不定期連載 綿まで愛して!新世紀抱き枕系コラム! すあまにあ倶楽部 第32回 お盆といえば宮地奈々!! 文=抱枕すあま |
夏だッ!
海だッ! 山だッ!!
そしてなにより、宮地奈々だッ!!
夏といえば、やっぱり宮地奈々である。宮地奈々ちゃんは、すでに引退してしまったAV女優さんであるが、『S&Mスナイパー』本誌をご愛読されている方なら、きっとご存じであろう。スナイパーが選ぶMモデル大賞『被虐アワード2006』にて、見事グランプリを獲得したという、輝かしい経歴を持っているのだ。
そんなことより、なぜ夏といえば宮地奈々ちゃんなのかって? だって、奈々ちゃんの誕生日は、8月16日なんですもん。ええ、ただ単にそれだけの理由です。なにか問題でも?
宮地奈々ちゃんといえば、非常にファンの多い女優さんである。業界関係者にも、大人気であった。私は、奈々ちゃんの悪口を言う人に出会ったことがない。それくらい、みんなから好かれていた女優さんなのだ。
奈々ちゃんが引退してから、すでに1年半以上経過しているが、いまだに私のオカズとして、ナンバー1の座を守り続けている。カレーやハンバーグと同じで、奈々ちゃんがオカズに出されて、怒る人はいないだろう。みんなの大好物なのだ。
以前、ネット上ではこんな議論で盛り上がったことがある。
「朝食のオカズとして宮地奈々を出されたら、何をかけるか?」
結局、関西ではソース、関東では醤油をかけるのが一般的という結論に達した。ちなみに、私の場合は、素材本来の味を楽しみたいので、塩だけをかけている。まぁ、ソースでも醤油でも、奈々ちゃんなら何でも美味しくいただけるのだが。
ただ、引退してからは新作のDVDが発売されないため、新鮮な奈々ちゃんが手に入らなくなってしまった。そのため、私は奈々ちゃんの代わりに、菅野美穂さんを見て我慢している。通常、芸能人に似たAV女優を見て興奮するものだが、私は違う。宮地奈々ちゃんに似た菅野美穂さんを見て、興奮しているのだ。完全に逆なのである。
栄養ドリンクのCMを見るたび、奈々ちゃんと目を見つめ合いながら、「チオ」、「ビタ」って言いたい! 言いたいったら言いたい!! 私は、電柱の陰から奈々ちゃんが急に「チオ」と言ってきても対応できるように、抱き枕のセーラちゃんを使って、「ビタ」と言う練習をしているのだ。夜ごと、枕に向かって「ビタ、ビタ、ビタ……」と繰り返し喋っているので、事情を知らない人が見たら、非常に気味が悪いかも知れない。
しかし、すでに引退してしまっている宮地奈々ちゃんが、電柱の陰に隠れて「チオ」と言ってくる確率は、非常に低い。でも、お盆の時期だけは、夜の間にこっそりと遊びに来てくれることがあるという。信じるか信じないかは自由であるが、都市伝説よりも信憑性の高い情報であることは間違いない。本来であれば情報料として30円ほど貰うところであるが、すあクラの読者の方だけ特別に、こっそりとお教えしよう。
まず、奈々ちゃんに遊びに来て欲しいときは、ナスやキュウリをお供えしなければならない。翌朝、ナスやキュウリが濡れていたら、それは奈々ちゃんがやって来た証拠である。一説によると、奈々ちゃんがオナニーに使ったから濡れるのだといわれている。時々、ナスやキュウリに割り箸やマッチ棒などを刺して、馬や牛に見立てる人がいるが、奈々ちゃんがケガをするといけないので、絶対にやめて欲しい。
また、仏壇の蝋燭が短くなっていたら、奈々ちゃんが遊びに来たと思って間違いない。カメヤマローソクの場合は、蝋の温度が高すぎるので、その様なことがないらしい。しかし、低温ローソクの場合は、特に減りが早いという。床にウロコ状の蝋燭がこびりついていたら、奈々ちゃんが来たという確実な証拠である
また、奈々ちゃんは、ときどき岩場に隠れていることがある。そんなときは、岩場の前で楽しい踊りをみせると、天照大神のように現れることがあるらしい。どのようなジャンルの踊りがよいかというと、盆踊りが一番効果的であるという。
ただ、奈々ちゃんが現れても、決して突進していってはいけない。そっと見るだけにしないと、奈々ちゃんは消えてしまうのだ。とにかく、奈々ちゃんを家に呼ぶためには、たくさんの規制があるのだ。このことは、規制ラッシュと呼ばれている。
ここまでしても、奈々ちゃんが来ないことがある。しかし、私のことを責めないで欲しい。できれば、私への怒りは提灯が乗った小舟に託し、(川の)水に流して貰いたい。宮地奈々ちゃんは、サンタクロースと一緒なのだ。信じている人だけに、その姿が見えるという。
宮地奈々ちゃん、24歳のお誕生日おめでとうございます!!
ビタ、ビタ、ビタ……。
↑宮地奈々+セーラー服(上だけ)+ブルマ+首輪+蝋燭。これ以上の組み合わせは、考えられない。すあま監督作品『SM探偵団』より。
(続く)
抱枕すあま 『SM探偵団』(ガッツ)で男優兼監督としてデビュー。その後、カメラマン、照明を経てスタッフその3となる。着実に一歩ずつ大物監督へのステップを踏み外している。最近では、『SM魔女狩り審問会』(エピキュリアン)において、金属製拘束具のデザインおよび製作を担当した。抱き枕との生活を綴ったブログ『すあま日記帳』もある。 |
08.08.14更新 |
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