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これが教科書だ！肛門講座の決定版、復刻連載！
これまでお話ししてきたように、腸洗滌の仕方には様々なものがあり、それぞれに工夫が必要になってくるのですが、今回はその中でも上級者向けの、特に洗練されたやり方を紹介していきたいと思います。皆様の目標にしていただくスーパー・テクニックです。第四課 重たいけれど気色いい
この弁を開口させて小腸まで液を注入するのには、先ず大腸に極限まで液を注入して、パンパンに充満させなければなりません。
そうすると、大腸と小腸の境の腸管も、液の充満によって押し拡げられ、一方通行の弁がこじ開けられて、少し口を開けます。
この口が小さいから、ここから流入する液は気長に、ゆっくりしか入りません。
この時、大腸は入った液の圧力で裂けるような痛みを発します。腸壁をブスブス針で突き通されるような、そして切り裂かれ、腸が破れるのではないかと思うくらいの痛みです。この時、腹圧をなるべく少なく（お腹の力を抜いて）し、ハアハアと口でゆっくり呼吸するのです。少しでも力むと腹の皮に力が入り、筋肉が締まるので、内臓が弛まないことになり、液の流入が止まったり、腹筋に力を入れると、逆に液が肛門のほうへと押し戻されたりしてしまいます。
この時に介添えが誰か居ると、とても助かります。誰かに腹に掌を当てて「の」の字廻りの逆に腹をさすってしごいてもらうと、液の流入が楽になるのです。小腸まで液を注入するには、ベテランのマニアとて、なかなか自分一人では出来ません。それが介添えの力で可能になるのです。
小腸から胃にかけて、さらに一二リットル（三〇〇○cc）余り入ります。そうやって六リットルもケッツから入れれば、液は口から出るところまで行きます。三五〇〇cc（三・五リットル）腸内に注入した頃には腹がパンパンに張って、押さえると硬くカンカンになって、そして腹が膨れた分、背中は鯖のように反り返ってしまって、起きられなくなります。
この状態を河腸腹とか蛙腹とか風船腹と呼ぶのです。
サヂストにとっては、相手のマゾヒストをこんな姿にしてやることが最高の愉快であり、マゾヒストにとってはこの屈辱的な姿が希求した願望の極致でもある訳です。
腹に三リットル以上の水を入れられたら、重たいものです。自分の両手の掌で、左右から脇腹を支えると、チャプンチャプンと、水の音が聴けますし、腹がタプタプ波打ちます。そして立ち上がるのが大変です。仰臥したままでは前屈は、腹の出っ張りが邪魔でとても出来ません。立とうと思ったら、横に寝返りを打って、側臥位から俯きに姿勢を変えて、手で椅子か何かを掴まえてすがらなくては、背中が反り返っていますから立てませんし、立った後で床の上の何かを取ろうと思っても、背が反ゆ返っているので、手が床に届きません。腹を押さえるので苦しくて……。
床の上の何かを取ろうと思ったら、その物のそばまで行って、横眼でその位置を確かめておいて、顔は上を向いたまま、背中は反らせて、膝頭だけを曲げてしゃがみ、手で探って、あるのを確めて掴む、それだけしか出来ないのです。
三リットルや三・五リットルの注入でこんなになるのですが、腹はアンパンのように膨らんで、液が小腸にまで流入して四リットル以上も入ると、横に張っていた腹のアンパンが崩れて、風船のように、あるいは無花果の実を立てたように、腹はポッテリ膨らんで、やや下に垂れます。
小腸まで注入されると呼吸がとても苦しく、腹もとても重たくなり、吐き気を催します。こんな姿にされて、チンボをしごかれたりキンタマをひねられるのは最高です。
（続く）
横田猛雄 1990年3月号より『S&Mスナイパー』にて実践派のための肛門エッセイを連載。1993年ミリオン出版より『お尻の学校[少年篇]』発行。またアナル責めのAV作品にも多数出演しており、Ａ感覚実践派の伝道師として他の追随を許さぬ存在。2007年5月号まで同誌上で『大肛門大学』を連載していたが、高齢と健康上の理由により連載終了。そして『WEBスナイパー』にて、膨大かつ偉大なるアーカイブの復刻連載開始です！
11.04.13更新 |
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