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WEB SNIPER Cinema Review!!
緊迫のシチュエーションに新たな境地を切り開く、ジェットコースター・サバイバル・ムービー!!
トウモロコシ畑に囲まれたひと気のない街の郊外。視界を遮るトウモロコシの葉の中で日没と共に高まる恐怖。仲間が一人ずつ、悲鳴と共に消えていく――。この最悪のシチュエーションをサバイブし、生き残ることができるのは一体誰か。

2月4日(土) ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開!
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「サスペンス」という語は、「サスペンド=宙づりにする」という語から派生したものである。この作品は83分という短い時間の中で、登場人物たちの感情の宙づり状態、そしてそこから起こる恐怖を簡潔に描いている。「サスペンス」の成立与件を抉り出した見事な作品だ。

物語は男女五人のドライヴシーンから始まる。他愛もない会話に興じる彼らのもとに突如として鴉の大群が突っ込み、車は故障してしまう。車窓に貼り付いた鴉の肉塊が、これから起こる惨劇を予感させる。被害が車だけで済んだと安堵するも束の間、彼らは仲間の一人ジョニーがいなくなっていることに気づく。惨劇はすでに始まっていたのである。周囲は背の高いトウモロコシ畑。その中央に木造の家屋が一軒建っている。ジョニーはあそこにいるに違いない。しかし、待てどもジョニーは帰ってこない。彼らは消えたジョニーを探しに、畑に足を踏み入れる。

一足先にジョニーの探索に向かったブライアンとスコットは、畑の中に立つ一体のカカシを見つける。頭に布切れをかぶせられたそのカカシには異様な雰囲気が漂っている。家屋の位置を確かめるため、カカシによじ登るスコット。そのカカシを揺さぶって、ふざけてみせるブライアン。彼らはまだ、このカカシが血みどろの惨劇を引き起こそうとは思っていない……。

トウモロコシ畑を抜け家屋に辿り着いた彼らは、そこで奇妙な光景を目にする。死体となったジョニーが五指に釘を打ち付けた状態で、裁縫をしているのである。二人は自動人形と化したジョニーに話しかけるが、何の反応もない。彼は淡々とミシンでぼろぼろの布を縫っている。一方、今度はブライアンの恋人ナタリーが、何者かに腹を切り裂かれ、茂みの奥に連れ去られてしまう。そして今度は死体となったナタリーが家屋に現われ、布を縫い始める。彼女は布を縫い終わると、どこかに消えてしまう。ブライアンは恋人を救うため、再び畑に足を踏み入れる。そこで彼は何者かに襲われ、腕を切り裂かれる。犯人は畑の中に立っていたあのカカシだ。ジョニーとナタリーを殺したのもこのカカシだったのである。

(C)After Dark Films, LLC. All Rights Reserved.

カカシによる襲撃は一見すると無差別なものだ。しかし、そこには一定のルールが設けられている。まず、カカシは一度に一体しか現われないということ。次に、カカシに殺害された人間は、なぜか布を縫いに家屋にやって来るということ。そして最後に、襲撃は畑の中でしか行なわれないということだ。カカシはこのルールを厳密に守っている。つまり、ここで行なわれていることは無差別な殺人というよりも、トウモロコシ畑をフィールドとした鬼ごっこのようなものなのだ。

こうしたルールの存在に唯一気づくのがスコットである。彼はこの家屋でかつて起こった惨劇を幻視する。農家の兄弟間で起こった殺人事件。兄は父の愛に恵まれなかったため、嫉妬から弟を殺害する。殺された弟はカカシとして磔にされ、野ざらしにされる。トウモロコシ畑に立てられた不気味なカカシはこの弟の死骸であり、惨劇の元凶は、かつて起こったこの殺人事件だったのである。以来、カカシと化した弟はフィールドに足を踏み入れた者を殺害しては、その人物に乗り移り、カカシ化していく。殺された人物たちが縫っていたのは、カカシがかぶっていた布だったのである。

しかし、なぜスコットだけが過去の惨劇を幻視し、フィールド上のルールに気づくことができたのか。それは、彼が仲間内で特異な位置を占めているためだ。そのことは、冒頭のシーンを見ればわかる。車中でクリスとジョニーは猥談を交わし、ブライアンとナタリーは抱き合って眠っている。ある種のカップリングが成立している中で、スコットはただ一人本を読んでいる。彼は初めから仲間内の関係性からやや外れたところにいるのである。したがって、恋人が殺されたことに憤るブライアンや、仲間が殺されていくことに怯えるクリスとは違って、彼はこの状況を若干冷静に、メタ的に認識する余裕を持っている。少なくともこの惨劇が無差別な殺害とは異質なものであること、何らかの動機に駆動されたものであることに、彼だけが気づくのである。

このフィールドで起こる惨劇は決して目的なき殺害ではない。かつての殺人事件に端を欲した憎しみの連鎖、バトン渡しなのである。このバトンから逃れるためには、カカシの側に一部の理があることを認めなければならない。ブライアンは恋人への復讐心からカカシを憎むことしかせず、クリスは恐怖のためにカカシから逃れることしか考えていない。つまり、彼らは感情を「サスペンド」されているのである。その中でスコットだけがカカシの憎しみ=論理を理解し、この状況が一定のルールに則ったものであることを認識する。

だが、たとえルールを認識し得たとしても、カカシは容赦なく襲ってくる。惨劇から解放されるためには、この閉鎖されたフィールドから抜け出さなくてはならない。スコットは果たしてこの惨劇から逃れ、「サスペンス」からの解放=カタルシスを得ることができるのか。それはとりもなおさず、スコットの理知が恐怖という感情に打ち克つことができるか否かを意味するだろう。その結果は是非、劇場という「フィールド」に足を踏み入れ、あなた自身の目で確認してほしい。

文=しねあい

ようこそ、血のなる畑(フィールド)へ。

FLV形式 6.30MB 2分15秒

『ザ・フィールド』
2月4日(土) ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開!
(C)After Dark Films, LLC. All Rights Reserved.

原題= HUSK
監督・脚本= ブレット・シモンズ
出演= デヴォン・グレイ、ウェス・チャサム、C・J・トマソン、タミン・サーソク、ベン・エスター

配給=トランスフォーマー

2011|アメリカ|83分|SF アクション・ホラー|

映画『ザ・フィールド』DVD発売決定!!


『ザ・フィールド』

監督: ブレット・シモンズ
発売: 2012年3月02日
品番: TMSS-225
定価: 10,500(税込)
販売元: トランスフォーマー

メーカーサイトで作品詳細を確認・購入する>>>こちら


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しねあい  ミクスチャーマガジン『BLACK PAST』編集。映画やアニメに関する論考、小説などを書く傍ら、プログラミングをやったり。
最近の書きものに、「ふつうの言葉で」(『BLACK PAST』)、「あらかじめ運命を定められた子供たち――『とらドラ!』の歴史=物語をめぐって」(『アニメルカ vol.4』)など。
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12.02.04更新 | レビュー  >  映画
文=しねあい |