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ケッツへの大量液の注入については、難易度の高いものから低いものまで、これまで様々なやり方をご紹介してきました。本講ではそれらの方法を十分に理解していただいた上で、百戦錬磨の巧者が行なう究極のウルトラ・テクニックについてお話ししたいと思います。諸君は潮干狩に夢中になっていて、何時の間にか潮が満ちてきていて、自分の背後のほうまですっかり水が満々としているというような状況を経験したことがあるでしょう。
満ち潮はジリ、ジリと一寸刻みに密かにやって来ますから、なかなか気が付かないものです。
大量液の注入は、イルリガートルによる静かな注入であれ、牛馬用ガラスシリンダー式巨大浣腸器を用いての激しい注入であれ、とにかく大量の温水を腸内に確実に納めるには、この満ち潮の心に学ぶべきなのです。
注入の初めは微かに、直腸粘膜に刺激や圧迫を与えず、静かに静かに、絶えることなく、しかもゆっくりと落ち着いて、ヌーッと入れるのです。これが大量浣腸の極意です。
この極意を諸君に正しく理解してもらうために、天皇陛下の御召し列車の話をして聞かせるから、諸君は話の内容をよく頭に入れ、その精神を自分のものにしなければいけません。
第二課 陛下の運転士
天皇陛下が行幸される時にお乗りになる列車を「御召し列車」と言うのですが、この御召し列車は、日本民族の象徴である至尊(この上もなく尊い御方)をお乗せするのですから、日本一の運転手が選ばれてこれを運転します。
日本一の運転手はどこから選ばれるのかというと、それは客車の運転手からではなく、貨物列車の運転手から選ばれるのだそうです。私がまだ高校生だった伊勢湾台風のあった昭和36年。その頃は今のJRは国鉄と呼ばれ、蒸気機関車が全盛を誇っていました。
その頃の国鉄の運転の名手というのは、客車を運転する者ではなく、貨物列車の機関士だったのです。
その訳は、貨物は輸送中に傷みがあると、損害を弁償しなければなりませんので、静かに滑るように発進して、揺れないように全速力を出し、そして何時止まったか分からぬように静かにピタッと停止する、執練の運転技術が必要とされたので、貨物列車の機関士は国鉄中でも優れた技術の者が運転したのです。
御召し列車の運転者は、この熟練者揃いの貨物列車の機関士の中から厳しい選考の末に選ばれた名誉ある日本一の機関士なのです。だから彼の手に掛かると列車は、何時走り出したのか分からぬくらい静かに走り出し、そして何時の間に停止したか分からぬうちに静かに止まるのです。
大量浣腸の場合の温水の注入の仕方も、これに倣うべきです。何時入れ始めたか分からぬくらいに静かに注入を始め、被術者に刺激を与えることなく、潮が満ちるようにヒタヒタと、気が付いた時には腹がボテ腹になっているという、そんな入れ方が一番上手な注入法で、その心は天皇陛下の御召し列車の機関士の如くあるべきなのです。
客車の運転手はギクツとしゃくるように発進したり、ぎこちない止まり方をしても、乗客がひょろついたりするくらいですが、貨車の荷物が倒れたり落下したりしたら損害を弁償しなければなりません。未熟者が客車を運転し、熟練すると貨車を担当するのです。
(続く)
11.05.11更新 |
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