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ABLIFE―Abnormal Dilettante Magazine―
新装開店! 月一更新で贈るオール・アバウト・インモラル人生!
読者投稿欄「あぶらいふ」は、「この場」があることで生まれる創作意欲、コミュニケーション欲、そして読者を交えたフラットな交流に意味を求めるインターネット上の広場です。同性愛・自慰妄想・緊縛・露出・各種フェティシズムにまつわる体験談、小説、意見、呟き、絵画、写真など、貴方の個性的な性表現を、ジャンルを問わず募集&掲載しています。「スナイパーSNS」と併せてパワフルにご活用下さい。
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2012年3月の投稿作品 NEW!
「Dr.サイコ 悪魔の人体改造3」NEW!画=VULGAR
「メイドの復讐」 画=カツ丼小僧
「変態M男の晒し旅 パート4」 NEW! 文=醒ドール
昨年、11月のことです。昼休み中、事務員のAさんが私に色目を遣うようにして聞いてきたのです。Aさんは25歳、高校生時代にバレーボールをやり、現在もクラブチームに所属していました。顔立ちは色白で目は切れ長、鼻は高く、髪は黒くストレートで背中まで。身長は170に少し届かないくらいの、一見大人しい和風女性です。そのAさんが、 「ねぇ部長、部長は格好いいのになんで独身なんですか?」 と、急にそんなことを言ってきたのでした。
私はAさんが最近、男と別れたことを他の社員から聞いていたので、どうせダメだろうけどと思いつつ駄目もとで「僕は、機会があればAさんみたいな素敵な子と付き合いたいんだけど」と言ってみました。すると、あっさり「いいですよ」との返事が。半分拍子抜けの感じになりました。
その日の仕事が終わり、喫茶店で一緒に夕食を食べた後、ドライブへ。車に乗ったまま山の上から夜景を眺め、初デートでしたがAさんに私から軽いキスをしました。
すると、Aさんはためらうことなく舌を私の口に侵入させてきたのです。私も負けじとイヤラしく舌を絡めると、Aさんは私のズボンの上から股間を掴んでモミはじめました。
積極的なAさんに私の竿はすぐに勃起。しかし私はM男です。首から下の毛を常に剃っており、アンダーヘアはパイパンです。そのことが気にかかっていましたが、しばらく車内で絡み合った後、自然な流れで近くのラブホテルに入りました。
2人で服を脱いで全裸になると、Aさんがニヤニヤしつつ、おちょくるように私の局部へ手を伸ばしてきました。
「なんで毛がないの?」
そう連呼しながらパイパン部分を触ろうとしてきます。私は答えられずに笑いながらAさんの手を払っていましたが、とうとう触られて「あっ」と小さな声をあげてしまいました。
Aさんがそんな私を見ながらしつこく「なぜ毛がないの」と言ってくるので、私は「Mだから」と冗談めかして答えました。するとAさんは「知ってた」と言い切ったのです。
動揺した私は咄嗟に「嘘だよ」と言いましたが、Aさんは「この前、貴方がマイカーの白いケースに、書類があるから取って来てって私に頼んだでしょ。その時に、車の中にあった緑のケースが気になって、開けてみたの」と返してきたのです。
実は、その時車の中に入れてあった緑のケースは、女王様雑誌・首輪などSM道具が入った私の宝箱でした。私はガクガクと床に崩れ落ちました。
Aさんは私の手を引いて浴室へ入ると、ニヤニヤしながら私の体を洗いました。そしてベッドへ入るなり仰向けの私に跨がり、「好きなようにさせてね」とキスをしながら、私にバンザイの格好をさせました。
キスの後、Aさんは腕、腋、胸、お腹と私の体を舐め下ろし、ついに勃起した竿をしゃぶりはじめました。一見大人しそうなAさんが髪を振り乱してするフェラチオ姿は最高のイヤラしさです。
Aさんは竿を隅々まで舐め尽くすと、次に玉袋、アヌスにまで舌を伸ばしてきました。私は仰向けのまま、マグロ状態というより生きたダッチハズバンドと化し、Aさんの手でコンドームを着けられると、騎乗位で犯されました。Aさんはギュッ、ギュッとオマ○コに力を入れ、私の竿を締め付けつつ激しく腰を動かして早速私をイカせました。
私はM男なので、SEXの経験はほとんどありません。SMプレイでハメ行為を行なうはずもなく、3Pの補助役として使用して頂いたとしても、結合部分を舐める役や、よくても竿をしゃぶって頂く程度です。私にとっては、何年振りのSEXでしょうか? Aさんが腰を動かすのをやめないので私はまたイカされてしまいました。
正直言って私は腰遣いも下手、その上、早漏です。2回発射したとは言えAさんの役に立てたとは思えません。Aさんは部屋の角にある自動販売機で新しいコンドームを購入すると、当然のように続きを求めてきました。私はもちろん従いました。
3回目はバックからハメ、これでやっとAさんが1回イキました。3回目のSEXが終わると、Aさんはすぐさま竿からコンドームを外して私に跨がり、愛液でびちゃびちゃの局部を私の顔に押し付け、円を描くように腰を回し、顔全体に愛液を擦り付けながら「舐めてごらん」と言いました。
私が舐めていると、Aさんは69の状態になって私の竿を舐めしゃぶり、私を4度目の射精に導きました。Aさんに最後の一滴まで吸い尽くされると、私の体は限界でした。しばらくは竿をヒクヒクさせたまま身動きすることもできず眠りに落ちてしまい、この日はAさんと2人でラブホテルに泊まったのです。
それから数日後、社内に会長室が設置されました。当然、そこは奥様(前回、皆様にご紹介した奥様です)の部屋となります。私はいつものように奥様に媚を売るべく、一日のうちに何度も会長室へ出入りして、奥様のご機嫌を伺いながら仕事をしていました。
そんなある日、仕事の後で制服姿のままのAさんと食事へ行きました。その後ドライブをしたのですが、Aさんは少し機嫌が悪く、私に会社に戻るように言いました。
その頃、私はすでにAさんからM男的扱いをされ、2人だけの時はペットちゃんと呼ばれていました。
会社の駐車場に着くと、Aさんから「ペットちゃんは奥様に媚を売ってみっともない」と罵倒されました。さらにはこれから会社に入るからついてこいと言われ、2人で誰もいない社内へ。Aさんは真っすぐ会長室に向かい、私の背中を押して中に入りました。
迷うことなく奥様の椅子に座ったAさんが、私に「貴方が媚を売るから、貴方は奥さんのことが好きなんじゃないかって、噂になってるのよ」と言いました。
私が黙っていると、Aさんはさらに「そんな噂を立てられて、私に恥をかかせる気? 土下座して謝って」と静かな声で言いました。私はAさんに土下座をして謝りました。
するとAさんは、あっさり私を許してくれたのです。
Aさんが椅子に座りながら私を呼びました。近付くとAさんは私のネクタイをグイと引っ張って立ち上がり、私を椅子に座らせました。そしてニヤニヤしながら私のズボンとパンツを脱がせ、フェラチオをしてきたのです。
私が勃起すると、Aさんも制服のスカートとパンティを脱ぎ、下半身丸出しの姿になりました。Aさんはそのまま椅子に座る私に跨がるように脚を開き、挿入しながら私の太股の上にのりました。私たちはキスをして舌を絡めながら腰を動かし、ハメ行為に没頭していきました。
すると、何やら音が聞こえたと思うのと同時に、警備員が2人入ってきたのです。私とAさんは、呆気に取られ、ハメたまま警備員を見ました。
私は手で結合部分を隠しましたが、焼け石に水でした。あられもない姿を警備員にさらし、1秒間くらいじっとしていました。
そのうちに警備員が「失礼しました、セキュリティが解除されていなかったので」と言い、私はAさんと繋がったまま、「このことは内緒にして下さい」と念をしたのです。
警備員が帰ると、Aさんと私は興奮が治まらず、さらに激しくハメ合いました。
「汚言を吐いて興奮してしまうボク」 文=キンタマンコクソビッチ・メコ・ザーメン
お葬式など絶対に笑ってはいけない場所に行くと笑ってしまうという人は案外少なくないと思います。また「してはいけない」と言われると「やらずにはいられなく」なって、たとえば師匠クラスの大物に失礼なことをしてしまうという若手お笑い芸人をテレビで観ましたが、その気持ち、よく分かります。ボクにも似た癖があるからです。
その癖というのは、場の空気をかえりみずに不謹慎な発言をしてしまうことです。またそれだけではなく、不謹慎な発言をすることによって性的なエクスタシーを感じてしまうということです。これは子供の頃からの根深い癖で、たとえば小学生の頃は授業中に教室がシーンと静まり返っていると、「尻」とか「乳首」などと呟かずにはいられなくなり、呟いてみんなに聞かれることによってエレクトを経験していました。
子供の頃は単に「エロい奴」とか「ひょうきん者」ということで済んでいましたが(エレクトしてしまうことは誰にも言いませんでした)、年々そうもいかなくなってきます。高校生くらいになるとかなり深刻に悩むまでになっていました。通学電車の中でどうしても女性器の呼称を口に出して言いたくなったり(そして言ったり)、試験中にはなぜか「死すべし! 死すべし!」と大きな声で言ってエレクト。また女子と目が合った瞬間、頭の中では絶対にダメだと思っているのに何かに取り憑かれたようになってしまい、「我、肉棒をオマンコに出し入れし、精を放つ」と、想ってもみなかったことを言ってしまったりしました。そしてガチガチにエレクトし、トイレでヌイていたのです。
この癖は20代後半になった今でも治っていません。それどころか完全に悪化していて、身を滅ぼしかねないほどのものになっています。我慢を心がけてはいますが、そのせいかどうかいざという時に飛び出してしまうセリフが長くなってきていて、自分で自分に驚きつつ絶望することもしばしばです。
たとえば最近では付き合っている彼女の友人(女性です)を紹介された時に、お洒落なレストランで食事をしながら、またやってしまいました。 その女性の上司の話で盛り上がっている時、何の脈絡もなく、ボクの口から意味不明なセリフが飛び出したのです。
「自慰をせし者、西より来たりて武者を討ち、パイオツを振り乱して、その肉を喰らう」
ボクの彼女もその女性もポカーン。ボクは咄嗟に「あるマイナーなゲームの中のセリフだ」と言ってごまかそうとしましたが、ごまかせるはずもなく、手が震えてきて顔が真っ赤になり、泣きたいような気持ちになりながら射精寸前の快感を味わっていました。
このままではいつか本当に恐ろしい事態を迎えることになってしまいそうで、このところ毎日本気で怯えています(でも、その怯えがまた快感に繋がってしまうのです)。
「紫色のカンバス 第二部」(2) NEW! 文=白檀
太腿とお尻が痛い、多分また痣になってしまうだろう。
しかし彼女にはそれを見ることも手で触れることもできないのだった。
膝立ちの姿勢のまま後ろで手を拘束され、視界もガムテープのようなもので遮られている。
不思議と背筋が伸びる。何も見えないというのは奇妙なものだと彼女は思った。
「似合うよ、今度は猿轡もしようか」
「今はしないんですか?」
「したら出来なくなるから」
彼女がその言葉の意味を問いかける前に唇に生温いものが押し付けられた。
反射的に身を引こうすると、頭を掴まれてしまった。
「こんな格好でするのは初めて?」
彼女は頷き、恐る恐る口元のそれを口に含んだ。口内が質量で満たされていく。
ビクビクとそれが動く度に、何処にも触れられていないのに身体が熱くなっていった。
頭を前後に動かしながら唇でそれを扱いた。舌で時々、先の部分や括れた場所を舐める。
彼女の口の周りは唾液に塗れ、顎まで垂れるほどだった。
「気持ち良いですか?」
「うん、フェラチオ上手いね」
頭を押さえていた手が彼女の頭を撫でると、不思議な満足感を感じた。
日常では決して満たされない何かが、初めて満たされた気がしていた。
彼女は喉奥までそれを受け入れ、抽送を繰り返した。
胃から物が逆流しそうな感覚と酸素不足で意識がぼんやりとしたものに変わっていく。
他の物事を考えることなく、ただ必死に目の前のものを咥え、舐めしゃぶっている。
唾液は喉奥を刺激した為か粘性を帯びたものになっていった。それが顎はおろか首元までも汚していく。さらには鼻からも水とも粘液ともつかないものが垂れ流れていた。
彼女の呼吸が徐々に激しくなっていく。
時折、もどかしそうに身を捩り、腰を動かしていた。
しかし膝立ちの姿勢は辛いのか、動きが遅くなっていく。
そろそろだな、とK氏は彼女の頭を強く掴んだ。
その瞬間、彼女のくぐもった呻きが聞こえた。
そしてK氏は頭を掴んだまま前後に動かし、乱暴に喉奥にそれを押し付ける。
彼女の表情が苦悶に歪んでいく。粘性を帯びた水音と共に嘔吐くような声も聞こえてくる。
口から垂れ流れた唾液が床を汚していく。
ふと彼女の太腿に唾液とは違う液体が伝っているのにK氏は気付いた。
「こんなことをされて、気持ち良いの?」
喉奥に肉茎を突き立てられて答えられる筈もなく、ただ苦しげに呻いただけだった。
K氏は無表情のまま、再び彼女の喉奥に肉茎を突き立てた。
苦しい筈なのに、それがとても心地好かった。
彼女は自分が無機物になっているような、ただ自慰の為の道具に成り下がっている気がした。
これが被虐の快楽なのかと、喉奥のそれがさらに膨張しているのを感じながら思った。
そして数秒も経たないうちにそれが引き抜かれ、息を吸う暇もなく彼女の顔に生温かい液体がかけられた。独特のカルキのような匂いで鼻が刺激され、さらに咳き込んでしまう。
その行為が終わってもK氏は彼女の頭を掴んだままだった。
唾液と精液に塗れ、嘔吐いている彼女の顔はK氏にはどのように映っているのだろうか。
(続く)
「ザクロの神隠し(2)」 NEW!文=VULGAR
雅夫と秀子の2人は夫婦でありながら一度も性交に及んだことがなかった。
なにしろ秀子はゴリラを思わせる醜い顔立ちで体の肉はブヨブヨにたるんでいた。さらに体臭や口臭が病的に酷かった。女性に対し高い理想を持つ雅夫にとって、秀子は徹頭徹尾、異性として見られる存在ではなかった。
一方、雅夫の容姿の酷さも秀子に負けていなかった。毛髪は薄く、170センチに満たない背丈とハ虫類を思わせる顔つき。何よりも父親の冨に甘えきって生きてきたことことによる人としての薄さが全身から滲み出ていて、とにもかくにも男としての魅力が皆無であった。
出会い系サイトで知り合ったそんな2人を結びつけたものはものは何であったのか。それは互いが秘めた性癖の相似である。人と人の絆というものではなく、人間社会に迷い込んだハイエナが運よく同じハイエナ=仲間を見つけたという意識。2人の間には余人には測り知れない共鳴の感覚があった。
100キロ近い体重を持つ秀子に突然両足で腹の上に飛びのられ、「あえっ!! げあぇぇ――!!」と口から胃液を撒き散らし、嘔吐しながら悶絶する梨奈。
拘束された全身をくの字に折り曲げ、のたうち回りながら痙攣しているその姿に、「ギャハハハ!! くっさ〜!」と大笑いし、さらに梨奈の腹の上にドスンと座り込んで上下に跳ね上がる秀子。
「あ〜あ〜! やり過ぎなんだよ! いつもお前はよ〜!」
呆れた様子で秀子の着ているシャツを掴んで引っ張り上げる雅夫。彼は「まさか死なないだろうなぁ……」と不安そうに梨奈の頭を爪先でこずいてズボンからペニスを取り出し、「ヒュ〜、ヒュ〜」と舌を出し背中で息をする梨奈の顔面に小便を放出した。
「生き返ったか? おい女子!?」
そう叫びながら梨奈の顔面を覗き込み、その髪を鷲掴みにして秀子を振り返る。
「こいつをさらうのにどれだけ手間が掛かったと思ってる? 親父も忙しいんだから、あまり無茶しないでくれる?」
雅夫のその言葉に「は? 聞っこえませ〜ん!」と耳を塞ぎブヨブヨの巨体を揺らしながらベロを出しておどける醜い秀子。雅夫は軽い憎悪を覚えた。
(俺の大事な物をこんな化物に好き勝手されてたまるか……)
改めて自分に問い直すまでなく、雅夫は妻である秀子の存在を鬱陶しく感じているのであった。
鬼畜の問答を繰り広げるそんな2人の足元で、梨奈が「助けて……」とようやく細い声を上げた。その必死の哀願に「俺、日本語解らないから。ごめんな……」と微笑むなり、梨奈の口に猛り起ったペニスを捩じ込み、鷲掴みにした梨奈の髪を前後左右に乱暴に動かし始める雅夫。
一方、秀子は「ダ〜リン♪ ダ〜リン 私のダ〜リン♪」などと鼻歌を歌いながらベッドに落ちていたハサミを拾い、雁字搦めでイマラチオされている梨奈の股間周辺のロープを切りほどいていく。性器周辺の肉まで切り落としてしまいそうな乱雑な手つきだ。
秀子はロープを切り終えると梨奈の膣に深々と埋め込まれた電動バイブを無造作に引き抜くとその匂いを嗅ぎ、「ギャハハ! 臭っせぇ〜!」などと笑いながら雅夫の鼻に押し付け、さらにそのバイブを再び梨奈の膣に埋め戻して乱暴に内部を掻き回した。
(続く)
「日本人M男は、外人ゲイに大人気?」 NEW!文=秋山たつや
こんにちは、変態Mの秋山たつやです。最近バイリンガル女王様のいるSMバーで時々遊んでいるのですが、そこには外人男性客(ゲイ)もよく来ています。
そして年齢関係なしに、日本人M男は「可愛い」と外人ゲイに大人気です。
彼らの日本人M男に対する唯一の不満は「日本人M男のアヌスだと、外人のぺニスサイズになかなか対応できない」ことらしいのですが、私の場合は、バイリンガル女王様がLサイズのバイブを見せながら、私を指差して「あいつのアヌスだったら、これが簡単に入る」なんて煽るものだから、彼らにやたらと興味を持たれちゃいます。
先日も外人ゲイ男性A氏とバイリンガル女王様の席に呼ばれ、A氏に「俺の性奴隷にならないか?」と熱心に口説かれました。
A氏の提示した奴隷契約は、次のようなものでした。
・契約成立後、達也は首から下の体毛を脱毛する。
・脱毛終了後、達也は下腹部に「奴隷」の文字のタトゥーを入れる(英語より漢字の方が外人に人気みたいです)。
・プレイルームでは、達也は全裸に首輪とぺニスケースを装着した姿でA氏にご奉仕し、A氏の命令に従う。
・A氏が招待したお客様に対しても達也は誠心誠意ご奉仕し、お客様の命令にも従う。
・達也はA氏の知人が経営する会員制クラブの「ゲイSMショー」に出演する。
・達也はA氏の知人が経営するゲイビデオ制作会社の作品に出演する。
・達也はA氏が主催する「調教会」と「撮影会」には必ず参加し、A氏の指示に従う。
・契約期間は1年間とし、A氏は達也に毎月2万ドルを支給する。
以上のような内容でした。2万ドルというのがリアルだし、A氏の顔も本気っぽかったです。
確かに妄想をかきたてる提案ですが、丁重に辞退しました。
だって、1年後に自由になれる保証がないですからね。もっと変態の外人ゲイに売られちゃいそうだし……。
「ペーパーボーイ、這ふ(10)」NEW!文=端井譲治
「おトイレはまだですか」
おそるおそるユミさまにたづねた。
「さうね。そろそろね」
「お供いたします」
「いゝわよ」
ユミさまにはテレも躊躇もない。
「目隠ししませうか」
「べつにいゝわよ。ついてきて」
さつと立つてトイレに向かふ。ボクはあわてゝ四つん這ひで後を追ふ。ユミさまはスカートをたくし上げパンストとパンティを膝まで下ろすと便器をまたいだ。ボクは仰向けで床に寝た。タイルが冷たい。背中をずらして頭を便器の根元まで近づける。ドアは開けつぱなしで脚を外まで伸ばす。
ほんの数秒の間があつてジョジョーといふ音がした。思つたより低く大きい音だ。かなり長く続いたあと、シッ、シッと何回か余滴を切る。で終了。ユミさまは半立ちするとボクの顔をまたいで向き直り、ゆつくりとしやがんで性器をボクの鼻先に近づけた。
ボクは口を大きく開け、舌の根元から全体を使つてヒダを舐めあげる。粘膜に性毛がからむジョリジョリとした感触。クリトリス付近に残つた滴を舌の先で丁寧に舐めとる。森の小道を鹿の一家が通ると落ち葉と土埃に麝香(じゃこう)が残り、そこに半日木漏れ日が当たつた、そんな香りだ。
部屋に戻りベッドに腰かけたユミさまに、オナニー見ていただけますか、と訊ねる。
「いゝわよ」
ボクは左手でオナニーする。少しでも自分の意思から遠いほうに作業させるためだ。鰈(かれい)状態で、ユミ様からみて右側にボクの頭がくるやうに仰向けに寝たのでその左手がユミさまの視界の邪魔になつた。
「見えない」
最後の最後の瞬間にユミさまが鋭く叫んだ。
その、見えない、が最終スイッチになつた。腹に放出する。久方ぶりで量が多い。
「お風呂に入つていゝですか。」
ユミさまの許可を得て風呂に行つたが、流さないまゝ浴槽に飛びこんだからたまらない。白い物質が無数に細かくお湯の中に乱れた。
(続く)
■あぶらいふInformation 01
「同人「ともしび」写真集『夕日の部屋』(風俗資料館)を紹介します」 文=井上文
日本で唯一のSM・フェティシズム専門図書館「風俗資料館」より、同人写真集『夕日の部屋』が発行されました。内容は、夫の借金のために「高利貸し」に家へ押し入られ、「逃げられないように」縛られてしまう人妻のフォトストーリー(設定の詳細は風俗資料館公式サイトに)。
SM映像や緊縛写真を見ていて、その女性が何故、どんな状況で縛られているのかを大事に思わない緊縛マニアはいないと思います。「何故、どんな状況で」によって縛りの種類も規定されてくるはずですし、その規定はリアリティを担保するものだからです。
同人写真集『夕日の部屋』は、何よりもこの点に“稀有なほど”厳格な注意が払われているところが魅力です。写真集自体には「何故、どんな状況で」という言葉の説明はなく、おやと思われるかも知れませんが、作り手が設定を明確にして撮影し、編集することによって、リアリティだけを静かに立ち上がらせているのです。
ヒロインは、着衣のまま後手に縛り上げられて猿轡を噛まされ、苦しそうに身悶えています。その生々しい情景が、いきなりストンと、見る人の手に委ねられます。この時、もともとの設定はあらゆる細部の必然性を担保する、裏方としてのみひっそりと働いています。ですから読者は手にした素材を好きに料理できるのです。
同人のメンバーは「濡木痴夢男の快楽遺書」でお馴染みの濡木痴夢男さん、ヒロインを演じた早乙女宏美さん、風俗資料館館長の中原るつさん、マニア雑誌編集者でカメラマンを担当した山之内幸さんの4人です。その筋の目利きが集い、読者の自由な妄想を引き出すための確かな技術を用いて作った贅沢なファンタジー。取り扱いは風俗資料館でのみ。冊数には限りがあるようですので、ピンと来た方はお早めにチェックを。
■あぶらいふInformation 02
「濡木痴夢男の縄研究会!!(ブラックハート)開催のお知らせ」文=猫
早乙女宏美さんがママを勤める銀座のフェティッシュバー「ブラックハート」で濡木痴夢男講師による縛りの研究会が開催されることになりました。「昭和から平成へ、 斯界一筋の人生を貫く技を一緒に体感、研鑽を積む希少なワークショップです。 腕で覚え、身体で覚えたものは忘れ去らない!(ブラックハート)」。通常は接する機会のない匠の技を目の前で見て、学べる特別な機会。春の訪れにあわせ、思い切って新しい世界を体感してみてはいかがでしょうか。
■特別企画! 濡木痴夢男の縄研究会!!
【日時】4月1日(日)13時〜16時 20000円(完全予約制)
※定員10名、完全予約制につきお早目にご予約ください。
お問い合わせ、ご予約はブラックハートまで
東京都中央区銀座6-3-16泰明ビル地下2階
TEL:03-5568-7714
(「あぶらいふ」新着投稿作品展示室 2012 Aprilに続く)
【応募要綱】
「あぶらいふ」では皆様からの力作投稿を募集しています!
★体験談、告白、写真、イラスト募集、貴方のアブノーマルライフをお好きな形で表現して下さい。
SM、フェチ、同性愛などジャンルは問いません。他の投稿者へのご意見、ご感想も大歓迎です。
★投稿はこのページ下段の投稿フォームもしくは郵送にてお願い致します。
作品は編集部が厳重に保管の上、厳選して『WEBスナイパー』の「あぶらいふ」にアップ致します。
★恐縮なのですが、いずれの作品に対しましても、原稿料・謝礼等をお支払いすることができません。
ご了承の上、是非「WEBスナイパー」並びに「あぶらいふ」が目指すサイト作りへのご協力をお願い致します。
★応募方法
・添付ファイル(メッセージ以外の文書ファイルやイラスト、写真、動画ファイル等)がない場合は、この下の「投稿入力画面へ」より、お原稿をご送信下さい。
・ファイルを送付していただく場合は、お手数ですが、「ファイヤーストレージ」 等のファイル転送サービス(無料)を使ってファイルをWEBに上げていただき、下段の投稿フォームにてURLを私どもに教えて下さい。
※スパムメール対策のため、ここにメールアドレスを公開することができません。ご面倒をおかけ致します。
・データでない作品は郵送にて、以下の宛先までご送付下さい。返却をご希望の方は、その旨をご明記下さい。
【郵送宛先】
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WEBスナイパー編集部「あぶらいふ」係
たくさんのご応募をお待ちしております!
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「S&Mスナイパー」の射程と雑誌内雑誌「あぶらいふ」の行方 文=井上文