第31講 極意技の体得法【1】 文=横田猛雄 イラスト=伊集院貴子 |
第一課 チンボの亀だけ吸われてく
ああ、何と、私のチンボを丸ごと一本深く咥えたお姉さんの直腸は、小さなドウナツの輪のように重なって、ヌルヌルと私のチンボの先の亀の頭を包み込むように、擦りながら、根元の方へと押し寄せてくるのです。
温かい幾重ものドウナツで締められている私のチンボは、まるで手で握られたように締めつけられました。
丁度指の一本一本のように直腸が下がってきて、ドウナツみたいなくびれた襞をつくったのです。その分肛門の締めつけは緩みましたが、代わりに亀の頭の首筋、つまり亀頭冠(グランス)は、まるで首根っ子を押さえられたように、きゅっと締められ、ああ、そこが一番温かく感じるのです。締まってく……。
ああ、どうしよう、亀の頭だけ、奥へ奥へと吸い込まれようとしているのです。
皆さんは、洗面場の排水孔から、何か小さな大切なものを流して失ったことはありませんか。「あっ」と手を伸ばしたが、ほんの少しの差で流してしまったという……あれです。「ああ、チンの首玉が吸い取られる……」
皆さん、自分の示指を口の中に根元まで入れて、唇をぴったり閉じ、舌で指の腹をしっかり圧して下さい。
そしてその指先をキュッキュッと吸ってみて下さい。
私のテンポは今そんな目に遭っているのです。チンチンの首玉だけが、畑の大根を抜くように、グイッグイッと奥へ吸いこまれようとしているのです、こんな気色のいい目に遭ったのは生まれて初めてです。
チンチンを吸い込まれて、次には腰の部分から、脚も胴も頭も、やがては全部お姉さんの直腸に吸い取られて、栄養分として吸収されてしまったら、私という存在は消滅してしまうのですが、それでも溶けて、お姉さんの栄養分になって、この白くて美しくて、すべすべしてしなやかに締まるお尻の肉の一部になってしまうのかと思うと、
「ああ、一刻も早く吸い込まれたい」
と、そう思うのでした。
私は消滅しても、お姉さんの肉体の一部になって美しく輝くのなら本望です。
そう考えると、何だか生まれる前からこうなるのが宿命のようであったような気がして、吸い込まれながら、私のチンボは、パッキングの壊れた水道の蛇口のように、唯、嚢に貯まった精をドバドバと無制限に流し続けるのでした。
横田猛雄 1990年3月号よりS&Mスナイパーにて実践派のための肛門エッセイを連載。1993年ミリオン出版より『お尻の学校[少年篇]』発行。またアナル責めのAV作品にも多数出演しており、A感覚実践派の伝道師として他の追随を許さぬ存在。2007年5月号まで同誌上で『大肛門大学』を連載していたが、高齢と健康上の理由により連載終了。そしてWebスナイパーにて、膨大かつ偉大なるアーカイブの復刻連載開始です! |
08.03.26更新 |
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