第26講 腸内洗滌の快感【3】 文=横田猛雄 イラスト=伊集院貴子 |
第三課 コルポの同好会
話が少し脇道に入ります。
コルポイリンテルについて、参考になるのではないかと思いますので、昔の『風俗奇譚』のある記事を紹介します。
私がこの便秘治療をうけた時から更に数年後の昭和四十年頃、当時のSM者やお尻派の経典的な雑誌であった、東京四谷の檸檬社から刊行されていた『風俗奇譚』に、睦月笛一郎という医療器に詳しい読者の投稿による、
「看護婦を主人公にした半告白的小説」
や、
「医療器具フェチ」
について書いた一連の作品が載りました。
睦月氏は医療器具(内視鏡やコルポイリンテルや各種の浣腸器)に大変造詣の深い人で、この人の文の中から、左記の内容は、コルポを実際にプレイに使った例として、非常に興味深いものですから皆さんに紹介します。
それは芦屋の某家に集まる、コルポイリンテルを用いて擬似妊娠と擬似出産プレイを楽しむ、有閑マダムの同好会です。
そこに集まった婦人たちは、交代で責め手と受け手になり、責められる方になった人は全裸になり、あの強制的な産婦人科の検診台に登り、開股し、その膣内に深々と、皆してコルポイリンテルを押し込んで装着し、ゆっくりと時間をかけて温水を注入し、膣内を大きく拡げて、胎児が入っているような状態にします。
拡げられた女性は、本当の出産さながらに、うんうん唸りいきんで腹圧をかけ、自分の膣内に宿らされたその擬似胎児を、長い長い時間かけて外に押し出し産み落とすのですが、腹圧によって膣が拡げられ、コルポがやっと陰唇の間から顔を覗かせてはまた引っ込み、そんなことの繰り返しの後、涙と鼻水でぐじゃぐじゃになりながら、ついには凄い絶叫と共に、ピョコン、ドバッとコルポが外に飛び出すその瞬間の全員の拍手……何という強烈なことをする人達なのでしょう。
大きな風船を産み落とした直後の膣口は、最大限に伸び拡がり切ってしまって、パックリと口を開けて、それでも産み下ろしたことで一つの大事業を無事成しとげたという満足感は大きなエクスタシーを喚ぶ、一種の恍惚の境に浸り得るものだそうです。
この会では自分たちだけでは物足らず、学生やOLなどの若い娘を金で雇ってきてモデルにし、その娘のお尻から強烈な浣腸液を注入し、コルポを押し込んで栓をしてしまいます。
若い乙女が激痛の余り、うめき悶えて転がり廻り、全裸のお尻の谷間の穴から、ついにコルポが顔を覗かせ始め、だがお尻の穴が狭いので出るに出られずまた引っ込み、あえぎと共にまた顔を出す。
そうやって長い長い時間、断末魔の苦しみに転がり廻り悶えぬいた末、環視の中でとうとうお尻の穴の縁が裂けて、血に染まりなからドバドバ、ドビュッと水の入ったゴム風船(コルポ)を産み下ろす。
そんなショーや、時には美人オカマ(今言うニューハーフ)を雇って来て、皆して全裸に剥き上け、そのチンボに様々のしつこい責めを加えて、その娘(?)が苦しむのを見て楽しんだりするのなそうです。
有閑マダム達に寄ってたかってチンチンを責めいたぶられたり、お尻の穴を酷使されるのだったら、自ら志願してでもそんな目に逢ってみたいいう人も多い筈ですが、皆さんはいかかですか。
お尻が裂けてもされてみたいのではありませんか?
横田猛雄 1990年3月号よりS&Mスナイパーにて実践派のための肛門エッセイを連載。1993年ミリオン出版より『お尻の学校[少年篇]』発行。またアナル責めのAV作品にも多数出演しており、A感覚実践派の伝道師として他の追随を許さぬ存在。2007年5月号まで同誌上で『大肛門大学』を連載していたが、高齢と健康上の理由により連載終了。そしてWebスナイパーにて、膨大かつ偉大なるアーカイブの復刻連載開始です! |
08.02.02更新 |
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