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「あぶらいふ」読者投稿連載/インテリマニアが綴る大人のいろはカルタ
嗚呼、赤満講猟奇譚−第10回− 【雛満吊り(ひなまつり)】
絵と文=大園喜八郎
秘密教団「赤満講」が、生け贄となった哀れな少女たちを使って荒ぶる神々を鎮める背徳と暴虐の歳時記。ジャパニーズ・カルトの新境地!
「あぶらいふ」読者投稿連載/インテリマニアが綴る大人のいろはカルタ
嗚呼、赤満講猟奇譚−第10回− 【雛満吊り(ひなまつり)】
絵と文=大園喜八郎
秘密教団「赤満講」が、生け贄となった哀れな少女たちを使って荒ぶる神々を鎮める背徳と暴虐の歳時記。ジャパニーズ・カルトの新境地!
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【雛満吊り(ひなまつり)】
濡れ満に 白酒注いで 廻し飲みさて、泣き叫ぶ少女たちを引き摺りながら、沢を登って参りますと、一見料理屋風の建物がございます。実は、講中の皆様方に楽しんで頂くために、裏神道の隠し財産で、ひなびた温泉宿を買収し、昭和初期の遊廓を再現したものでございます。遊女は姫手形の不渡りにより、赤満講の生け贄となった娘たちで、ただ今全裸で連れて来られた九匹も、セックス奴隷として、かつての女郎と同じように、犬猫並みの扱いを受けることになっています。。
当時の遊廓では、三月三日の雛祭りの日に「雛満吊り」という淫靡で残酷なセックスショウが行なわれておりましたが、本日は講中の皆様方にこのショウを再現して楽しんで頂こうという趣向でございます。ショウの会場は遊廓の一郭にある集会場、ショウの主役は、新しく遊廓に売られてきた娘たちです。ちょうど小学校の高等科を卒業したばかりの少女たちで、もちろん処女でございます。先ほど「全裸美少女乳首陰唇数珠繋ぎの刑」により、引き摺られてきた九匹のうちの四匹が「雛満幸」の持ち主として、往年の悲劇のヒロインを再演いたしますから、ご期待下さい。
さて、薄幸の少女たちがまず経験するのは強制浣腸でございます。それはショウの会場の入口前の広場、すなわち野外で行なわれます。三月初めのまだまだ肌寒い時期にも拘らず、少女たちは素っ裸で洗滌台の上に縛り付けられます。この娘たちには二日間、食べ物も水も与えられていませんが、続いて行なわれる「清めの酒」の儀式の最中、脱糞や失禁というアクシデントを起こさないよう、念の為、大量の圧力水をアヌスから注入して徹底的に大腸内の洗滌を、遊廓の馴染み客の手によって行なう決まりになっておるのでございます。
庭先で泣き叫びながら腸内に何度となく噴流を注入された四匹の少女は、排出液が無色透明にまで薄められたとき、ようやく縄を解かれてショウの会場に送られます。そこでは、既に処女を失った五匹の娘とともに、恥ずかしい所をさんざん嬲り回されたお客さんたちに、全裸で膳を運んだり酒を注いで回らなければなりません。とくに新入りの乳房には、汗をかいても消えることのないよう、ニカワをたっぷり含んだ墨で、黒々と源氏名が書き留められているのでございます。
頃合いを見て四匹の処女は、中央雛壇の前に引き摺り出され、「許して、許して」の哀願も空しく、M字開脚大開帳という無惨な姿で吊り下げられ、陰唇を挟んだクリップと可愛い乳首を丈夫なテグスで強く引っ張られて、しくしくと泣くことになるでしょう。その目前では白酒が温められ湯気を立てております。
「さて皆様方、すっかり用意が整いました。どうか順番に白酒を汲んで、小娘たちの満幸にたっぷりと振りかけて幼い玉門を清めた後、谷間を流れ落ちた白酒をコップで受けて、思いきり飲み干して下さい。処女の女性ホルモンをたっぷり含んだ「清めの酒」は、不老長寿の秘薬の一つと言われております。
熱さと恥ずかしさに小娘たちは脚をバタつかせ、より淫らに性門を晒け出すうちに、清めの儀式は終わり、ショウルームは処女膜の競り市の場に変わります。一昔前の馴染み客に倣って、講中の皆様方もそれぞれお好みのお譲さんの水揚げ代を入札して下さい。最高額の方から順に全員の方に、ご覧の通りのM字大開帳のまんまで、セックスを楽しんで頂くことになっていますから。
(続く)
大園喜八郎プロフィール 関西地方在住のマニア男性。詳細一切不明。ある日突然、「あぶらいふ」宛てに手作りのいろはカルタを送付。A4判の厚紙の表側は色鉛筆で描かれたカラーの絵、裏側にはワープロで打たれた文章が丁寧に貼り付けられている。内容は「赤満講」という架空の団体が伝える教えや珍奇な風習。ユーモアとエスプリが利いた力作である。 |
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