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小林電人、書き下ろし官能羞恥小説の決定版!
サイト「羞恥学園新聞」で羞恥とアナルにこだわった小説を連載し、マニアたちから熱い支持を得ている女子高教師の藤井慎治。サイトの熱烈な女性ファンである"ナル"が、作品中で羞恥責めされるキャラ"しのぶ"のモデルである女生徒"忍"と同一人物だった。究極の羞恥奴隷を得た藤井と最上のご主人様を得た忍。そんな二人の初めての羞恥調教プレイが始まった。もはや後戻りのできない二人ながら、いまはただ倒錯した官能のなかへ没入していく......。
第四章 開発されてゆく恥ずかしい窄まり
II 景子 1
夏川景子が体育教師としてこの学園に転任して来て3日が過ぎた。スパルタ教育で名高い進学校だけに、まだ教師としての経験の浅い自分に勤まるかのかと不安もあったが、さすがは名門校だけあって生徒の規律正しさには驚かされた。特に指示しなくとも、生徒たちは自ら勉学に励み、教師に対しての態度もきっちりとしたものだった。それが体罰も辞さないという厳しいスパルタ体制によるものであるという点には、教育者として若干の疑問を持たないでもなかったが、以前勤務していた高校の緩んだ風紀にうんざりしていた景子は、これもまたひとつの正しい教育のあり方ではないかと思うようになっていた。
規則でガチガチに縛り上げているとはいえ、人間味のないガリ弁タイプの生徒ばかりではない。特に男子生徒は、生き生きと勉学に励んでいるように見えた。若く美しい女教師である景子に対して、憧れの眼差しを向けるような可愛いところもあった。
その一方で、女子生徒はいくぶん元気がなく、常に何かに怯えているように見える時もあった。もしかしたらスパルタ教育というものは、男性には合っていても女性には本質的に向かないものなのかもしれないな、などと景子は思った。
とりあえず、まだ転任してきたばかりの景子にとって、この学園の印象は悪いものではなかった。
その日、景子はもう午前中には担当の授業はなかったが、午後の授業の準備をしておこうと職員室から体育館へ向かおうと廊下を歩いていた。2時限目の授業中である。ふらふら教室の外へ出ているような不埒な生徒は、この学園にはひとりもいない。みな熱心に授業を受けている。
1年B組の教室の前を通りかかった時だった。女生徒の悲鳴が聞こえた。
「いやぁ〜っ、お願いっ、先生許してっ!」
あまりにも切迫した悲鳴だった。それが体罰によるものであることは、景子にも想像がついたが、悲鳴があまりにも生々しすぎた。景子は思わず足を止める。少しだけ空いていたドアの隙間から、肌色のものが激しく動いているのが見えた。
「?!」
それが全裸にされた女生徒であることがわかると、景子は思わずドアを開いてその教室に飛び込んだ。
「な、何をしているんですか!」
教室内の全生徒、そして全裸の少女を後ろから羽交い締めにしている教師の前田が振り向いて、突然の乱入者である景子を見た。
「おお、これはこれは夏川先生。どうかなさいましたか?」
そう言って顔を向けた前田の表情は、職員室で景子に見せていた頼りがいのあるベテラン教師のものとは明らかに違っていた。目を血走らせ、よだれを垂らさんばかりに興奮した笑顔を浮かべた前田は、いやらしい中年のオヤジにしか見えなかった。前田は、その欲望を露にした視線で、景子の体全体を舐め回すように見た。
景子は、大学時代はミスコンテストで入賞したことがあったほどの美貌の持ち主だ。ショートカットでボーイッシュに見せているが、顔立ちは整っている。キリっとした切れ長の目、スラリと通った鼻筋。きちんと化粧をすれば、かなりの美女なのだが、本人にその気はあまりない。もちろんミスコンテストなど景子が自ら応募するわけもないが、運営委員である友人に泣きつかれてしまい、仕方なく出場したのだ。水着審査を拒否してしまったためにグランプリを逃したものの、そこまでの得点だけで、3位に入賞したのだった。一説には圧倒的な女性票が入ったと言う話だったが、実際には男性票も多かった。景子は男女共に憧れの的だったのだ。
優勝間違い無しだったのに惜しいと友人たちは口々に言っていたが、大勢の観客の前で水着姿になり、好奇の視線に晒されるなど、生真面目で羞恥心の強い景子に耐えられるはずもなかった。
そんな景子でも、大学時代にはさすがにつきあっていた恋人はいて、処女も捧げていたが、その彼にも決して裸身を見せることはなかった。セックスはいつも照明を全て消して行なっていた。だから恋人ですら、景子の肉体を見たことがなかったのだ。
実は景子には胸が小さいというコンプレックスがあった。幼い頃から柔道や剣道などの武道に励んできた景子は筋肉が発達したせいか、なかなか乳房が成長しなかった。中学生の頃などは、もしかして自分は男なのではと馬鹿なことを思うほど悩んだ。クラスメートの男子に「男女」などとからかわれたこともある。高校に入る頃には、それなりに胸も隆起を見せたが、それでもAカップだ。女らしいことにあまり興味がないように振る舞ってはいるものの、それでもグラマラスで柔らかそうな同性を見ると、思わずため息が出てしまう。
「どうかしたではありませんよ! いくら体罰と言っても、女子生徒を裸にするなんて、許されるはずがないでしょう!」
「おやおや、夏川先生は、まだこの学園に来たばかりでご存じないようですね。女生徒への体罰は、羞恥を感じさせることが一番効果的だということが統計的にも実証されていましてね、この学園では推奨されているんですよ。ほら、こんなふうにね」
前田はそういうと、羽交い締めにしていた女子生徒の両手首を掴むと高く上げた。まだ幼さの残る裸身が一直線に引き延ばされる。年齢の割には豊かな乳房も、生えかけの陰毛に飾られた下半身も、全てが晒された。
「ああ、いやぁ......」
「や、止めなさい!」
景子は前田にとびかかって、女子生徒を奪い取ろうとした。しかしガッチリと女子生徒の手首を掴んだ前田の手は、景子の腕力を持ってしても離すことができなかった。ごく普通の中年男に見える前田だが、実は実践空手の有段者である。生徒に対して圧倒的に優位な立場を保たねばならないこの学園の教師は全員、格闘技の心得があった。
「おや、何をするんですか、夏川先生。授業を妨害する気ですか?」
前田は女子生徒を横に押しやると、今度は目の前の景子の両手首を掴んだ。
「あっ、止めてっ」
「夏川先生は、この学園の方針を批判しようというのですか?」
「そ、そんな体罰が許されるはずがないわ! 狂ってるわ!」
景子は必死に逃げようとするが、前田の腕力は圧倒的であった。こんな中年男の体のどこにこれほどの力が隠されていたのか。前田は景子の両腕を高く掲げた。かろうじてつま先が付くほどの高さに吊られる。さっき女子生徒がとらされたと同じように体を一直線に引き延ばされた。力に覚えのある景子だけに、屈辱もひとしおだった。
「止めてっ。前田先生、止めて下さい!」
「そうは行きませんよ。授業妨害、そして学園批判は重罪です。それは教師であっても許されることではありません」
「ま、まさか!」
景子の背筋が凍る。
「夏川先生にはおしおきが必要ですね」
それまで予想外の展開に息を飲んで見つめていた生徒たちがワーッと歓声をあげる。
女教師のおしおきなど、なかなか見られるものではない。しかも若くて美しい新任教師のおしおきだ。男子生徒たちは期待に胸を、そして股間も膨らませた。
「おしおきは川村と夏川先生と一緒に行なうことにしよう。おい、吊すぞ。準備しろ」
前田は前列の生徒たちに命令した。生徒たちは、素早く行動に移る。前方の机を教室の隅に寄せて大きなスペースを作った。こういう時の男子生徒のチームワークは見事なものだった。
「おい、景子先生のおしおきが見られるなんて夢みたいだな」
「大人の女の裸を見るの、久しぶりだもんな」
「おれ、実は昨日も景子先生でヌイちゃったんだ」
少年たちはこれからおこることへの期待に目を輝かせていた。
「いやっ、離して下さい。こんなのおかしいわっ。私は教師ですよ!」
「教師でも、罪は罪です。この学園は、こうした厳しい制度によって規律が守られているんですからね」
前田は手枷を取り出すと、素早く景子の両腕に巻き付けて固定した。景子の右手と左手は罪人のようにつなげられてしまった。その横では、全裸の女生徒・川村万里子が、前田に命じられた男子生徒によって、同じく手枷をかけられていた。
教室の天井には、いくつかのフックが備えられていた。もちろん、おしおき用に用意されたものである。男子生徒たちは、机の上に乗って、二カ所のフックにそれぞれ長い鎖をひっかけて、その端を前田に渡す。前田はその鎖を景子と万里子の手枷につないだ。
「な、何? 何をしようと言うの?」
前田の合図で男子生徒が二本の鎖を引っ張る。ガラガラと音を立てて鎖が天井へと引き上げられていき、景子と万里子の腕も上へ向けて引っ張られていく。
「あっ、いやっ!」
教室の中央で、景子と万里子は並んで両手吊りにされてしまった。さっき前田の手で吊り上げられた時と同じポーズだ。つま先がかろうじて床につく高さまで引き上げられている。
まっすぐに吊られたこのポーズが前田は好きだった。女体が最も美しく見えるポーズだと思っている。そのため前田による女生徒のおしおきは、いつもこの両手吊りで行なわれた。
両腕を頭の上で揃えて天井から吊られるというポーズを取らされた万里子の乳房は、引き延ばされて平たくなったものの、それでも見事に隆起していた。男なら誰でも思いきり揉んでみたいと思うような魅力的な乳房だ。すでに十分に女性を感じさせる胸とは対照的に、陰毛はまだうっすらとしか生えていない。万里子はその部分を見られないようにと必死に腿をすりあわせている。サディスティックな性癖を持つ男には、たまらなく欲情をかき立てる光景である。
しかし、男子生徒たちの視線は、その横に同じように吊されている景子の体に集中していた。薄いグレーのタイトスカートのスーツを着たままだが、隣に吊されているクラスメートの全裸姿以上に男子生徒たちの興味を惹いているのだ。スーツの前が開き、白いブラウスが露になっている。
「前田先生、こんなバカなことは止めて下さい。今すぐ離して下さいっ」
景子は叫ぶが、もちろん前田は聞く耳を持たない。にやにやと脂ぎった笑顔浮かべながら、引き延ばされた同僚教師の体を品定めするようにじっくりと眺める。
「ふふふ、夏川先生。初めて会った時から、このスーツの下にどんな体を隠しているんだろうって、想像してましたよ。まさか、こんなに早く見せてもらえる日が来るとはね」
「何をしているの! 早く離してっ。教育委員会に訴えますよ! 警察にも言うわっ。こんなこと許されるわけないわ!」
景子がどんなに叫ぼうと、前田は全く意に介さない。舌なめずりをしながら、目の前の獲物をどう料理しようか嬉しそうに考えている。
「どうぞ、御勝手に。おしおきが終わった後に、まだそんな元気があるとしたらね。もっとも、警察も教育委員会も、相手にしてくれるとは思えませんがね。なにしろこの学園は、日本のトップの肝いりで作られていますからね。これが日本が理想とする学校教育のモデルケースなんですよ。ふふふ」
「ま、まさか! そんなバカなことが!」
法治国家である日本で、そんな話がありえるはずもないが、この男が警察や教育委員会の名前を聞いても、たじろがないことはわかった。自由を奪われた景子に、もうなすすべはない。
「さぁ、おしおきをはじめますよ」
前田は景子の背後から手をまわして、スーツ、そしてブラウスのボタンを外していった。
「あっ、やめてっ」
たちまちボタンは全て外され、スーツとブラウスの前が開いた。白いブラジャーが顔を覗かせた。両腕が上に引っ張られているという体勢のため、ブラジャーは少し浮き上がっている。
「ほほう。さすが教育熱心な夏川先生。下着も清純そうな白ですな」
「いや、見ないでっ」
水着審査すら拒否した潔癖性の景子である。下着姿を同僚である教師、そして教え子たちに見られるという恥辱は、たまらなかった。しかし、それは下着を見られるだけで済むはずもないのである。
「これは......、成熟した大人の女性にしては、少々寂しい膨らみですな」
最も気にしている胸のことを指摘されて、景子はカーッと頬を赤らめた。あまりの屈辱に声も出ない。
「それでは、失礼して」
前田は浮き上がっているブラジャーを上へとずらした。
「い、いやぁ〜っ!」
景子が絶叫する。前田はすぐに前へと回って、景子の胸を覗き込んだ。男子生徒、そして女子生徒の視線も一斉に景子の乳房へと注がれた。
「おやおや、これはこれは」
ただでさえ申し訳程度にしか膨らんでいない景子の乳房だ。両腕を吊られて引き延ばされると、本当に平たくなってしまう。乳輪の周囲が少し盛り上がっているだけである。少年の胸板のようにすら見えるが、その分、はっきりと突起した乳首が目立っていた。
「ぺったんこじゃん」
「川村の方がよっぽど大きいな」
「でも、なんか可愛いじゃん」
「乳首は川村より大きいぜ、ふふふ」
取り囲んだ男子生徒たちが口々に残酷な感想を漏らす。そして遠巻きながらも、興味深げに見ていたのは女子生徒たちだ。転任3日目にして、景子は女子生徒の間では「素敵なお姉様」と話題になっていた。そのお姉様が、自分たちよりも貧弱な胸をしていたという事実は、彼女たちを複雑な気持ちにさせた。
「ほぉ、これは可愛らしいオッパイじゃないですか。大きいばかりのオッパイなんてのはね、頭が悪そうでいけませんよ。何事もほどほどというのがよいもんです。ただ、これはちょっと小さすぎるかもしれませんがね」
前田がそうからかうと、生徒たちが一斉に笑った。景子は屈辱に目をつぶり、唇を噛みしめた。
だが、本当の恥辱はこれからだった。前田が景子の前でしゃがみ込み、タイトスカートの裾に手をかける。
「今度は、こちらの方を拝見しないといけませんねぇ、ふふふ......」
その一瞬の前田の隙を狙って、景子は脚を思い切り振り上げた。
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小林電人、書き下ろし官能羞恥小説の決定版!
サイト「羞恥学園新聞」で羞恥とアナルにこだわった小説を連載し、マニアたちから熱い支持を得ている女子高教師の藤井慎治。サイトの熱烈な女性ファンである"ナル"が、作品中で羞恥責めされるキャラ"しのぶ"のモデルである女生徒"忍"と同一人物だった。究極の羞恥奴隷を得た藤井と最上のご主人様を得た忍。そんな二人の初めての羞恥調教プレイが始まった。もはや後戻りのできない二人ながら、いまはただ倒錯した官能のなかへ没入していく......。
第四章 開発されてゆく恥ずかしい窄まり
II 景子 1
夏川景子が体育教師としてこの学園に転任して来て3日が過ぎた。スパルタ教育で名高い進学校だけに、まだ教師としての経験の浅い自分に勤まるかのかと不安もあったが、さすがは名門校だけあって生徒の規律正しさには驚かされた。特に指示しなくとも、生徒たちは自ら勉学に励み、教師に対しての態度もきっちりとしたものだった。それが体罰も辞さないという厳しいスパルタ体制によるものであるという点には、教育者として若干の疑問を持たないでもなかったが、以前勤務していた高校の緩んだ風紀にうんざりしていた景子は、これもまたひとつの正しい教育のあり方ではないかと思うようになっていた。
規則でガチガチに縛り上げているとはいえ、人間味のないガリ弁タイプの生徒ばかりではない。特に男子生徒は、生き生きと勉学に励んでいるように見えた。若く美しい女教師である景子に対して、憧れの眼差しを向けるような可愛いところもあった。
その一方で、女子生徒はいくぶん元気がなく、常に何かに怯えているように見える時もあった。もしかしたらスパルタ教育というものは、男性には合っていても女性には本質的に向かないものなのかもしれないな、などと景子は思った。
とりあえず、まだ転任してきたばかりの景子にとって、この学園の印象は悪いものではなかった。
その日、景子はもう午前中には担当の授業はなかったが、午後の授業の準備をしておこうと職員室から体育館へ向かおうと廊下を歩いていた。2時限目の授業中である。ふらふら教室の外へ出ているような不埒な生徒は、この学園にはひとりもいない。みな熱心に授業を受けている。
1年B組の教室の前を通りかかった時だった。女生徒の悲鳴が聞こえた。
「いやぁ〜っ、お願いっ、先生許してっ!」
あまりにも切迫した悲鳴だった。それが体罰によるものであることは、景子にも想像がついたが、悲鳴があまりにも生々しすぎた。景子は思わず足を止める。少しだけ空いていたドアの隙間から、肌色のものが激しく動いているのが見えた。
「?!」
それが全裸にされた女生徒であることがわかると、景子は思わずドアを開いてその教室に飛び込んだ。
「な、何をしているんですか!」
教室内の全生徒、そして全裸の少女を後ろから羽交い締めにしている教師の前田が振り向いて、突然の乱入者である景子を見た。
「おお、これはこれは夏川先生。どうかなさいましたか?」
そう言って顔を向けた前田の表情は、職員室で景子に見せていた頼りがいのあるベテラン教師のものとは明らかに違っていた。目を血走らせ、よだれを垂らさんばかりに興奮した笑顔を浮かべた前田は、いやらしい中年のオヤジにしか見えなかった。前田は、その欲望を露にした視線で、景子の体全体を舐め回すように見た。
景子は、大学時代はミスコンテストで入賞したことがあったほどの美貌の持ち主だ。ショートカットでボーイッシュに見せているが、顔立ちは整っている。キリっとした切れ長の目、スラリと通った鼻筋。きちんと化粧をすれば、かなりの美女なのだが、本人にその気はあまりない。もちろんミスコンテストなど景子が自ら応募するわけもないが、運営委員である友人に泣きつかれてしまい、仕方なく出場したのだ。水着審査を拒否してしまったためにグランプリを逃したものの、そこまでの得点だけで、3位に入賞したのだった。一説には圧倒的な女性票が入ったと言う話だったが、実際には男性票も多かった。景子は男女共に憧れの的だったのだ。
優勝間違い無しだったのに惜しいと友人たちは口々に言っていたが、大勢の観客の前で水着姿になり、好奇の視線に晒されるなど、生真面目で羞恥心の強い景子に耐えられるはずもなかった。
そんな景子でも、大学時代にはさすがにつきあっていた恋人はいて、処女も捧げていたが、その彼にも決して裸身を見せることはなかった。セックスはいつも照明を全て消して行なっていた。だから恋人ですら、景子の肉体を見たことがなかったのだ。
実は景子には胸が小さいというコンプレックスがあった。幼い頃から柔道や剣道などの武道に励んできた景子は筋肉が発達したせいか、なかなか乳房が成長しなかった。中学生の頃などは、もしかして自分は男なのではと馬鹿なことを思うほど悩んだ。クラスメートの男子に「男女」などとからかわれたこともある。高校に入る頃には、それなりに胸も隆起を見せたが、それでもAカップだ。女らしいことにあまり興味がないように振る舞ってはいるものの、それでもグラマラスで柔らかそうな同性を見ると、思わずため息が出てしまう。
「どうかしたではありませんよ! いくら体罰と言っても、女子生徒を裸にするなんて、許されるはずがないでしょう!」
「おやおや、夏川先生は、まだこの学園に来たばかりでご存じないようですね。女生徒への体罰は、羞恥を感じさせることが一番効果的だということが統計的にも実証されていましてね、この学園では推奨されているんですよ。ほら、こんなふうにね」
前田はそういうと、羽交い締めにしていた女子生徒の両手首を掴むと高く上げた。まだ幼さの残る裸身が一直線に引き延ばされる。年齢の割には豊かな乳房も、生えかけの陰毛に飾られた下半身も、全てが晒された。
「ああ、いやぁ......」
「や、止めなさい!」
景子は前田にとびかかって、女子生徒を奪い取ろうとした。しかしガッチリと女子生徒の手首を掴んだ前田の手は、景子の腕力を持ってしても離すことができなかった。ごく普通の中年男に見える前田だが、実は実践空手の有段者である。生徒に対して圧倒的に優位な立場を保たねばならないこの学園の教師は全員、格闘技の心得があった。
「おや、何をするんですか、夏川先生。授業を妨害する気ですか?」
前田は女子生徒を横に押しやると、今度は目の前の景子の両手首を掴んだ。
「あっ、止めてっ」
「夏川先生は、この学園の方針を批判しようというのですか?」
「そ、そんな体罰が許されるはずがないわ! 狂ってるわ!」
景子は必死に逃げようとするが、前田の腕力は圧倒的であった。こんな中年男の体のどこにこれほどの力が隠されていたのか。前田は景子の両腕を高く掲げた。かろうじてつま先が付くほどの高さに吊られる。さっき女子生徒がとらされたと同じように体を一直線に引き延ばされた。力に覚えのある景子だけに、屈辱もひとしおだった。
「止めてっ。前田先生、止めて下さい!」
「そうは行きませんよ。授業妨害、そして学園批判は重罪です。それは教師であっても許されることではありません」
「ま、まさか!」
景子の背筋が凍る。
「夏川先生にはおしおきが必要ですね」
それまで予想外の展開に息を飲んで見つめていた生徒たちがワーッと歓声をあげる。
女教師のおしおきなど、なかなか見られるものではない。しかも若くて美しい新任教師のおしおきだ。男子生徒たちは期待に胸を、そして股間も膨らませた。
「おしおきは川村と夏川先生と一緒に行なうことにしよう。おい、吊すぞ。準備しろ」
前田は前列の生徒たちに命令した。生徒たちは、素早く行動に移る。前方の机を教室の隅に寄せて大きなスペースを作った。こういう時の男子生徒のチームワークは見事なものだった。
「おい、景子先生のおしおきが見られるなんて夢みたいだな」
「大人の女の裸を見るの、久しぶりだもんな」
「おれ、実は昨日も景子先生でヌイちゃったんだ」
少年たちはこれからおこることへの期待に目を輝かせていた。
「いやっ、離して下さい。こんなのおかしいわっ。私は教師ですよ!」
「教師でも、罪は罪です。この学園は、こうした厳しい制度によって規律が守られているんですからね」
前田は手枷を取り出すと、素早く景子の両腕に巻き付けて固定した。景子の右手と左手は罪人のようにつなげられてしまった。その横では、全裸の女生徒・川村万里子が、前田に命じられた男子生徒によって、同じく手枷をかけられていた。
教室の天井には、いくつかのフックが備えられていた。もちろん、おしおき用に用意されたものである。男子生徒たちは、机の上に乗って、二カ所のフックにそれぞれ長い鎖をひっかけて、その端を前田に渡す。前田はその鎖を景子と万里子の手枷につないだ。
「な、何? 何をしようと言うの?」
前田の合図で男子生徒が二本の鎖を引っ張る。ガラガラと音を立てて鎖が天井へと引き上げられていき、景子と万里子の腕も上へ向けて引っ張られていく。
「あっ、いやっ!」
教室の中央で、景子と万里子は並んで両手吊りにされてしまった。さっき前田の手で吊り上げられた時と同じポーズだ。つま先がかろうじて床につく高さまで引き上げられている。
まっすぐに吊られたこのポーズが前田は好きだった。女体が最も美しく見えるポーズだと思っている。そのため前田による女生徒のおしおきは、いつもこの両手吊りで行なわれた。
両腕を頭の上で揃えて天井から吊られるというポーズを取らされた万里子の乳房は、引き延ばされて平たくなったものの、それでも見事に隆起していた。男なら誰でも思いきり揉んでみたいと思うような魅力的な乳房だ。すでに十分に女性を感じさせる胸とは対照的に、陰毛はまだうっすらとしか生えていない。万里子はその部分を見られないようにと必死に腿をすりあわせている。サディスティックな性癖を持つ男には、たまらなく欲情をかき立てる光景である。
しかし、男子生徒たちの視線は、その横に同じように吊されている景子の体に集中していた。薄いグレーのタイトスカートのスーツを着たままだが、隣に吊されているクラスメートの全裸姿以上に男子生徒たちの興味を惹いているのだ。スーツの前が開き、白いブラウスが露になっている。
「前田先生、こんなバカなことは止めて下さい。今すぐ離して下さいっ」
景子は叫ぶが、もちろん前田は聞く耳を持たない。にやにやと脂ぎった笑顔浮かべながら、引き延ばされた同僚教師の体を品定めするようにじっくりと眺める。
「ふふふ、夏川先生。初めて会った時から、このスーツの下にどんな体を隠しているんだろうって、想像してましたよ。まさか、こんなに早く見せてもらえる日が来るとはね」
「何をしているの! 早く離してっ。教育委員会に訴えますよ! 警察にも言うわっ。こんなこと許されるわけないわ!」
景子がどんなに叫ぼうと、前田は全く意に介さない。舌なめずりをしながら、目の前の獲物をどう料理しようか嬉しそうに考えている。
「どうぞ、御勝手に。おしおきが終わった後に、まだそんな元気があるとしたらね。もっとも、警察も教育委員会も、相手にしてくれるとは思えませんがね。なにしろこの学園は、日本のトップの肝いりで作られていますからね。これが日本が理想とする学校教育のモデルケースなんですよ。ふふふ」
「ま、まさか! そんなバカなことが!」
法治国家である日本で、そんな話がありえるはずもないが、この男が警察や教育委員会の名前を聞いても、たじろがないことはわかった。自由を奪われた景子に、もうなすすべはない。
「さぁ、おしおきをはじめますよ」
前田は景子の背後から手をまわして、スーツ、そしてブラウスのボタンを外していった。
「あっ、やめてっ」
たちまちボタンは全て外され、スーツとブラウスの前が開いた。白いブラジャーが顔を覗かせた。両腕が上に引っ張られているという体勢のため、ブラジャーは少し浮き上がっている。
「ほほう。さすが教育熱心な夏川先生。下着も清純そうな白ですな」
「いや、見ないでっ」
水着審査すら拒否した潔癖性の景子である。下着姿を同僚である教師、そして教え子たちに見られるという恥辱は、たまらなかった。しかし、それは下着を見られるだけで済むはずもないのである。
「これは......、成熟した大人の女性にしては、少々寂しい膨らみですな」
最も気にしている胸のことを指摘されて、景子はカーッと頬を赤らめた。あまりの屈辱に声も出ない。
「それでは、失礼して」
前田は浮き上がっているブラジャーを上へとずらした。
「い、いやぁ〜っ!」
景子が絶叫する。前田はすぐに前へと回って、景子の胸を覗き込んだ。男子生徒、そして女子生徒の視線も一斉に景子の乳房へと注がれた。
「おやおや、これはこれは」
ただでさえ申し訳程度にしか膨らんでいない景子の乳房だ。両腕を吊られて引き延ばされると、本当に平たくなってしまう。乳輪の周囲が少し盛り上がっているだけである。少年の胸板のようにすら見えるが、その分、はっきりと突起した乳首が目立っていた。
「ぺったんこじゃん」
「川村の方がよっぽど大きいな」
「でも、なんか可愛いじゃん」
「乳首は川村より大きいぜ、ふふふ」
取り囲んだ男子生徒たちが口々に残酷な感想を漏らす。そして遠巻きながらも、興味深げに見ていたのは女子生徒たちだ。転任3日目にして、景子は女子生徒の間では「素敵なお姉様」と話題になっていた。そのお姉様が、自分たちよりも貧弱な胸をしていたという事実は、彼女たちを複雑な気持ちにさせた。
「ほぉ、これは可愛らしいオッパイじゃないですか。大きいばかりのオッパイなんてのはね、頭が悪そうでいけませんよ。何事もほどほどというのがよいもんです。ただ、これはちょっと小さすぎるかもしれませんがね」
前田がそうからかうと、生徒たちが一斉に笑った。景子は屈辱に目をつぶり、唇を噛みしめた。
だが、本当の恥辱はこれからだった。前田が景子の前でしゃがみ込み、タイトスカートの裾に手をかける。
「今度は、こちらの方を拝見しないといけませんねぇ、ふふふ......」
その一瞬の前田の隙を狙って、景子は脚を思い切り振り上げた。
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電人blog |
著者=小林電人 長年夢見ていた自分の「理想のSMビデオ」を自主制作したことがきっかけで、AV&SM業界のはじっこに首をつっこむことになった都内在住の40代自営業。ひたすら羞恥責め、アナル責めを好み、70年代永井豪エッチ漫画の世界を愛する。これまでの監督作品として「1年S組 高橋真弓のおしおき」「同2」「穴牝奴〜町内会人妻肛虐倶楽部 」がある。以前、永井漫画をモチーフにした小説をネットに発表したことはあるが、オリジナルは本作が初めて。 |