Sniper's
specially selected job information. WEBスナイパー特選求人情報 趣味と実益!? ちょっと気になるSMのオシゴト【1】 取材・文=仲間カリ 風俗激戦区・鶯谷で、TV取材も多く人気店として名を馳せるSM倶楽部「ラ・マン」。同店で売れっ子のさきさんとももよさんのお二人に、業界入りしたきっかけや働く楽しさなどを聞いてきました! |
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忙しく働く女性たちが選んだ、時間の融通が効くSMコンパニオン
9月某日、夕方近くの鶯谷。駅前のさびれた喫茶店で、わたくしライター仲間は、ソワソワと落ち着つかない思いで編集Iさんを待っていました。隣のテーブルでは見知らぬオバちゃんが自らのパチンコの戦績をがなりたてており、窓の外では、明らかに今、初めて顔を合わせたばかりであろう男女が腕を組んで歩きだしている。鶯谷、なんだか濃い......。ビジネス誌のライターとして多くの「働く人」に話を聞いてきましたが、風俗業界は今回が初めて。街全体から立ち上る強い性の匂いに圧倒され、どんなお店なんだろうと期待と不安で胸を高鳴らせて入ったドアの先では、やはり「働く人」が輝いていました。図らずも初めてラ・マンの面接を受ける女性の気持ちになって試みたインタビュー、どうぞお読みください。
「さき」さん(28)
最初にお話を聞かせてくれたのは、モデル並のスレンダーなスタイルに透けるような白肌がまぶしい「さき」さん(28)。ラ・マン歴は丸2年で、なんと幼稚園に通うお子さんを持つお母さん。ええっ、そんなに細いのに!? なぜ、このお仕事を始めたのか?
「以前は福祉系の仕事に就いていたのですが、子供が小さいため、発熱や行事などで休まなければならないことが多かったんです。だったら時間の融通が効いて、効率的に稼ぐことのできる方がいいなと思って」
福祉のお仕事からSM倶楽部とは、ずいぶん違う世界にワープしてしまった印象だけれど、意外にもすんなり馴染むことができた。
「しっかりお話をお聞きし、リラックスして介護を受けていただくのが以前の仕事。こちらのお店でも癒しを求めにいらっしゃるお客様が多いので、基本の姿勢はあまり変わりませんね」
とはいえ、この業界は初めてだった「さき」さん。アナルはもちろん、プライベートではバイブすら使ったことがなかったのだという。
「面接の時に初めてSM倶楽部だということを知ったくらい(笑)。ですから、初めての接客ではSMの大ベテランで、女の子の反応を見て加減してくださる会員の方につかせていただきました。人生初のバイブは『こんなに気持ちいいものだったの!』と感激しましたね」
もとからM女の素質は十分にあったようで、半年ほどかけてアナル開発も完了。どんな相手にも合わせることのできる気持ちのよい痴女っぷりが評判となり、今では月平均50〜60万を稼ぎ出すスーパー売れっ子嬢になってしまった。お子さんのお迎えがあるので、平日は10時〜13時まで、土日も夕方までという限られた時間帯に指名客が殺到し、予約を取るのが現在は難しい状況だ。
「お客様のほとんどが長いおつきあいの会員様なので、安心してプレイに取り組むことができます。お店の女の子同士もとても仲がよくて、待機時間中は情報共有をしたり、縄の講習会をしたり、水に強いアイライナーを教え合ったりと楽しく過ごしているんですよ」
20代の女性としては破格の収入を得るようになっても贅沢はせず、お子さんの将来のために貯金をしている「さき」さん。子どもが大きくなるまで、ムリをせずマイペースでこの仕事を楽しみたいと笑顔で語る。
「ラ・マンのいいところは女の子を決して使い捨てにせず、お店とお客様とが一緒になって育ててくれるところ。SMが初めての子でも大丈夫です。特に待機室が本当に楽しいので、興味がある方はぜひのぞきにきてくださいね!」
「ももよ」さん(25)
次にお話を聞かせてくれたのは、半年と少し前、OLからこの世界に転身した「ももよ」さん(25)。ふんわり柔らかな顔立ちと優しく上品な話し方が印象的な、抱きしめたくなるくらいキュートな女性だ。
「以前におつきあいしていた方が、S的な志向を持っていたようで......。それがいわゆるSMプレイだとは知らず、タオルで縛られたり、ベルトでスパンキングされたり、軽い露出を楽しんだりしていました。何をされるのかわからないドキドキが快感でしたね」
しかし、その男性とはいつしか疎遠に。次の出会いで良縁に恵まれ人妻となるも、ノーマルな営みに物足りなさを覚えるようになった。自分が夢中になったあの行為はいったい何だったのだろうとインターネットをさまよううちに、SMという世界の存在を知る。
「経験してしまったからにはもっと奥を覗いてみたくなりました。そんな時にヒットしたのがラ・マンのHP。もともとサービス精神が旺盛で、相手に喜んでもらうのが何よりも嬉しい私ですから、趣味と実益が兼ねられるのでは、と思い面接を受けてみました」
フロントの対応のよさや、待機室の和やかな雰囲気に魅力を感じた「ももよ」さん。即座に入店を決め、M女として働き始めることに。最初こそ「自分の欲求を満たしたい」という気持ちがあったが、紳士的な会員方とプレイを楽しみ、学ぶ課程で意識が変わってきたという。
「人間は誰しも別の顔や、隠しておきたい欲求を持っていますよね。それを共有することができ、ご奉仕に対して『ありがとう』の言葉をいただくことができる。この喜びを知ってからは、どのお客様とも『一期一会』を強く意識し、今、目の前のご主人様のことだけを考えてプレイに没頭できるようになりました」
着実にM女としての成長を遂げている「ももよ」さん。ニガテのアナルを克服するためにお風呂でエクササイズをしたり、気づいた点をメモして次回の指名に活かしたりと努力を怠らない。できるプレイを増やし、どんなお客様にも対応できるようになりたいと目を輝かす。
同じ夫を持つ身として、ふと心配になったのがご家庭のこと。このお仕事のことはうまく隠し通せているのだろうか?
「主人が勤めに出ている時間の出勤ですし、短期のバイトをしていることになっているので大丈夫です。必要な場合は書類の作成など、アリバイ対策もお店に頼めますので、のびのびと働いていますよ」
出勤日でなくとも待機室に遊びに行ってしまいそうになると笑う「ももよ」さん。求めてやまなかったSMの世界と心許せる同僚を手に入れ、これからもますます飛躍していきそうだ。
お二人が口をそろえて「学校の休み時間みたいで楽しい!!」と語るラ・マンの待機室。いったいどんな秘密が隠されているのだろう。今回は特別に中を見せてもらった。
まず目にはいるのが、ズラリと並んだ衣装のラック。各種コスチュームが取りそろえられており、プレイのリクエストに応じて貸し出される。その下には女性たちが持ち込んだぬいぐるみや毛布がにぎやかに置かれ、壁面にある個別のロッカーやもの入れも充実している。
ハッキリ言って「新しくてどこもピカピカ」ではないものの(ゴメンナサイ!!)、絨毯敷きの室内は実家のリビングみたいにあったかくて居心地がいい。お菓子やマンガもたくさんあって、待機中のみなさんが一様にリラックスしている姿がほほえましかった。一度座ったらうっかり何時間も過ごせそうな雰囲気です!
ラ・マンでは出勤のシフトやプレイの内容を店側から強制されることはない。初心者は先輩女性スタッフがじっくり指導し、店側は熟練の会員をマッチングさせるというサポート体制なので不快な思いをするケースは非常に少ないという。ただ、自主性が重んじられる分、「これならできるがこれはNG」という線引きや、仕事に求めるものが明確なほうが働きやすいとフロントスタッフは語る。どんな仕事もそうだが、リピーターがつくまでは辛抱が必要。「さき」さんや「ももよ」さんのように、自然と「お客様第一主義」で動けるようになれば楽しさは倍増するはずだ。
↑待機部屋にはたくさんのお菓子類が完備されていました。みんなが好きなものを持ち寄っていると自然にこうなるそうです。 |
↑プレイのときにオプションで選択できるコスチュームや衣装の類。こうしてみると色々あります。 |
文=仲間カリ
求人詳細
店舗名=東京・鶯谷「SM倶楽部 ラマン」
●業種 | SM総合 |
●職種 | SMコンパニオン |
●エリア | 上野・鶯谷 |
●資格 | 18歳〜30歳代、未経験者大歓迎 |
●給与 | 日給35,000円以上、月給80万以上 |
●勤務日 | 束縛されない完全自由出勤制です |
●勤務時間 | 10:00〜翌5:00 |
●TEL | 03-5808-6026 |
●店舗サイト | http://www.sm-raman.com |
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写真=久保木勲 |
仲間カリ 昼間は教育・健康・実用・ビジネス・広告系媒体の、夜はエロ・サブカル系の記事作成に勤しむフリーライター。早川舞率いる女王様バンド「SEXLESS」ではギターを担当。 we are SEXLESS!! |
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