに、窄まりが広げられる。内側の粘膜まで顔を覗かせている。

「ふふふ、よく見えるようになったよ、さやか。いい格好だ。しばらくそのまま、お尻の穴をおっぴろげているんだ」
「は、はい」

さやかは、その恥ずかしい姿勢を続ける。ひんやりした外気と、信雄のいやらしい視線をその部分に感じ、その羞恥がさやかの官能を燃え上がらせる。

「なぁ、さやか。テレビに映っている、この可愛い女の子は誰だい?」

52インチの液晶画面には、まださっきのDVDの続きが流れている。画面の中ではセーラー服の少女が、夏の日差しに照らされながら田舎道を歩いていた。見る者の胸をキュンとさせるようなノスタルジーにあふれた映像だった。

「は、はい。森原、さやか、です」
「そうだよね。清純派アイドル、森原さやかちゃんだ。お前によく似てるけど、まさかここでケツを突き上げて、お尻の穴をいじめてくれなんて言っている女とは、全然ちがうよな」

「はい。私は、ご主人様のアナル奴隷のさやかです。お尻の穴で感じる、変態女です」

さやかの処女がすでにマネージャーによって奪われたことを知った信雄は、それから膣には一切触れようとしなかった。他の男を受け入れた部分など汚らわしいと思った。そして、ひたすら処女地である肛門を責め続けたのだった。もともと肛門性感とマゾヒストとしての素質のあったさやかである。信雄の執拗な調教により、アナルマゾとして見事に開花した。今では、どこの性感帯よりも菊花が感じるまでになっていた。

信雄は目の前で、刺激を求めてヒクヒクと蠢いているさやかの菊花を見つめる。丁寧に調教していったため、型崩れも色素沈着も一切なく、見た目は初めて目にした時の可憐な窄まりのままだ。しかし信雄の太いペニスもスムースに受け入れるし、1リットルもの浣腸にも耐えられるように十分に開発されている。

「ああん……、ご主人様。そんなに、見ていないで、早く、いじめて、下さい」

さやかは切なげに尻を振って、おねだりする。菊花の下の肉裂からはダラダラと淫蜜がこぼれおちている。

「しょうがない奴だな」

信雄は苦笑しながら、指を伸ばして窄まりの中心に触れさせた。

「ひゃうっ」

さやかは体をのけぞらせて激しく反応した。待ちに待った刺激なのだ。

信雄は指先をゆっくりと沈めていく。窄まりは抵抗するどころか、中へと飲み込もうと口を開く。たちまち人差し指が根元まで姿を消した。

「ああああああ…」

信雄を指でリズミカルに掻き混ぜる。さやかの敏感な部分は十分に熟知している。どう肛門を責めればさやかが一番感じるのか、信雄はわかっているのだ。

「いい、気持ちいいです、ご主人様……」

歓喜の声を上げるさやかの唇から、よだれが垂れる。

「お尻の穴、気持ちいいの。気持ちいいんですぅ。もっと、もっとして下さい」

華奢な肉体をくねくねさせながら、さやかは牝の匂いを放ち、快楽に打ち震える。

テレビ画面では、三つ編みのセーラー服少女が、はにかんだ笑顔を浮かべていた。セーラー服の下の肉体を想像することすら、はばかられるような初々しい清廉さがそこにはあった。

今、自分の目の前で肛虐の快楽に打ち震えている少女と同一人物とは、とても思えない。

「ご、ご主人様。もう、指ではなくて……、ご主人様のを……」

指では物足りなくなったさやかが、信雄のペニスをせがんだ。

なんだか信雄は、わけのわからない衝動に駆られてしまう。

「うるさい。お前は指で十分だ」

信雄は人差し指に加えて中指、そして薬指も挿入した。一瞬悲鳴をあげたものの、さやかの窄まりはそれを受け入れた。

「ひっ、ああっ、ああっ〜」

信雄は三本の指を激しく出入りさせた。菊花は広がり、めくりあがる。

おれが望んでいたのは、こんなことだったのか……。信雄は深い喪失感を感じていた。

「あっ、あっ、すごい。ご主人様、すごい。だめ、ああん、気持ちいいです。気持ちいいんです」

そんな乱暴な責めすらも、さやかの開花した肉体は快感として受け止めてしまう。

「ご主人様。ああっ、ずっと、ずっとさやかと一緒にいてください。ずっと、ご主人様の奴隷でいさせて下さいっ」

最近、さやかは絶頂が近づくと、そんなことを口走るようになった。それがさやかの本心なのかどうか、信雄にはわからない。

もうすぐ、森原さやかの奉仕期間が終わろうとしていた。
(第三章 了)

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10.01.11更新 | WEBスナイパー  >  赤い首輪
文=小林電人 |