第22講 空っぽのお腹【3】 文=横田猛雄 イラスト=伊集院貴子 |
第三課 検診台
やっと両手足と胸の拘束を解かれて検診台から下り立ち、自由になった自分の手で左脇腹を押すと、さっき看護婦さんが手で圧迫して、「先生、しっかり詰まりましたよ!!」と言った通りで、充満しているのがよく分かります。身体を色々な方向にひねってみると、腸内に詰められたものが、夫々自らの存在を主張していて、「詰め込まれている」という被虐感がとってもいいです。
「さあ、こっちへ来て!!」と言われて、そのまま先生の前に行くと、先生は「今の学生は遊んでるから、悪い病気もってる子もいるようだから、ついでにそっちの方もよく調べてあげるわよ!!」と言い、いきなり私のチンボを逆手に握り、その掌をズンと思い切り恥骨の方へ押し付けたものですから、私の亀頭は丸く紅く、トマトのように艶光りし、今日当初から立ちっぱなしだった私のチンボは、芋のようにゴリゴリにむくれました。
先生の手は、チンボの根本を万力で締めるようにきつく握り、そのまま亀頭の方へ引いてゆきますので、充血した私の亀の頭は、赤黒く、より大きくむくれて、粟粒のような点点が浮かんできて、もう痛い程で、尿道口が赤ちゃんのように小さな唇を開きました。
そうやって膿汁のないことを確かめた先生は、「一応視診・触診では大丈夫なようだから、後は血液と精液の検査ね」と言うと、「精液を採るからね!!」と私の顔を見て言い、いきなりその握った掌で、きつくピストンを始めました。
一回目の放出は数秒内でドバドバドバドバと四発吐き出し、先生は「替わって!!」と看護婦さんに選手交替です。
看護婦さんは私の後ろから股間に手を挿し入れ、グイと握った私のチンボを、巧みに調子を付けてしごき上げ、二十秒くらいのうちに二回目の射出をさせ、前に椅座して受ける先生の手のビーカーに、またもやシャシャッと四連発を発射してしまいました。
その後、黒いレザー張りの診察用寝台の上に四つん這いにさせられ、胸を低く、お尻を高くかかげる胸膝位をとらされ、天井を向いているお尻の穴に刺さったままになっている巨大な桜井式膣鏡を抜き取られたのですが、お尻の穴に晒布が一杯に詰め込まれていますので、お尻の穴は丁度、御飯を一杯詰め込んで閉じられなくなった子供の口のように、ぽっかりと開いて、白い晒布が一杯詰まって見えており、先生たちは二人してそれを全部押し込み、お尻の穴は弛くすぼんで、丁度ぼんやりした人がうっすら口を開けているくらいの穴になったよってず。
そこへ看護婦さんが又、新しい晒布を一反取り出し、今度はそれで私の腰に六尺褌を締めにかかりました。
この六尺褌は普通のと違っています。普通のはチンボとキンタマを包むようになっていますが、これはお尻の穴の詰め物が、外に洩れ出てこないように押さえるためのものですから、お尻は塞ぎますが、前の方は自由に小用が足せるように、晒布はチンボの両脇を通って、真ん中にチンボを挟むようになっているのです。そうやってきつく締められていますから、今晩は銭湯には行けません。明日の夕方、このまま、また先生の所に出頭するように言われたのです。
横田猛雄 1990年3月号よりS&Mスナイパーにて実践派のための肛門エッセイを連載。1993年ミリオン出版より『お尻の学校[少年篇]』発行。またアナル責めのAV作品にも多数出演しており、A感覚実践派の伝道師として他の追随を許さぬ存在。2007年5月号まで同誌上で『大肛門大学』を連載していたが、高齢と健康上の理由により連載終了。そしてWebスナイパーにて、膨大かつ偉大なるアーカイブの復刻連載開始です! |
08.01.19更新 |
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