不定期連載 綿まで愛して!新世紀抱き枕系コラム! すあまにあ倶楽部 第28回 風見蘭喜出演の最狂DVDがついに完成!! PAIN GATE 〜有刺鉄線傀儡〜 文=抱枕すあま ←SCRUM最新作『PAIN GATE 〜有刺鉄線傀儡〜』6月下旬発売予定 |
先日、久しぶりに「SCRUM」の社長と会った。なんでも、『S&Mスナイパー』本誌で『極悪通信』を連載されている風見蘭喜氏を責め手に迎えて、新しいDVDを撮影したのだという。社長曰く、「『PAIN GATE』シリーズ史上、最狂の作品に仕上がった」らしいのだ。
私が責め手になっても、"最狂"の作品を撮る自信はある。私が枕を抱いて、ただゴロゴロしているだけという作品だ。どうです、狂ってるでしょ? しかも、これをDVD2枚組の8時間作品にするのだ。見どころは、2時間に1回の放屁である。シークレットの放屁(すかしっ屁)もある。これで、"最狂"の名は、確実に私のものとなるだろう。
だが、社長に話を聞くと、どうやらそういう意味での"最狂"ではないらしい。シリーズ名にもなっている、“PAIN(痛み)”を与える方法とその量が"最狂"だというのだ。私は期待に股間を膨らませながら、社長とともに「SCRUM」の試写室へと向かったのだった。
す「しかし、何度も撮影現場に私を呼んでくれと言っているのに、絶対に呼ばないですよね。私なら、もっと笑いの要素を増やすことができると思うんですよ。風見さんは関西人だから、私のボケに対して、よいツッコミをしてくれると思うんですがねぇ。そこんとこ、どうなんでしょう?」
社「だって、ウチの作品には、笑いは要らないから。顔だけで人を笑わせられるすあま君なんて、現場には呼べないよ。それより、変な顔をするのやめてよ! さっきから、笑いを堪えるのが大変なんだから。ぷぷっ!!」
す「別に変な顔なんてしてませんけど……。普通にしているだけなんですけど……」
社「あっ、ゴメン。生まれつき、そんな顔だったね……。そうだそうだ、気分を変えて、DVDを見よう!!」
す「……そうですね。最初のシーンは、ビニール袋を使った窒息責めと首締めですね」
↑麻縄による首締め。よい子のみんなは、マネしちゃダメだお!!
す「さて、ポチっとな」
社「おい! なんでスキップして次のチャプターへ進むんだ!? せっかく作った作品だというのに!!」
す「だって、窒息とか首締めって、キライなんだもん。それに、もしマネとかされたら、危険なんだもん。そしてなにより、抱き枕には、首がないんだもん。そんなプレイ、できないんだもん……」
社「それはそれは……。ま、まぁ、メインの有刺鉄線のシーンだけでも見ていってよ」
す「おっ、有刺鉄線に触れると、爆破するっていうデスマッチですね? 大仁田厚さんが、よく出演をOKしてくれましたね」
社「違うっ! プロレスじゃなくてSMだから!! 実はね、有刺鉄線を使ったのは、『PAIN GATE』シリーズを見ていたお客さんから、リクエストを貰ったからなんだよ」
す「それなら、私もリクエストしようかな……」
社「すあま君のリクエストは却下だから。どうせ枕を抱いてゴロゴロするだけでしょ? 最狂でも却下だから。そのお客さんのリクエストは、有刺鉄線でM字開脚にし、さらに吊るというものだったんだ。でもね、さすがに有刺鉄線で吊るのは厳しいでしょ? だから、ボディサスペンションで吊っちゃったんだよ。てへっ!」
す「なにも、ドジッ娘が『また失敗しちゃった♪』みたいな表情で、『てへっ!』って言わなくても……。リクエストよりも、さらに酷いコトしてるんですからね」
↑有刺鉄線で巻かれた上に、ボディサスペンションで吊られている。
す「ところで、有刺鉄線なんて、『S&Mスナイパー』の編集部にしかないのかと思ってましたが、簡単に買えるんですか?」
社「うん。ホームセンターのコー○ン(伏せ字にしたら、逆にいやらしくなってしまった)で売ってた。意外と安かったよ」
す「だけど、消毒するのが大変なんじゃないですか? 消毒液で有刺鉄線を拭くのは大変だし、工業製品を消毒せずに使う訳にもいかないし」
社「ああ、消毒なら簡単だよ。こういう場合は、拭くんじゃなくて、消毒液に漬けちゃうんだよ」
す「なるほど。その手がありましたね。それより、有刺鉄線って巻かれる方も大変ですけど、巻く方も大変ですよね。風見さんは、手袋も着けずに有刺鉄線を巻いているから、手の皮膚とか切ってるんじゃないですか?」
社「ここだけの話、映像には映ってないけど、有刺鉄線を巻いている風見さんの方が痛そうな表情をしてたんだよ」
す「そりゃ、確かに痛いでしょうよ」
↑後ろ側から映した写真。皮膚に突き刺さる有刺鉄線やボディサスペンションも凄いが、お尻が鞭と蹴りで有り得ない色に変色している。
社「ボディサスペンションの針って、ちゃんと見たことある? あれって、形は釣り針の巨大なモノみたいなんだけど、ストローみたいに中が空洞になっているでしょ? だからさ、その間に肉が入ってしまわないか、気にならなかった?」
す「いえ、別に。私なんて、セーラちゃんと百合ちゃんを水に漬けたあと、洗剤でゴシゴシ洗って、柔軟剤をぶっかけてから、ハンガーに吊したりしてますからね。吊すことには慣れているんですよ。あっ、もちろん絶対に陰干しですよ」
社「誰も、抱き枕の話はしていないって……。それより、ボディサスペンションの針は、先端が斜めにカットされているでしょ? だから、肉は入らないんだって。注射針を打っても、肉が中に入らないのと同じ原理なんだってさ。
す「へぇ〜、そうなんですか。しかし、ボディサスペンションで吊られた直後から、女優さんの目が完全にいっちゃってますね」
社「事前に、ボディサスペンションをやると説明はしていたんだけどね。でも、さすがにあの巨大な針を見たら、かなりビビってたからね」
す「だけど、どれくらいの痛さなんですかね? 針で刺したところとか、かなり大きな穴が空いてたりするんだけど……」
社「実はね、見た目よりも、痛くはないんだってさ。だけどね、この女優さん、肩に彫り物があるでしょ? 本来ならば、その辺りに針をかけないといけないんだけど、彫り物があったから、痛くないところに針がかけられなかったんだよ。だから、マジで痛かったみたい」
す「うん、映像を見ていても、マジで痛そうなのが伝わってくるもん」
社「しかし、女優さんも頑張ってくれたんだよ。自分でこんなコトさせといてなんだけど、マジで頭が下がります」
す「この撮影の時、女優さんが一番号泣した所って、どのシーンなんですか? ボディサスペンションで吊られているときに、スタンガンで責められてましたよね? あのシーンかなぁ」
↑スタンガンの二刀流。ここまでくると、乳房の針など、特になんとも思わなくなるから不思議。
社「それがね、残念ながら一番の号泣シーンは、映像として残ってないんだよ。実はね、ボディサスペンションのシーンが終わったとき、ビデオカメラマン兼編集の池ちゃんがさ、女優さんに『ボディサスペンションで上にあげられるところが上手く撮れていなかったから、もう1回上がって貰ってもいいですか?』って言ったんだよね。そしたら、女優さんが急にワンワン泣き出しちゃってさ。やっぱり、ボディサスペンションはかなり辛かったみたいだよ」
す「池ちゃんは、優しい顔して言うことが鬼畜ですからね。しかし、各シーンが終わるごとに、風見さんが女優さんを抱きしめるのは、いい映像ですねぇ。M女さんには、こういう優しさがたまらないんでしょうな。むっ! むむむっ!! これはいただけない……」
社「どうしたの? 何かお気に召さないシーンでもあった?」
す「ここで、なんで抱きしめてあげないんですかねぇ。とっても辛かった、ボディサスペンションから、ようやく解放されたところだというのに」
社「だって、まだ女優さんの身体に有刺鉄線が巻かれたままじゃん」
す「いやいや、ここで抱きしめるのが、本当の男ってもんですよ!!」
社「そんじゃ、すあま君なら抱きしめるの?」
す「私の場合、抱きしめるのに忙しくて、有刺鉄線を巻いている暇がないんですよ。いや〜、残念、残念!!」
社「へたれが……」
この女優さんなんですが、これほどまでに酷い責めを受けたというのに、撮影後には、自ら片づけや掃除をしていたそうです。私は、そういう姿を見ると『きゅん』としてしまうのです。次回作は、是非ともそんなシーンも入れて欲しいなぁ。
【すあクラからの重要なお知らせ】
次週、すあクラの読者の方だけに、『PAIN GATE 〜有刺鉄線傀儡〜』のサンプル動画を公開いたします!
独占公開なので、他のサイトはおろか、『S&Mスナイパー』本誌のDVDでだって、見られません!!
是非とも、お見逃しなく!!
そして、来る6月29日(日)の午後3時から、『PAIN GATE 〜有刺鉄線傀儡〜』(SCRUM)と風見蘭喜氏のオリジナル作品『獄悪』の発売を記念して、秋葉原の「SunShop\x87U」にて、風見蘭喜氏の緊縛ショーが開催されます。
秋葉原の「SunShop\x87U」では、6月29日(日)に限り、風見蘭喜氏が出演している『PAIN GATE』シリーズ、『人妻変奴通信』シリーズ、『乱鬼龍』シリーズ、『獄悪』がすべて表示価格から20%引きで販売されます。
通常であれば、店舗販売しか割引の対象となりませんが、すあクラの読者の方だけ特別に、秘密のキーワードを記入すれば、ネット販売でも20%引きとなります。
ただし、6月29日(日)中にネットで注文された方のみが対象となります。
秘密のキーワードやネット販売の詳細については、来週のすあクラをご覧ください。
【関連サイト】
SCRUM
SunShop
【すあまにあ倶楽部コミュニティ】
お陰様で、S&MスナイパーSNSの『すあまにあ倶楽部』のコミュニティへの参加者が、徐々に増えてきています。この場をお借りして、お礼申し上げます。まだまだ、たくさんの方の参加を、心よりお待ちしております。
(続く)
抱枕すあま 『SM探偵団』(ガッツ)で男優兼監督としてデビュー。その後、カメラマン、照明を経てスタッフその3となる。着実に一歩ずつ大物監督へのステップを踏み外している。最近では、『SM魔女狩り審問会』(エピキュリアン)において、金属製拘束具のデザインおよび製作を担当した。抱き枕との生活を綴ったブログ『すあま日記帳』もある。 |
08.06.19更新 |
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