これが教科書だ！肛門講座の決定版、復刻連載！ 今回の講義は、前講でも登場した素晴らしいＳＥＸ報告書『マスターズ報告』のお話と、世にも不思議な脱肛ならぬ脱ボボのお話です。いやはや女性の性欲とは何と深いことか。殿方は本稿終了後、女性を悦ばせるため、いかにハッスルせねばならぬか知るでしょう。
第一課 マスターズ報告
下宿の小母さんの子宮の反応の鋭敏さをお話ししている途中なのですが、前講の終わりに、マスターズ報告』の話が出ましたので、少し横道に外れますが、これについてもう少し説明します。
男女の性行動の科学的な報告は、これもアメリカで大戦直後、キンゼイ博士らによる『キンゼイ報告』が発表され、今までタブーとされてきた人間の性行為の初めての報告書として一大センセーションを巻き起こし、昭和二十年代の我が国でも、その訳本は大変な話題になったものです。『キンゼイ報告』は私が大学生だった頃、神田の古書店でよく見掛けたもので、Ｂ５判かもっと小さい判で、厚さは大変厚く、上下二部になっており、紙は昭和二十年代の出版事情からいわゆるザラ紙でした。
キンゼイ博士の調査はおびただしい数の男女からの口頭質問による解答の集積によるものでしたが、このマスターズ博士による報告は、アンケートではなく、実際に男女を研究室に入れて、全裸にしてから身体の各所に機器を連結して、映画に撮影し、テープレコーダーを廻しながら、実際に性交をしてもらい、その時に起こる男女の身体の変化や反応を記録するという、今までに誰もやったことのないことをしたので、世界中がびっくりしたのです。
実験台になる男女は、アルバイトとして金を払って募集したもので、夫婦や恋人だけではなく、全く初対面の相手との交合も意図的にさせたということです。
マスターズ博士らは、この報告はまだ第一報であり、もっと多数の男女の交合を調べなければ正確な報告はできないし、今後は男性同性愛や女性同性愛の人達の調査も手掛けたいし、肛門での交合についても調査したいと言っていました。『マスターズ報古』は昭和四十年頃日本語訳の本が出、映画にもなりました。実験台になった男女の数がキンゼイ報告ほど多くありませんので、少し物足りませんが、今ならもっと実験台になってもいいという男女が（日本でも）いると思いますので、マスターズ博士の新しい報告が待ち遠しいと思います。
『マスターズ報告』に出てくる女性のオナニー機械“マックス君”は、単純な往復のピストン運動ですから、自転車を改造することで、我々の手でも簡単に造れるのではないかと思います。
張り形がピストンするのなら、女性専用ではなく、ＳＭの世界でなら男のケッツを突きまくる機械にすれば、より普及するのではないでしょうか。
横田猛雄 1990年3月号より『S&Mスナイパー』にて実践派のための肛門エッセイを連載。1993年ミリオン出版より『お尻の学校[少年篇]』発行。またアナル責めのAV作品にも多数出演しており、Ａ感覚実践派の伝道師として他の追随を許さぬ存在。2007年5月号まで同誌上で『大肛門大学』を連載していたが、高齢と健康上の理由により連載終了。そして『WEBスナイパー』にて、膨大かつ偉大なるアーカイブの復刻連載開始です！
下宿の小母さんの子宮の反応の鋭敏さをお話ししている途中なのですが、前講の終わりに、マスターズ報告』の話が出ましたので、少し横道に外れますが、これについてもう少し説明します。
男女の性行動の科学的な報告は、これもアメリカで大戦直後、キンゼイ博士らによる『キンゼイ報告』が発表され、今までタブーとされてきた人間の性行為の初めての報告書として一大センセーションを巻き起こし、昭和二十年代の我が国でも、その訳本は大変な話題になったものです。『キンゼイ報告』は私が大学生だった頃、神田の古書店でよく見掛けたもので、Ｂ５判かもっと小さい判で、厚さは大変厚く、上下二部になっており、紙は昭和二十年代の出版事情からいわゆるザラ紙でした。
キンゼイ博士の調査はおびただしい数の男女からの口頭質問による解答の集積によるものでしたが、このマスターズ博士による報告は、アンケートではなく、実際に男女を研究室に入れて、全裸にしてから身体の各所に機器を連結して、映画に撮影し、テープレコーダーを廻しながら、実際に性交をしてもらい、その時に起こる男女の身体の変化や反応を記録するという、今までに誰もやったことのないことをしたので、世界中がびっくりしたのです。
実験台になる男女は、アルバイトとして金を払って募集したもので、夫婦や恋人だけではなく、全く初対面の相手との交合も意図的にさせたということです。
マスターズ博士らは、この報告はまだ第一報であり、もっと多数の男女の交合を調べなければ正確な報告はできないし、今後は男性同性愛や女性同性愛の人達の調査も手掛けたいし、肛門での交合についても調査したいと言っていました。『マスターズ報古』は昭和四十年頃日本語訳の本が出、映画にもなりました。実験台になった男女の数がキンゼイ報告ほど多くありませんので、少し物足りませんが、今ならもっと実験台になってもいいという男女が（日本でも）いると思いますので、マスターズ博士の新しい報告が待ち遠しいと思います。
『マスターズ報告』に出てくる女性のオナニー機械“マックス君”は、単純な往復のピストン運動ですから、自転車を改造することで、我々の手でも簡単に造れるのではないかと思います。
張り形がピストンするのなら、女性専用ではなく、ＳＭの世界でなら男のケッツを突きまくる機械にすれば、より普及するのではないでしょうか。
（続く）
09.09.30更新 |
WEBスナイパー
>
お尻の学校