毎週水曜日更新!
これまでお話ししてきたように、腸洗滌の仕方には様々なものがあり、それぞれに工夫が必要になってくるのですが、今回はその中でも上級者向けの、特に洗練されたやり方を紹介していきたいと思います。皆様の目標にしていただくスーパー・テクニックです。腸内を洗滌するのに、逆吊りにしたり、水と空気を半々に入れたり、その上で激しい屈伸運動をさせると面白いことなど、色々と変化に富んだ方法をお話ししてきましたが、この辺で私ら通人の行なう洗練されたやり方をお話しします。
我々ベテランが行なっている腸洗滌の方法には、ゆっくりとゆとりをもって楽しむ方法と、刺戟の強い、ある強烈な方法との二方法があります。
この二つの方法を我らは時によって使い分けるのですが、どちらの方法も自分一人でやるよりも、誰か手練の介添えがいるほうが随分と内容が濃いものになります。
さて、それではまず、時間的にも気分的にも、ゆとりをもってやる場合の方法から説明します。
第二課 ゆとりを楽しむ腸洗滌
ゆっくりと長い時間をかけて、腸内に大量の温水を注入していき、腸の膨満感を楽しむのがこの方法で、使用するのは、イルリガートル式の高架式の、気圧を利用した高圧浣腸法です。
器具は先に私が説明しておいた、灯油のポリタンクを少し細工したものが一番よいと思います。それは、一度に三リットル以上の液を入れることができるからです。
たびたび言っているように、人間の大腸(諸結腸)には三〇〇〇から三五〇〇cc(三リットルから三・五リットル)の温水を入れることができます。ですから、五リットルくらいのタンクを用いれば、途中で液がなくなって補充しなければならなくなるというような、無粋なことをしなくてすむのです。
高圧浣腸器の特色、利点は、大量の液を、刺戟を少なくして腸内に注入していけるところにあります。しかも、タンクの高さを変えることによって、流入する液の力の強弱を調節することが可能ですから、思いのままの注入速度で長時間楽しむことができます。
高圧式浣腸器を用いる場合には、脚立か、又はぶら下がり式健康器を併用するのがよろしい。
直立して手を上に揚げたより少々高いくらいのこの健康器具か、同じくらいの高さの脚立に、小型の滑車を付けて、液の入ったタンクをそれへ吊り、紐で引っ張って、タンクの高さを調整出来るようにしておくこと。タンクの高さは好みのままに変えられます。
タンクを天井に近いくらいの高い位置に吊るすと、ホースの先端の嘴管から噴出する水流は、圧力が高いので、強く噴き出すことになります。
そしてタンクを段々下げると、噴出力は弱くなり、身体よりやや高いくらいにすると液の流れは微弱になります。
大量液の腸内への注入に戒功するには、たびたび言っているように、余り刺戟を与えずに、侵略すること火の如く、じわじわと騙し騙し、ゆっくり注入することです。
それには初めはタンクを低い位置にして、ゆっくり入れるのです。出来れば介添えをしてくれる人がいれば、話をしていると割合楽に長時間そちらに気をとられていて、気が付いた時にはもう随分入っていたりします。
やがて起きようとしたら腹がズッシリしていたり、腹が張って、背中がピンと反り返っていて、立てなかったり、曲屈が苦しかったりする程にまでなっていきます。決していきなり強烈な水流で注入してはいけません。それは何故かと言いますと、強い圧カが加えられた場合、つまり、いきなり腹孔(腸壁)を押し拡げられると、その苦痛から、本能的に身体が拒否反応を示してしまうからです。
そうなると、これから先に控えている大量注入の目論見が上手くはいかないからです。刺戟を少なく、抵抗なく大量液を腸内に注入させるには、液の流入の力(圧カ)と、温度と、入れられる人の態位とが、どれ一つ欠けても上手くいきません。これらは、成功するための三大要素なのです。
(続く)
11.03.30更新 |
WEBスナイパー
>
お尻の学校
| |
| |