第7講 浣腸液に厳重注意【3】 文=横田猛雄 イラスト=伊集院貴子 |
第五課 アメリカをケッツから
かつてのエメロンシャンプーやドナンに似て激しいのは食酢の浣腸です。
食用酢にも色々あり、リンゴで造った刺戟のまろやかなのから、凄く強烈なのまで実に様々で、これは「きき酒」のように自分のケッツで味わってみるのが一番です。
愛知県半田のミツカン酢などはまろやかですが、健康食品の黒酢は絶品ですぞ。
これは賞味期限を過ぎた物が、時々スーパーマーケットの特売で安く買えるから、その時に大量に買い込むことをおすすめします(エグイよ!これ注入したら走り出すよ)。
他にもまだある。
なかなかの優れ物は舶来品です。
その名もワイン・ビネガーです。
ワイン・ビネガーと言うのはブドウから造った欧米風の食酢で、フランスやイタリアやアメリカからどんどん入って来ているから、酒店や食料品店に行けば選り取り見取りです。
中でもアメリカ産のものなど、三百円代で買えて、とてもいい昧してますから、千円出してグリセリン一本買うより、うんと得ですよ。
クリントン政権のアメリカは、日本にもっと農産物を買えと迫って来ていますが、日本政府は米よりこのワイン・ビネガーをうんと買うといいのです。
欧米では正装してタベの祈りをしてからおもむろにいただく夕食に用いるワイン・ビネガーを、円本人はぶっとい浣腸器に入れて、ケッツの穴から愛飲しやったら、クリントンの奴め、眼を廻すにちがいありません。
ボトルなんてとろ臭い、超大型タンカーで買い込んで、SMクラブはもとより、全国の一般家庭にでも、余暇活動のアナル・エネマ競技用として、灯油タンクで計り売りすればいい。
口から飲もうが、ケッツから飲もうが、それは買った者の勝手だと言ってやれ。
ポンプのひと押して、たちまち直腸がカーッと温かくなったと思ったら、凄い刺戟の嵐が巻き起こり、火の玉がケッツの穴から走りぬけて行くような感じがして、「あっ」と思ったらビシューッと放出、これを数度繰り返したら、ケッツの穴は自分でパックリ大きく口を開けることを覚える開口拡張の近道です。
横田猛雄 1990年3月号よりS&Mスナイパーにて実践派のための肛門エッセイを連載。1993年ミリオン出版より『お尻の学校[少年篇]』発行。またアナル責めのAV作品にも多数出演しており、A感覚実践派の伝道師として他の追随を許さぬ存在。2007年5月号まで同誌上で『大肛門大学』を連載していたが、高齢と健康上の理由により連載終了。そしてWebスナイパーにて、膨大かつ偉大なるアーカイブの復刻連載開始です! |
07.12.02更新 |
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