すあまにあ倶楽部 第1回 やっぱり生が好き 文=抱枕すあま ←生ビールと生ハム。日に日に暖かくなっていく今日この頃、ピッタリの組み合わせですね。 |
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そんなことを思っていたある日のこと。昔のスナイパーを読み返していたら、ふと気になる言葉を見つけました。それは、『生下着』です。
エロの世界では当たり前に使う言葉だったため、今まで気にもしていませんでしたが、下着にも『生』があったのですよ。ということは、生下着だって美味しく食べられるはずなのです。生好きな私としては、これはもう黙ってなどいられません。
早速、私は生下着を買いに、秋葉原の古着屋(人はここを「ブルセラショップ」と呼ぶ、下北沢の古着屋とは違うらしい)へと向かいました。店内の陳列棚には、1枚ずつ袋詰めされた生下着が大量に並んでいます。秋葉原は元々青果市場があった土地だけあって、とりたての新鮮な生下着が入荷できるようです。
生下着のパッケージの中には、無農薬野菜のように、生産者の顔写真が入っています。
この辺りにも、青果市場の頃の面影が残っています。しかし、無農薬野菜はジイさんやバアさんの顔写真ばかりですが、生下着の方はみんな可愛くて若い女性ばかりなのです。まぁ、バアさんの顔写真が入っている生下着なんて、売っていても買いませんけどね。一応断っておきますが、ジイさんの生下着も買いませんからね。
さてさて、買ってきた生下着ですが、どうやって食べたら、一番美味しいのでしょうか。
↑俎上の生下着。とりあえず載せてみて、どう調理しようか思案中。
とりあえず、無難に茹でてみることにしましょう。茹でる場合は、下ごしらえとして、生下着を前面と後面の二枚おろしにします。「お魚の目が怖い!!」という女子中高生でも、生下着には目が付いていないので、二枚おろしも平気なはずです。ただし、「お魚の目より、世間の目が怖い!!」と言われるかもしれませんけどね。
ここで注意したいのは、ゴムは食べられないということです。ゴムは、しっかりと取り除くようにしましょう。食べたときに、「ノドにゴムが突き刺さった!!」と大騒ぎする可能性がありますから。こういうときは、慌てずにパンツを丸めて飲み込むといいみたいですけどね。
茹で時間は、生下着の素材によって異なりますが、スパゲティーのように、髪の毛の太さほどの芯が残る状態(アルデンテ)が良いようです。私としては、前面は酢みそで、後面はカレーソースで食べることをオススメします。茹で下着が黄色や茶色に染まる様は、スカトロ好きの方からご好評をいただいています。
スカトロはどうも苦手だ……という方には、一夜干しをオススメします。生下着を背開きしたら(関西では腹開きが一般的です)、さっと洗って干しましょう。半生タイプなので、下着本来の柔らかさが味わえるでしょう。無農薬野菜を作っている歯の弱くなったジイさんやバアさんでも、美味しく食べられます。もちろん、生下着を売っている歯の弱くなったジイさんやバアさんでも、美味しく食べられますけどね。
ただ、ちょっと生臭さが残るので、食べられないという人もいるかもしれません。でもだからといって、完全に水分がなくなるまで干さないで下さい。それは『干し下着』という食べ物ではなく、『洗濯物』になってしまうのです。
干し下着を作るときは、渋生下着という別の品種を使用する必要があります。そのまま生で食べるとシブいだけの渋生下着ですが、太陽の日にさらされることで、甘さが増していきます。そのため、干し下着は食後のデザートとしてお召し上がり下さい。
他にも、焼いたり蒸したりといった調理方法があります。ただ単にマヨネーズを付けて食べても美味しいですし。だけど新鮮な生下着は、やっぱりお刺身が一番です。私は、昔からこの食べ方が一番好きですね。それでは、いっただきま〜〜〜す!!
↑使用した食材は、すべて美味しくいただきました。
抱枕すあま 『SM探偵団』(ガッツ)で男優兼監督としてデビュー。その後、カメラマン、照明を経てスタッフその3となる。着実に一歩ずつ大物監督へのステップを踏み外している。最近では、『SM魔女狩り審問会』(エピキュリアン)において、金属製拘束具のデザインおよび製作を担当した。抱き枕との生活を綴ったブログ『すあま日記帳』もある。 |
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07.05.11更新 |
WEBスナイパー
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