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ABLIFE―Abnormal Dilettante Magazine―
新装開店! 月一更新で贈るオール・アバウト・インモラル人生!
読者投稿欄「あぶらいふ」は、「この場」があることで生まれる創作意欲、コミュニケーション欲、そして読者を交えたフラットな交流に意味を求めるインターネット上の広場です。同性愛・自慰妄想・緊縛・露出・各種フェティシズムにまつわる体験談、小説、意見、呟き、絵画、写真など、貴方の個性的な性表現を、ジャンルを問わず募集&掲載しています。「スナイパーSNS」と併せてパワフルにご活用下さい。
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2012年6月の投稿作品 NEW!
「こども捕物帳」NEW!文=カツ丼小僧
さあご覧、 痛快時代劇 「こども捕物帳」の 始まり始まり~ アソコを膨らませて 見てって頂戴! |
容面いじくりの刑......
こんな美女の顔面を 変形させるなんて...... ゾクゾクするぜ...... |
お銀 お前は猫に追い詰められた鼠と同じだ おや? 太ももになにか怪しげな絵が浮き出てきたぞ......
市中引き回しの上 全身舐め回しの刑に処す! それにしても大きなお尻とウンコだなぁ...... |
特別展示 「皆さん、私の顔出しマゾ痴態を見て下さい」 NEW! 文=秋山たつや(左)×醒ドール(右)
「下着女装オフ会でも性奴隷」 NEW!文=秋山たつや
こんにちは。変態M男の秋山たつやです。
最近何回か「下着女装オフ会」に参加しました。ブラジャー、キャミソール、ベビードール、ホディタイツ、Tバック、スケスケ、網タイツ......思い思いの女物ランジェリーを身につけた男たちが下着女装について語り合う、変態集会です。
でもそれだけでは終わりません。途中からプレイも始まります。そしてその標的は、決まって私です。
私は数人の下着女装者たちに乳首をいじられ、全身を撫で回され、パンティだけを脱がされてアヌスに指を入れられ、張り形やバイブも入れられます。時には縄で縛られたり、乳首吸引器をつけられてしまうこともあります。
そうやって私の体で遊んですから、彼らは当然のような顔でペニスを露出させ、それを私のクチマンやアヌスに突っ込んで、私にご奉仕させたり、私を犯したりして、自分たちの性欲を満たすのです。
「だって全員Mのはずなのに......なぜ?」と思うのですが、「自分より変態なMを見ると、辱めたくなる」とか、「Mだって性欲があるから、仲間内に性処理奴隷がいれば、とっても便利」とか、勝手なことを言って、彼らは私のクチマンやアヌスを使って射精するのです。
私にとっては、まさに最大の恥辱です。でも......でも......とっても甘美な時間です。本来Mの集まりのはずの「下着女装オフ会」で一人だけ仲間の肉便器として上下の口を犯され続ける、惨めな最下級マゾ......そんな状況に酔ってしまいます......。全身が火照り、股間のパイパンペニスを恥知らずに勃起させて、仲間たちのペニスをしゃぶり、アヌスを突かれ......悦びにうち震えてしまうのです。
こんな救いようのないマゾ豚の私のハレンチ写真を同封しますので、前回と同じく、目線ナシ公開して下さい。
マゾ仲間からも肉便器扱いされている私をもっと「生き地獄」に堕として欲しいのです。
※顔出しM男仲間の「醒ドール」さんの活躍に刺激されて、私ももっと「生き恥」を晒したくなり、久しぶりに写真を同封しました。よろしくお願いいたします。
「変態M男の晒し旅 パート7」 NEW! 文=醒ドール
会社では、Mであることを悟られないように働いている私です。しかし、本性は隠せません。変態心が疼いた私は、「あぶらいふ」コーナーに「顔出しで載せてください」と、大量のM画像を送付したのです。 最初はオナニーの一貫として、あるいはあわよくば読者から「調教したい」とのオファーがあればと変態姿を晒しました。 しかし、私の想定に反して、インターネット上ではなくモロに社内でいろいろなことが始まってしまったのです。
一度読んで頂いたことですが簡単に流れを記しますと、昨年11月1日に社内で事務をしているAさんという彼女ができ、その日から彼女のダッチハズバンドとなってSEX漬けに。しかし性行為を警備員に目撃され、奥様にも勃起した竿を晒した上にMであることまで知られてしまいました。Aさんからは別れると告げられ、給料は減俸、代わりに火曜・金曜の午後に奥様のマッサージをしてお小遣いを頂くことになりました。
実にめまぐるしい日々です。現在に至るまでのあれこれをさらに書き綴ってまいりましょう。
週2回、奥様のご自宅で行なうマッサージでは、毎回掌で奥様の肌を堪能することにより密かに勃起していました。そのため3回目のマッサージの時に奥様が私の勃起に気づいて振り返られ、私を数秒間、睨まれました。が、何もおっしゃらず再び俯せになられたので、私は叱責を覚悟した上で逆に大胆な行動に出たのでした。
奥様の裏太股に竿をぴったりと密着させてマッサージをしたのです。
奥様はお止めになりませんでした。何を思われたのかは分かりませんが、マッサージが終わると、奥様はバスローブをはおられて私のほうを振り向かれ、私の股間へじっと鋭い視線を送られていました。
私はゾクゾクするような興奮を味わいつつお金を受け取って駐車場へ。前回、前々回もそうだったように車内ですぐにチャックを開け、カウパー腺液でベトベトになった竿を出してオナニーをしました。
しばらく竿を扱いていると、シャッターの内側左上に小さな監視カメラがあるのに気が付きました。よく見ると、以前弊社でも販売したタイプの監視カメラです。
通常はパチンコ店などで使用されるもので、上下左右へ随意に動かすことができ、ズームも可能です。駐車スペースは3台あり、1番遠いところに奥様の車がありました。私は毎回真ん中に停めていましたので、カメラの位置からは車の座席下まで(つまり扱いている竿までは)見えないと判断しました。
翌日、私は何気ない顔をして会社で奥様を出迎えましたが、監視カメラのことが妙に気になってなかなか仕事に集中できませんでした。
そのためにミスを連発。見かねたAさんが「珍しいですね、こんなミスをするなんて」と言ってくれたので、私は絶好の機会と思い、Aさんに「やり直せない?」と聞きました。
Aさんは「考えさせて」と呟いてその場を去りました。
次の日は木曜で、金曜の23日が祭日だったため、私は午後から奥様の家に行ってマッサージをすることになりました。
私は懲りずに前回と同様、勃起させた竿を奥様の体に密着させてマッサージをしました。唯一前回と違うのは、駐車をする時、わざと監視カメラに1番近いスペースへ車を停めたことです。
マッサージが終わって車に乗り込むと、私はカメラに気が付かないふりをしてズボンとパンツを脱ぎ、それを助手席に置くと、明らかにカメラに映る位置で竿を扱き始めました。
するとカメラが微妙に動きました。間違いなく手動で動かして見ています。私はさらに体勢を斜めにして、運転席のドア側に背中を、左足を助手席上に上げ、足を開き、上着も胸までズリ上げて竿を扱きました。
この状態なら監視カメラから竿も顔もバッチリ見えているはずです。私は見られる興奮で直ぐに射精しました。
興奮しながら帰社すると、Aさんが私に「今日デートしようか?」と言ってきました。私は「OK」と即答。仕事が終わった後でドライブをしました。その途中、彼女が私とやり直してもいいと言ってくれ、昼間の興奮もあって私のM心は限界寸前まで高まりました。
Aさんに対する私の願望は、彼氏というより私がMであることを知っている彼女に調教して欲しいというのが本音でした。しかしAさんはSEXがしたいという理由からの復縁でした。
2人で食事後、まっすぐにラブホテルへ。車の中で私がSM道具の入ったケースを開けるとAさんが使えそうな物を選び、それを紙袋に入れて部屋に入りました。すぐに2人とも全裸になり、お風呂に入って体を洗った後は、私が先にベッドへ行き、鎖付きの首輪を自分で装着して待機しました。
Aさんがバスタオルを体に巻き出てきました。私はAさんにオナニーを見せながら、おねだりするように鎖をAさんのほうへ伸ばしました。
キャッツアイのタイプのアイマスクをつけたAさんがバスタオルを外し、全裸で鎖を受り取ると、「この間のように硬くさせなさいよ」と、鎖を引いて濃厚なキスをしてきました。
私は今までと違うAさんに興奮して激しく勃起しました。するとAさんが竿を掴んで硬さを確認すると、バックから普通の輪ゴムを何本か出しました。そして「貴方、硬くなってもすぐにイクでしょ。ネットで調べて硬いままイカせない方法を見付けたのよ」と、ひとつの輪ゴムを二重にして中心に竿を通し、竿と玉袋の根元をピチリと締め付けました。
同じやり方で輪ゴムを5~6個装着させると、竿は血管が浮き出てビンビンに。Aさんが「逞しいわよ、このペニスで私に朝まで奉仕しなさいよ」と言って私の体を舐め廻し、アヌスにも舌を捩じ込ませてきました。
そのままコンドームを装着させられて騎乗位でのSEXへ。普段の私ならすぐイッてしまいますが、今回は輪ゴムのお陰でイキそうなのにイケません。それでもようやく竿が大きくヒクヒクと動き、イッた感覚になった時でした。
Aさんが腰を浮かせて竿を抜きました。
「出たの?」
「出た」
私はそう答えたのですが、Aさんがコンドームを確認すると「出てないわよ」とニヤリ。私には確かにイッた感覚があったのですが、やはり輪ゴムの締付けが強く、精液が放出されることはなかったのです。
勃起状態はそのまま持続していました。翌日が祭日だったため、私はAさんが完全に満足するまで人間バイブレーター状態に。PM10時~AM3時半までSEX漬けとなり、その間に何回もヒクヒクとするも液は出ず、竿は勃起状態......。
SEXが終わった時、Aさんが「これなら貴方も役立たずじゃないわね」と、今後のダッチハズバンドとしてのハードな使用を匂わせてくれました。ホッとした私が輪ゴムを外すと、まるでお漏らししたように竿先から大量の精液が床にボタボタと垂れ落ちました。Aさんがそんな私の姿にニヤニヤしているのを見て、Mである私は強い辱めと喜びを同時に感じたのでした。
幸せとはなんなのだろうか。
世間で言う「幸せ」と自らが思う「幸せ」とは大きく異なると彼女はいつからか感じていた。
お金があれば幸せなのか、人から大切にされれば幸せなのか。
どれも納得はできるが、どうもしっくりこない。
幸せの観念は客観的に言い表わせることではなく、主観的に語られるべきだ。
ふと頭を過るのはあのアトリエでのこと。
いや、あれは幸せというよりも安心感に近かった。心の中にある空虚のようなものが埋まっていく気がした。
「ちょっと聞いてる?」
いくら話しかけても反応しない彼女にようやく気付いたのか、葵は彼女の顔を覗き込んだ。
「......ごめん。考えごとしてた」
「時々、そうやって反応しなくなるときあるよね」
葵は呆れた顔をしてアイスティーに口をつけた。
葵は彼女にとって数少ない友人の一人で、高校時代からの付き合いになる。自由奔放を絵に描いたような葵は、たとえばそれがたとえ社会的に倫理的に許されないことでも易々とやってのけてしまう大胆さを持っていた。
さらには男性を惹き付ける妖しい魅力があり、高校時代から異性関係の噂が絶えることがなかった。そのため他の女子生徒から恨まれることも多かった。葵が自分と友人になったのも、私が噂や他人のことに無関心であったからなのだろうと彼女は思った。
「会うのは久しぶりね。とうとう彼氏でもできたの?」
「......そういう葵こそどうなったの。職場の上司との不倫は?」
「もうとっくに別れたわよ。今は別の人と付き合ってるの」
男性を惹き付ける魅力は今でも健在らしい。会う度に付き合っている人が替わっている。
日替わり定食みたい、と彼女が呟くと葵は悪びれもせず私は恋愛に生きるのよ、と言い放った。
「ねえ、人を本気で好きになったことある?」
葵が彼女に問いかける。彼女の答えはNoであった。異性と付き合いがなかったわけでもないし、それなりの経験もしている。けれどそれは成り行きであったり、相手の望んだことであったり、主体的に「彼女が」誰かを好きになり、関係の継続を望んだことは一度もなかった。
だから男性と付き合ったとしてもすぐに別れることになった。
彼女は葵にK氏のことを話していなかった。葵なら話したとしても偏見を持ったり軽蔑してきたりすることはないだろうが、なんとなく自分だけの秘密にしておきたい気持ちがあった。
しかし勘の鋭い葵のことだ、詳しいことは分からなくとも彼女の変化に気がついているのだろう。
「気が向いたら教えてね、彼氏のこと」
気付いたとしてもしつこく追及しない葵だからこそ彼女は安心して会話することができる。
下卑た好奇心で人のことを知りたがる人間はどうも好きになれなかった。
「まあ、あなたの秘密主義は今に始まったことじゃないし」
「そうだね」
運ばれてきたケーキをつつきながら他愛ない会話を続けた。そして言葉数が少なくなり、沈黙が目立ち始めると、どちらともなく会話を切り上げ、二人は別れた。
約束の週末は明日に迫っていた。
寝転びながら、携帯の時刻を見つめる。
彼女は遠足を明日か明日かと楽しみにする小学生のような気持ちになっていた。実際に小学生だった頃は、嫌で前日の夜に泣いていた彼女であったが、今なら遠足を楽しみにする気持ちが分かりそうな気がした。
家族には友人の家に泊まると言ってある。念のために葵にもアリバイ工作を頼んでおいた。
荷物もすでにキャリーバッグに詰めてある。着替えは......服を着て過ごせる可能性は限りなく低い気もするが一応持っていくことにした。
いつもより念入りに身体の手入れを行ない、ボディクリームを身体に擦り込んだ。
自分の身体をまじまじと見るなんて、K氏と出会う前までにはなかった行為だ。
あれほど付いていた痣はほぼ消えている。
なんの特徴もない身体。なんの魅力もない。
不思議と悲しくなってしまう。たとえ思い込みだったとしても目に見えていたものが見えなくなってしまうのは怖い。
人から求められるのはとても気持ちの良いことだ。
しかし優しくされたり、大切にされるのは逆に恐ろしかった。
騙されているんじゃないか、何か裏があるのではないか、と考えているうちに気疲れし、人間が怖くなってしまった。
だからこそK氏のように欲望をそのままぶつけてくれることが嬉しくもあり、安心もしたのだった。
彼女は明日のことを夢想しながら目を閉じた。
彼女が眠りについた時間、一人の男性がパソコンのメッセージに目を向けていた。
久しぶりのメールがこれなんて彼らしい、とTは思った。
その内容は週末の3日間、共通の友人を交えて泊まりにこないかというものだった。それだけならただの男同士のお泊まり会に過ぎない。
しかしそこには一人の女性を好きに扱って良い、とある。
現在付き合っている女性もいないので参加の妨げになるようなことはなかった。
興味もあった。実際に行なったことこそなかったが、Tにはその方面の嗜好が確かにあった。
「まあ、行ってみるか」
それにしても――
メールには写真も添付されておらず、詳しいプロフィールも分からないが、自ら進んで複数の男に身を委ねるとは一体どんな女性なんだろうか。
Tの脳裏に犯されながら良がる痴女やら肉欲を持て余した人妻が浮かぶ。
いくらなんでもAVの見過ぎか、Tは自分の貧相な想像に笑ってしまった。
Tは簡単にメールの返信を書き、送信した。
TがK氏の画廊に着いたのは約束の時間の30分前であった。
此処に来るのは2カ月振りである。森に囲まれたこの画廊を訪れる度にTは羨ましいと感じずにはいられなかった。
他の民家と断絶するように森に囲まれている。昼でも薄暗い森に囲まれた画廊なんて雰囲気たっぷりだ。
いつものようにノックもせずに扉を開ける。
そこには先客がいた。
急に開いた扉に一瞬驚いた表情になったが、その人物は何も言わずに目の前にある絵に視線を移した。
その自然さにTは絵を見に来た一般人かと思ったが、すぐに思い直した。画廊へ続く道の途中に「本日、休館」とあったはずだ。
焦げ茶色のスーツを着た若い女性である。凛とした横顔に黒髪がかかる。
Tは何か声を掛けたほうがいいかと彼女に近づいた。
しかし彼女はそれに気付いていないのか、画廊とアトリエを繋ぐ廊下へと歩いていってしまった。
彼女のヒールとキャリーバッグの音だけが画廊に響いた。
ぼんやりとTが絵を見ていると数人の男性が画廊に入ってきた。その中に顔見知りを見つけた。
「よお、久しぶりだな」
「ああ、久しぶり」
「いきなりメールが着て驚いたよ。しかも......ねえ?」
Yが意味ありげに笑う。
「一体、どんな変態女なんだか。俺あんまり痴女っぽいの好きじゃないんだよな」
「変態かは知りませんけど、見た目は普通の子でしたよ」
「もう見たのか?」
「たまたま早く来たら居たんですよ。すぐにアトリエの方に行っちゃいましたけど」
「お前がそういうなら期待しておこうかな」
「Yさんも好きですね」
TはYがSMクラブやハプニングバーで散々遊んでいることを知っている。同い年ながらそのバイタリティには感心する。
「わざわざ来てくれてありがとう」
不意に聞こえたK氏の声にTとYは会話を止め、声のほうへ顔を向けた。
穏やかな表情で手近にいる人と挨拶を交わしていた。
そしてK氏は二、三言話すと、全員をアトリエの方ほうに案内をした。
Tは歩きながら周りを見回した。人数は5、6人ぐらいであった。これから見ず知らずの人達と3日間一緒に生活するのかと思うと、不思議な縁だ。
廊下を渡り、アトリエへ入るとTは息を飲んだ。
先程画廊で会った女性がいた。しかしその姿は全裸に首輪のみであり、視界はボンテージテープで遮られていた。さらに後ろ手で縛られ、それが天井から下がるロープと繋がっていた。
複数の足音に驚いたのか彼女が動き、その度に天井のロープが軋んだ。
(続く)
「ひとり金玉潰しチキンレースの魅力」 NEW!文=A・L
初めて投稿させてもらいます。歳は24歳で昼間はOL、夜は某大人の社交場で女王のアルバイトをしている女です。
私は小学生の時、いじめっ子気質だったクラスの男子が体育の時間にバスケットボールを股間にぶつけてワンワン泣いているのを見て以来、金玉を攻撃することに強い興味を持つようになりました。普段は威勢のいい男子が、ボールが当たったくらいで号泣に至る人体の急所。そんな凄いものが日常の片隅に、いつでも攻撃できる場所にあるなんて......。私にとってその男子の号泣は、自分の属する世界が突然変わって見えるようになる事件でした。
生物、それも人間の命を、やろうと思えばいつでも掌に握り込むことができる。もしくは一発の蹴りで"潰せる"という事実。そんな現実を前にしてみんなが普通に暮らしていられることが私には不思議でした。ピストルを手にしてしまったら試し打ちせずにはいられないように、私もやっぱり金玉攻撃を試してみないではいられませんでした。
最初の犠牲者は、最も身近にいた男というだけの理由で、父でした。私は父が前屈みになって植木を見ているところにそっと近寄ると、いきなり、真後ろから彼の金玉を蹴り上げました。
「ンゴオオオオッ!」
大きくて強い存在だと思っていた父が、聞いたことのない絶叫を迸らせて、その場に崩れ落ちました。この時のことを思い出すと今でも感動が蘇ってきて全身総毛立ちます。父はまさか私が意図的に蹴ったのだとは思わなかったらしくて、一切怒りませんでした。それに金玉が潰れてしまったりもしなかったので、私にとって、金玉攻撃は別にしてはいけないものではなくなったのでした。
この時以来、私は何かあるとすぐに金玉を攻撃してくる「金玉潰し魔」としてクラスで頭角を現わし、男子に恐れられるようになりました。中学になってセックスを経験して以降は、カレシや男友達、スケベオヤジの金玉を掌に直接握り込んでは「ひとり金玉潰しチキンレース」を楽しむようになりました。本当に潰してしまうと一大事なので、潰れるギリギリのところへいかに迫れるかを自分の中で競うのです。
私にとっては都合のいいことに、「金玉ナマで握らせて」と頼んで断わってくる男はほとんどいませんでした。ただし私の与える痛みは向こうの想像を100倍くらい超えていましたから、せっかくできた関係も壊れがちになってしまうのですが、中には涙を流して悶絶しながらも「どんなことをしたって構わない!」と熱烈に言ってくる独特なタイプの男も一定数いました。それがいわゆるM男たちでした。
彼らは私が自分の中で設けていた自主規制のラインどんどん危険な方向へ修正していきました。これ以上やったら潰れる、あと0.1ミリで破裂するという私のギリギリの判断に対し、「もっと! まだまだ!」と、さらなる痛みを乞うて私にいくつもの壁を越えさせたのです。
そうして私は高校を出たばかりの頃、とうとう金玉袋をメスで裂いて中身を一旦取り出し、実際には金色ではないその白い玉を手に持って、潰れる寸前まで力を加え、また元に戻して、袋を縫い合わせるという荒技を体験したのでした。その際に現場へ立会い、指導をしてくれたのが今働いている店でオーナーをしている女王様です。
縁あって、私はこれまでに数百個の金玉をこの手に握ったり蹴ったりし、潰れるか潰れないかのラインを推し量ってきました(より微調整が利くのは握るほうです)。潰れるかどうかは相手の反応ではなく私自身の勘で判断していますが、本当に潰したことはまだありません。ですので、本当のギリギリというものが私には確かめようがなく、それゆえか全く飽きることなく小学生時代と変わらない感動を今でも味わい続けています。
もしもこのまま一千個、一万個と握り続けていけば、いずれ真のギリギリというものを決然と知ることもあるのでしようか。分からないままに、私は今日もまた店にやってきた一見さんの金玉を握り、蹴ります。これが楽しくてしかたがないので、もしかしたら私と同じような女もいるかも知れないと思って投稿させてもらいました。いつも楽しく読んでいます。
「髪の毛に包まれて発射する甘い快楽」 文=K・O
風にサラサラとそよぐ黒髪、シャンプーの泡に柔らかく包まれた黒髪、ブラッシングされて心地よさげに伸びる黒髪......。見ているだけでも美しい黒髪のあらゆる瞬間を、亀頭で感じたい。そして黒髪の中で発射したい私です。最近、また黒髪が見直されているようですね。嬉しいです。一時は茶髪が猖獗(しょうけつ)を極め、ただでさえ叶え難い望みをさらに踏みにじられているようで辛くてなりませんでした。
「ザクロの神隠し(5)」 NEW!文=VULGAR
「まだ午後の2時。雅夫が別荘に戻るまでの間、あの女を好き放題にさせてもらおう......」
車の時計を睨みながら憎悪に目を煮えたぎらせ、別荘への道を急ぐ秀子。こんな時のために雅夫の目を盗んで作っておいた別荘地下室の合鍵があった。
「こんなに早く使えるとは......!」
そう呟いて口元を歪ませる秀子の表情はもはやこの世の物ではない、鬼そのものと化していた――。
同時刻。目を吊り上げた秀子が目指す別荘の地下室には、すでに雅夫の姿があった。そして地下室の天井からは全身に電極コードを取り付けられ、逆さ吊りにされた梨奈の無残な姿が......。
この日、上司に叱咤されたことに腹を起てた雅夫は会社を30分で早退していたのだ。雅夫と秀子。人として生を受けたこと自体が間違いの2つの存在。社会という名の檻から逃げ出したそのハイエナ2匹が目を向けた先には、ひとつの美しい餌が全く抵抗のできない状態で揺れていた。
意識を失いかけていた梨奈は、突然性器に訪れた焼けるような感覚に悶え、たちまち狂乱した。雅夫が調達した催淫クリームを大量に膣内に塗り込まれたのだ(雅夫と秀子が出会い系で知り合ったばかりの頃、秀子は雅夫がどこかから入手してくるアングラな器具や薬品に強い魅力を感じていたものだった)。
「あたしをイカせてみせろ! オラァ!」
悶える梨奈を見ていた秀子が、突然、嫉妬を露に叫び声を上げる。そして自ら下半身を露出するなり、逆さで揺れる梨奈に飛びついて彼女の顔面に股間を押し付けた。
まったく洗われることのない、激臭を放つ性器。それをグチャグチャと口や鼻に押し当てられ、梨奈は悲痛の絶叫を喉奥から絞り出した。そして逆さのまま身をクネらせ、「助けて......助けて......助け......」と、ただただ同じ言葉を繰り返す。
数分後、ようやく一旦は途切れたはずの梨奈の意識......。だがそれは異様な感覚の到来によりすぐさま強制的に覚醒させられることになった。
「―――――――! いぃぎぃぃぃ!!!」
声にならない奇声を発し、いつの間にか床へ下ろされていた体を海老反りにして跳ね踊る梨奈。その体を「ギャハハ! 起きたし!」などと楽しそうに嘲弄して押さえ付ける秀子。
梨奈は、覚○剤や媚薬を調合した薬品を注射器で直接クリトリスに打ち込まれたのだ。溶けだした膣の細胞がそのまま外部に流れ出てくるかのような魔界的な絶頂、さらには破裂しそうな陰核の膨張に、梨奈は白目を剥いてついに発狂した。
(続く)
(「あぶらいふ」新着投稿作品展示室 2012 July に続く)
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「あぶらいふ」では皆様からの力作投稿を募集しています!
★体験談、告白、写真、イラスト募集、貴方のアブノーマルライフをお好きな形で表現して下さい。
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